動かないPC-E550を修理してみた!

ここんところ、ポケコンの棚卸しというか断捨離というか、整理していってる!

前は動いてたけど……と思って確認すると動かなくなってるものがちょこちょこ出てきてる!

全マシンをメンテナンスし続けるのは大変と思いつつも、大切にしてるマシンが動かないのは切ないのでなんとかしたい!

 

PC-E550の修理歴

このPC-E550は、以前BEEP秋葉原でジャンクボックスに入っていたものを手に入れた。

時は2019年4月!(^-^)

手に入れた当初の状態は↓こんな感じ。

写真にはないが、裏の拡張メモリスロットのカバーがついてない状態だった。

汚れ方も酷かったので、これを綺麗にクリーニングしたのがコレ↓

汚れはかなり綺麗になったけど、液晶の黒い液漏れはどうにもならない。

でも動かないはずのジャンク品が何事も無く起動したのは驚いた。

おそらくだけど…拡張スロットのフタをロックしないと起動しないということを知らずにテストしたのかも…と推測。

 

この後、液晶パネルそのものを不動のPC-E500から移植してくるなどして完成度を高めた!

このPC-E550だけは生かさねばならない!みたいな使命感もあったのかも!(^^;;

そして現在がこんな感じ↓

色合いもあって「全く別物やん!」と思うかもしれないが、紛れもなく同じものだ(^^)

これに256KBの増設メモリを載せて、Sepiaというゲームを移植して動かしたりした。

↑の動画ではPC-E500PJを使っているが、テスト自体はPC-E550で行っていた!

 

そして、そんな愛着のあるPC-E550を久しぶりに電源入れてみようと思ったら……

…しーん…

うそ!?電源入らない!!(TT)

ついに…動かなくなってしまった!!(TOT)

ああああ……まだまだやりたい事がたくさんあったのに!

お気に入りマシンが動かなくなると本当に寂しい(T^T)

これはぜひとも直したい!

 

分解〜コンデンサ交換

私は電子回路が分かる人ではないので、コンデンサ交換くらいしか出来ることがない。

でもいーじゃない!それだけでもやってみる!(^-^)

 

PC-E500系を分解するのに難しいところはない。

PC-G850系にある筐体が固くて開ける事自体が難しいとか、Z-1GR系にあるネジの硬さ&スプリング紛失とか、各機種によって分解の注意点があるけど、PC-E500系はそういうのがないので楽ちんだ!(^^)

 

強いて言うのであれば、基板まで外す時にボタン電池のフタを締める時の対となっている小さなナット(液晶側のケースに埋まってる)を無くしやすいという事だろう。

 

ケースをぱかっと開けるとスピーカーの配線が繋がっている。Z-1GR系に比べて余裕のある長さが確保されているけれど、変な力が加わって引きちぎってしまう可能性もあるので、先にはんだを溶かして外してしまおう。

 

PC-E550のコンデンサは、↑の写真で丸をした4つ(丸は3つだけどコンデンサは4つ)ある。

どのコンデンサが何を司っているのかはさっぱり分かっていないけれど、この機会に全交換してしまうのが良さそうだ。

 

ただ…私は過去にPC-1480Uのコンデンサを交換して失敗している。

どんな失敗かというと……

これ!

上がPC-1480U、下がPC-E550なんだけど、おわかりいただけるだろうか??

そう、ケースが締まらなくなっちゃったのだ!(T_T)

これは上の○がついた写真で示した、青い丸コンデンサの直径が問題となっている。

 

手持ちのコンデンサ(秋葉原で購入)の径が5.25mm。別に特段太いワケじゃない。

そしてPC-1480Uに取り付けられていたコンデンサの径は約4mm。

1mmくらいは誤差!と思って取り付けたんだけど、見事にケースが閉まらなくなった(T-T)

さすがはポケットコンピュータ…サイズにはシビアですな(T^T)

 

これ以降、秋葉原に出向くたびに細い径のコンデンサを探していたけれど、どうにも見つからない。細い径のコンデンサは売ってないの??

うーん…と思いつつネットで探したらすぐに見つかった(^^;;

今後の修理も考えて、少し多めに手に入れる事にした!(この袋を何個か分)

よし、これなら大丈夫なはず!!(^o^)

ちなみにこのデジタルノギスは1000円程度で買えるもの。私自身、過去に工業系の仕事経験があるのでノギス自体は問題なく扱えるのだが、そろそろ細かい文字を読み取れないお年頃だ。便利な道具でラクするのは悪い事ではないので、どんどん頼るべきと思ってる!(^^)

 

コンデンサ交換自体は難しい事はないので、さくっと交換!

組み立てて電源を入れてみたところ、無事に起動!ヽ(=´▽`=)ノ

以前から液晶がちらちらする現象が出ていたんだけど、それもすっきり直った!

こんなことなら、もっと早くコンデンサを入手しておけば良かったと後悔(^^;;

 

よし!これであと10年は戦える!(^o^)/

 

おわりに

こんな感じで、問題が出るとそれを対処…という感じでやっているけれど、本当は危うくなった頃には交換した方がいいのかも?

 

同じようにビネガーになりつつあるポケコンもあるので、これらも直していかないとなぁ…。

愛着あるマシンは、これからも自分の手で直していきたい(^-^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ

ブラックライトでホワイトニング!

先日、ゲームボーイ本体のホワイトニングについて写真をツイートしたところ、何名の方から「具体的なやり方を紹介してほしい」とのメッセージを頂いた。

 

大雑把な流れについては以前のブログでも書いてるので参照して欲しいと思いつつも、いくつかの追加情報もあるのでブログにまとめる事にした!

 

先にこちらのブログも目を通してもらえると助かる。

pocketgriffon.hatenablog.com

 

にわかには信じてもらえないのだけど、見事なほど色が変わる。

特に内緒にしておく事でもないので、私の方法ではあるけれども紹介してみる!

 

まずは強く注意喚起

「よーし、おいらもやってみるぜぃ!」と決断する前に、怖い話もしておく。

まず、始める前に「失敗した後の事」を考える必要がある。

 

気をつけていただきたいのは、やってる行為自体は漂白だ。

プラスチックに色を塗りつけているようなモノは色が抜け落ちてしまう。

ホワイトニングに合わないプラスチックをやってしまうと取り返しがつかない。

↑こうなってしまうと、もう元には戻せない。

 

ホワイトニングできそうなプラスチックであっても、まだらになる場合もある。

↑これだけハデにまだらになってしまうと修正は簡単ではない。

 

Twitterでは成功した例の写真だけを載せているけれど、その裏には山のような失敗があることを知るべきだろう。

最悪は大切にしていたものがダメになってしまう覚悟が先に必要だ。

撃ってよいのは撃たれまくる覚悟があるものだけ、という事だ!(T-T)

 

準備

まずはホワイトニングに必要なモノを揃える。

 

ホワイトニングするモノ

何はともあれ、ホワイトニングする対象となるものが必要だ。

それを分解して金属部品などを全て外す。

↑これはホワイトニングが終わった後の状態だけど、こんな感じに部品という部品はすべて外してある。

特に電池の端子をそのままにしておくと、あっという間に錆びて周りに色が付着して最悪な状態になる…。

 

容器

ホワイトニングの対象となるものが決まったら、それが綺麗に収まる容器が必要だ。

対象と比べて、そんなにサイズ差がないものの方が良い気がする。

そうしないと準備する溶液が大量になってしまう。

初代ゲームボーイの場合は、2リットルのペットボトルがジャストフィットだった!

これに気がついたからこそやってみようと思ったと言っても過言ではないw

 

過酸化水素

ホワイトニング(漂白)に使う溶液で、私はスーパーなどで手に入りやすいワイドハイターEXパワーを愛用している。

とても量を使うので、私は業務用の4Lボトルを手に入れてある。

だってペットボトルの容器を使っても1Lは使うよ?

水で割って使う人もいるけれど、私は原液もまま漬けちゃってる。

どのやり方が正解なのかは不明。

洗濯の時でも水60Lに対してワイドハイター40mlとか書いてあるので、おそらく薄めるのが正解な気もする…。

 

ブラックライト

特別なものでもなく、Amazonでふつーに売られているものを使っている。

 

2巻で1780円(税込)と、思ったよりも安いかも知れない。

 

ブラックライトは取り扱い注意だ!

ぜひ「ブラックライト 注意点」で検索した結果を読んだ上で試してほしい。

このブログを読んでブラックライトを使ってみたら視力が落ちてしまった…と言われても、私は責任取れない(TT)

照明に使えると紹介されてるくらいだから、滅多なことはない…と思いたいが…汗

 

アルミホイル

台所で大活躍してる、アレだw

試してみた感じでは、表面の反射が強い方が良い気がする。100均で手に入れたものは反射が弱くて、ホワイトニングに時間がかかっている気がする。

ここは時間短縮を目指して、少し高めのキラキラしたアルミホイルを使おう!

 

アンペアの高いUSB端子

とても重要なのがコレ!

出力の弱いUSB端子を使っていたら、いつまで経っても効果が現れなかった!

あれれ…と思い、出力の強い端子につなげ直したら一気にホワイトニングが進んだ。

繋げてから1時間くらいたったら容器に触ってみて、暖かくなってなかったら要注意だ!

 

ホワイトニングしてみる

この後は、以前のブログに書いたとおりだ。

容器(ペットボトル)に、ライトが内側を向くようにぐるぐる巻にしていく。

中にホワイトニングするモノを入れて、中をワイドハイターEXパワーで満たす。

ちゃんと全部が浸かるように溶液を入れるのが大事だ!

そうしないと外に出てる部分は色が変化しない(^^;

そして全体をアルミホイルで覆う。

これは…なんとなくだけど、中で光が反射して全体的に均一に光が当たるのでは?という淡い期待からだ(^^;; 実際に効果があるのかどうかは不明。

おまじないみたいなモンだ(T-T)

 

ここから長い時間の放置が始まる。

漬けておく時間だけど、長ければ長いほど効果がある…という印象がある。

最低でも48時間、今回のゲームボーイの場合は合計150時間近く漬けたと思う。

 

途中で何度か上のアルミホイルを開けて、プラスチックの場所を入れ替えたりした。直接指を突っ込むわけには行かないので、割り箸を利用して位置を変えた。容器をワシっと掴んで揺すったりもしていた(^^;; 

光の当たり方をちょこちょこ変えて、まだらにならない努力はそれなりにしていたが、どのくらい効果があるのかは不明だ(TT)

 

おわりに

今回は、私がやっているホワイトニングについて説明してみた。

このやり方は部品が小さい場合には有効だと思うが、デスクトップの天板などは同じ方法では難しいだろう。そもそも容器と溶液の準備が大変!

 

へー、こういうやり方もあるのね!

…くらいの受け取り方で、独自に工夫してやってもらうのが良いと思う(^^)

そしてもっと良い方法が分かったら教えて欲しい(TOT)

失敗は怖いけど失敗の先にはきっと代えがたい満足感があるよー!

 

ではまた次回!(^-^)ノ

ワンダースワンカラーを蘇らせた!

なんとなく蘇らせたシリーズ第2弾!

多分これで最後ですww

そんな続かない(T-T)

 

今回のお題はワンダースワンカラー

最終的にはこんな感じになった(^0^)

 

ワンダースワン

ワンダースワンは、発売当日に買った覚えがある!

今も初代機が手元に残ってるはずなんだけど、発掘されていない…ピンクだったような気がするんだけどなー…。しばらくグンペイ専用機として君臨してた(^^;;

 

あとコンシューマゲーム機としては珍しく、開発用キットも発売されていた。これも手に入れてあれこれ遊んだなー(^^) 今はケーブルがどこか行方不明になっちゃってるけど、昨年見た覚えがあるので、きっと家のどこかにあるw

 

箱に入ったままの新品も含めると、どうやら我が家には5台以上のワンダースワンがあるらしい(^^)

液晶の偏光板交換もやったことあるけど、ワンダースワンは比較的簡単。

 

ワンダースワンカラー(WSC)

これはリアルタイムでは購入していなくて、ここ2〜3年でハードオフで手に入れた。

電源が入らないというジャンク品だったけど、電源ボタンの裏にアルミホイルを置くことで電源入るようになった!(^-^)

でも遊ぶゲームが無かったので、動いた満足感で終了…って感じだった。

 

それが…1年以上前の話だけど、家電のケンちゃんでワンダースワンカラーの交換用液晶が発売された!乗らなければ!このビッグウェーブに!!

届いた日付を見ると2021年2月23日!

そして…届いて以降、1年以上も放置していた(T-T)

 

違うの!!理由があるの!!(T_T)

実は手持ちのWSCのシェルの色があんまり気に入って無くて…。この筐体のままIPS液晶に交換するのはちょっと避けたかったのだ。

きれいなシェルのままのWSCを手に入れてから交換しよう…と心に決めて1年(^^;;

 

別件でAliExpressを見ていた時、なにげにWSCの交換用シェルがあるのが目に入った。

交換用なんてのがあるんだ…と初めて知った。

これだ!!!!とピーンと来て、さっそく注文した。

それで届いたのがつい先日だったのだ(^-^)

 

タクトスイッチ

WSCの電源がはいらなーい!ってTwitterでつぶやいたところ、じゅんたろう氏(@GameboyJuntaro)から「タクトスイッチにしてみては」とアドバイスをいただいた!

 

…タクトスイッチってなに??(ToT)

こちとらハードに関してはこのレベルですよ、ええ(T^T)

www.youtube.com

YouTubeの動画を見て、なるほどこういう方法もあるのか!と目からウロコ(^^)

はんだづけも難しくなさそうだし、これはIPS液晶に交換する前にチャレンジするか!

 

そう思ってタクトスイッチを手に入れたのですが……なんですか、このサイズは(T-T)

ROGANが進んだ身としては、箸の先端よりも小さいものは扱えません!(T^T)

はんだ付けは難易度高くないけど、サイズ的に厳しい!

この部分にはんだづけかぁ…むぅ…

カプトンテープで絶縁しつつ、タクトスイッチをはんだづけ。

うーん、やっぱり綺麗には出来ないね(T-T)

機能すればいいか…と割り切って、テスターでテスト…も小さすぎてうまく出来ない(泣

ぶっつけ本番で動かしてみたところ、ちゃんと動いた上にとても具合が良い!!

 

本来のWSはふにゃって感じの感触で電源が入るんだけど、タクトスイッチを装着するとカチッっと電源が入る。ものすごく電源入れた!感があって良いよコレは!(^^)

 

安定して電源ON/OFF出来るようになったので、よーしこれは液晶交換するかー!(^o^)

 

作業開始だけど写真がない

今回やるのは以下の3つ(もう1つは終わってる)

 電源・スタート・サウンドのスイッチをタクトスイッチ化

 IPS液晶に交換

 シェルを交換

 

同時に複数のことをやるのは得意じゃないけど、今回ばかりはシェル交換と液晶交換を同時進行で行わないといけない…。ちょっと整理しながらやらないとだね(^^;

 

今回、実はブログに書く気がまったくなかったので、写真を撮っていなかった!

なぜかと言えば、もう1年以上も前に流行ったことだし、YouTubeなどネットで探せば山のように出てくるだろうから、情報としてもいらないか…と思ったのだった(^^;;

 

唯一撮ったのがこの写真。

液晶の位置を決める時に撮った写真だ(^^;;

その次はもう起動テストしてる写真(^-^;

結局、オリジナルのWSCで利用したのはメイン基板だけだ。それ以外のボタンや電池ボックスなども含めて、全て新品のシェルに交換となった。これを蘇らせた…と言って良いのかは大きな疑問だけど、あんまり気にしないで(^^;;

 

ちなみにシェルは透明なものにした。

おそらくオリジナルにも無い無色スケルトンだと思うので、とても珍しい気がする(^^)

最近はなんとなくスケルトンがお気に入り!

上からmakeblock、Powkiddy A66、RaspberryPi4(液晶付きケース)。

どれも透っけ透けの丸見えだ!(^-^;;

 

おわりに

ほとんどの部品を交換するという暴挙に出たけど、レトロゲーム機が動く状態で手元にあるというのは本当に喜ばしい!

ワンダースワンカラーがあれば初代のゲームも動くので、これは永久保存かな(^^)

今遊んでもグンペイは楽しいよ!

ではまた次回!(^-^)ノ

初代ゲームボーイを蘇らせた!

今回は、左が右になったお話!(^-^)

 

山梨県にあるハードオフのショーケースに置かれていたゲームボーイ

まっくろくろすけがどうなのかを確かめたかったわけではないけど、本体の電源が入るという事は、もしかして修理出来るんじゃないだろうか…と思ってしまった!

見た時は気にしていなかったんだけど、夜になってじわじわ来た!(^^;

 

翌日もまだ山梨に居たので、思い切ってお買い上げしてみる事にした!

久しぶりの修理ブログ!(^^)

 

まずは現状

勢いで手に入れてしまったものの、よくよく考えてみれば「電源入る」「画面真っ黒」くらいしか情報がない。

まっくろくろすけはとりあえず置いておこう(^^;;

 

本体の状態はこんな感じ。

表面は汚れていて黄色く変色しちゃってる。初代ゲームボーイでありがちの変色だよね…。

裏面はそれなりにキレイではあるけど、やっぱり全体的に色が違う。

電池ボックスのフタは外しているだけで、ちゃんとある(^^;;

幸い、電池ボックスの中もきれいなままだった!

 

あと、液晶周りのカバーがない。これも本来はシールで貼り付けてあり、経年劣化で外れてしまう事が多いようだ。中古品でカバーが無い本体多いよね…(T-T)

 

画面が真っ黒というのはどういう状態なんだろう??

カセットを入れて電源を入れてみる!

あ……あれ??画面ちゃんと点くよ??

しかもゲームも動いてる。

もしかして、コントラストを最大にしてテストしてたりして??(^^;;

キーもちゃんと入るので、ゲームで遊ぶ事も可能だ!

なんだ、このゲームボーイ動作品だ!(^-^)

 

外見をキレイにするのと液晶のライン抜けを直すだけで良さそう!

そうと決まればレッツ分解!(^^)

 

うん…中身の基板も結構きれい!

コンデンサも問題なさそうに見える。

これなら、ほこりを落とすだけで良さそうだね!(^^)

 

うーん、やっぱり外見は黄色い。

キーも汚れているので、これはキレイに掃除しよう。

モノによっては新品に交換しても良いかも???

 

カバーをホワイトニングする!

さて、やはり初代ゲームボーイと言えばグレーっぽい色のカバー。

↑これはGPi CASEと、もう1台所有している初代ゲームボーイ

ゲームボーイは、BATTERYランプの上が剥がれたようになってるんだけど、なぜこんな(プラスチック面の)裏側が剥がれるのかが不思議(^^;;

この2台の色が、本来の色に近いんだろう。

 

プラスチックをホワイトニングする方法は、ネットで検索したらたくさん出てくる。

私も独自の方法でやってるわけではなく、見よう見まねだ!(^^)

やる方法は簡単、溶液に浸して紫外線を浴びさせるだけ(^-^)

 

まず使うのはコレ!

ちまちま買うのが面倒だったので、業務用のでっかいボトルを買った!

容量は4.5リットルで価格は2000円しなかったと思う。

 

ワイドハイターが良い…というか、ワイドハイターの成分である過酸化水素水が効くらしい。手軽に手に入れられるのがワイドハイター、またはオキシドールというヤツだ。

 

海外の情報などを見てると12%の濃度の過酸化水素水を原液で使ってたりするみたいだが、残念ながら我らのワイドハイターEXパワーは3〜5%の濃度しか無い。

濃度が足りない分は時間を増やしてカバーするしか無い!(^^)

 

まずはワイドハイターEXパワーと水を1:1の割合で薄めたものを作り、容器に張りつつゲームボーイのケースを入れて天日干しする。

 

夏場の日差しだと10分もすればだいぶ白くなるらしいんだけど、この日はあいにくの春の日差し。しかもその後の予定があったため2時間くらいで引き上げとなった。

 

う〜ん……イマイチ(T-T)

というか、どっか変わった??くらいの変化。

やっぱり日差しが弱いのかな…!

 

別の日に、今度はサランラップにくるんだ状態で天日干し。

中はワイドハイターEXパワーと水を1:1で薄めた溶液。

この方法は、過去に何度かやってみているが、色がまだらになりやすい(T-T) サランラップのシワなどが関係しているんだと思われるけど、もう少し広範囲にまだらになるので法則性が分かってない。分かってないけどちょっと危ない。

結構色が変わってきた!(^-^)

乾かしてみると……やっぱりまだ色が黄色い。しかも恐怖のまだら発生(TT)

うーん、やっぱり溶液に浸したほうがいいのかなぁ…。

 

よーし!!今回は!!

サイズも小さいし、前に一度やって玉砕した方法をもう一度試してみる!!

 

↑こいつを手に入れた!↑

これは何かというと……

USBに繋げるとぺかー!

そう、これは紫外線LED!通称ブラックライトというヤツ!

これを利用してホワイトニングしてみる!(^^)

実は過去にやってるんだけど、思ったよりもうまくいかなかったのだ。

紫外線ブラックライトでホワイトニングに挑戦! - レトロパソコンであそぼう!

紫外線ブラックライトでホワイトニングに挑戦! その2 - レトロパソコンであそぼう!

ブラックライトは取り扱い注意なので、もしもチャレンジしようと思う人がいたら、まずは注意事項を検索して良く読み、必ず自己責任でお願いしたい。

 

さて、今回は容器を変更して再挑戦だ!

ペットボトルの上側を加工してクチを大きくして、周りに紫外線LEDを巻きつけて…

アルミホイルでくるんでやれば、ブラックライトな密室が出来上がる!

アルミホイルで包んだのは、ライトが反射して各方向から光が当たるのではないか…という勝手に想像から(^^;;

 

この中に、ワイドハイターEXパワーの原液(つまり水で薄めない)を入れ、中にゲームボーイのケースをとぽんと入れる!

ちゃんとケースの全体が浸かるほどワイドハイターを入れるんだよ!(^^)

 

そして上をアルミホイルでフタすれば……

怪しげなタワーの出来上がりww

裏から伸びたUSBから、常時電源を入れた状態となっている。

ちなみにかなり熱を持つ。

溶液に指を入れると「あちち!」となるくらい。

火を吹くわけではないが、目は離さない方が吉だ!

 

このまま24時間放置!

!!!かなり白くなった!!

裏側はまだらというか何か剥げた感じにもなってきたので、ここで終了にした。

表側はもう24時間入れておいてみる。

これ↑が約48時間入れておいたモノ。

だいーぶ白くなった!もう1台のゲームボーイと比較してみる。

下手すると、今回ホワイトニングした方が色が白いんじゃないだろーか…(^^;;

よし!これでホワイトニングは終了とする!

やった!

以前はうまくいかなかった紫外線を使ったホワイトニングが出来たよ!!(^^)

これは今後のホワイトニングにも影響を及ぼしそうな予感!

 

液晶のライン抜けを直す!

次はライン抜けしちゃってる液晶を修理してみる。

 

初代ゲームボーイの宿命なのか、画面の左右がライン抜けしてしまう筐体がとても多い。

ゲームボーイカラーからは直っているので、初期型あるあるの不具合なんだろう。

ポケコンでもPC-G850Vが良くライン抜けする。

このライン抜け、比較的簡単に直すことが出来る(^-^)

 

写真を撮りながら作業したかったけど、両手が埋まってしまうのでうまく出来なかった…。

途中の静止画が数枚で申し訳ない。

液晶の下部分にゴムが一直線にあり、その下あたりを熱したはんだごてで軽くなでてみる。

最初はアルミホイルごし(PC-G850Vの修理の時にいつも使ってる)になぞっていたけど、どうにも効果が薄いので、はんだごての温度を270度まで下げ、直接なぞってみた。

 

PC-G850Vのときはとても簡単に修理出来たライン抜けが、ゲームボーイでは一筋縄ではいかない(T^T)  2本治ると1本消え、1本消えると別の1本が消え…という感じで、かなり繊細な感じになってしまった。

始めてから5分くらいでようやく残り1本。

ようやく全てのライン抜けが直った!

 

でもなんだか不安定だったので、この状態でしばらく待ってみると、またしても1本消え…なんて感じでなかなか安定しない。何度も何度も根気よく直していった結果、ようやく安定して全ラインが点灯するようになった!(^^)

 

組み立て

よし、これでキレイに直る見込みがたった!

元通りに組み立ててみよう!

ピンボケで申し訳ないが……液晶周りがしっくりこないなー(TT)

やっぱり液晶周りのシール?カバーは必要だ!

そう思って調べてみると…なーんと!あるんですね!

おそらく純正品ではないんだろうけど、全く同じものが売られていた!

これを貼り付ければ……

すげー!!!

すごくすっきりした!(^-^)

こういう保守部品はいくつあっても嬉しいかも…。

十字ボタンとSELECT、STARTのゴムも新品と交換した。

 

いくつかのゲームを起動してみたけど、液晶のライン抜けもなくキレイに表示されてる。
サウンドもバッチリだ!

 

終わりに

今回はたまたま見つけたゲームボーイが気になって、衝動的に修理してみたけれど、ここまで上手に直るとは思ってもいなかった。

そもそも…

これとコレが同じゲームボーイだって信じてもらえるんだろうか?(^^;;

直すのには、ホワイトニングなどを入れると3日くらい掛かってるんだけど、自分のペースでゆったり出来たので楽しみながら出来た。

 

これは満足度高いぞ!!(^-^)

うまく直せたら手放そうかな…と思っていたが、これは一生残す!(^-^;;

こういうコレクションが増やせていくのが楽しいよね!

 

ではまた次回!(^-^)ノ

PICO-8で遊んでみる!その2

先日からPICO-8で遊んでいる!


世界中のユーザーが作ったゲームで遊ぶのも楽しいけれど、PICO-8の魅力はなんといっても「なんとなく自分でも作れるカモ?」と感じさせる規模感があると思う。

 

128x128ドット16色の画面構成、スプライト128枚、重ね合わせ出来るBGとメモリマッピングされたVRAMなどに加えて、このスペックを駆動しても有り余るCPUパワー!

8bitマシンが大好きな人にはホントたまらない構成だと思う。

まぁCPUパワーは使うマシンによって変わるけれど!(^^;;

 

ちょっとムリな画面描き換えをしても平然と動いてしまうのが楽しすぎる!

編集環境を改善!

前回のブログで「Emacsで編集できるのが便利すぎる!」と書いた。

これはこれで便利なのだが…慣れないLua言語を扱うのにはもう少しだけ工夫をしたい。

作っている過程であれこれ試そうとすると、いくつかの便利な機能が欲しくなる。

 

 コメントに日本語を使いたい

 条件によってプログラムを変えたい

 マクロを使いたい

 

これらを整えるために、ツールも含めて環境を整備してみる事にした!

 

まずソースコードは書きやすいフォーマットで、かつコメントはふんだんに書いておきたい。

EmacsLuaメジャーモードで編集すればフォーマットは任せておける。

もう少しLuaに慣れたらコメント少なめでも良いかなーと思うけれど、慣れてない状態でコメントがないとどーにもならない(^^;;

 

これをcpp(プリプロセッサ)に通し、PICO-8の都合の良い形式に変換する。

こんな感じのテキストになるので、PICO-8本体で見た時にはコメントが一切無い。

なんかの都合でソースを公開する事があったら、元ファイルも同時に出さないと、解析がほぼ出来ない事になっちゃうね…汗

 

この変換作業で、PICO-8上で編集したドット絵やマップ、サウンドとマージしている。

PICO-8に読み込むとこんな感じ。

インデントもコメントもない殺風景なソースだ!(^^;;

 

流れ的にはMacEmacsで編集→コマンドラインでmake→PICO-8上でLOAD、RUN。

makeする手順が増えたけれど、自分が書くソースが自由になるメリットは計り知れない!

 

動くものを作ってみる!

PICO-8の開発環境にも慣れたいし、Lua言語も思い出したい。

簡単なゲームっぽいプログラムを作ってみようと思った。

過去に何度か作っているゲームを作ることにした!

多分、途中までww

 

1980年代にハドソンソフトから発売していたキャノンボールというゲームを作ってみる。

www.youtube.com

YouTubeのリンクを貼っておくので、画面イメージとかルールとか参考にしてください。

 

まずは画面に丸を描いてみる。

丸形のグラフィック(スプライト)を用意しようとも思ったが、プログラマさんなら分かってくれると思うけど、私はきれいな丸をドットで描けない(^^;;;

 

PICO-8にCIRCFILLという中塗りの円を描く命令がある。これを使って描画したら、遅すぎてゲームにならないかな??…うむむ、速度はどうだろう??と思ってやってみたら、とても速くて十分使える事が分かった!

色を黄色にして、複数のボールを表示してみる。

 

プレイヤーはスプライトで表示しつつ、アニメーションも入れる。

こんな感じにちょっとずつ作ってみる。

特にLuaでどう書くのが効率が良いのか…がさっぱり分からないので、手探り状態が続く…。

純粋にLua言語として覚えた方が良いのは分かるけど、とりあえず動かしてみたい気持ちが強くて、効率よりは動かす事優先だ(^^;;

 

キャラクタはYouTubeの動画を参考してドットを打った!

多分、このゲームを作る流れで、一番時間がかかった作業かも知れない!(T-T)

 

ここまで作ったところで飽きてしまった…汗

というか、この先はシーケンスを組み上げる事が大半で、新しい事を覚える必要がなさそうなのだ。とりあえず実験する事は出来ただろう…と自己解釈して、ここで終わり(^^;;

 

PICO-8を使ってみて

実際にPICO-8でプログラムを組んでみて思ったが、Mac上で動かしている分にはCPUパワー足りないと感じる事が一度も無かった。

 

表示(_drawファンクション)は全画面クリアしてから描き直してるのだが、まだまだ速度は足りてる感じ。Macを基準で動かしてしまうと、Miyoo miniで動かしたらどーなるのか…とか思うけど、そこは動かすの優先で後回しにしてる(^^;;

 

少し気にしていたプログラムサイズの制限(8192ワード)だけど、この中途半端なプログラムで148行、854/8192と余裕ありまくりだ!

 

さて、PICO-8にも少し慣れてきたので、もう1つだけ何か作ってみようと思う!

それはMacでもMiyoo miniでも動かしてみたいと思う!

うまくいくかなー(^^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ

 

PICO-8で遊んでみる!その1

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PICO-8……

何度となく名前は見たことあったけれど、それが何なのかは良く分かってなかった。

なんとなく「レトロな画面で動くレトロな環境」くらいのイメージ??

今まではあんまり調べようと思ってなかったのもあったけど!(^^;

 

そんな時、流れてきたツイートに目を奪われた。

え…これ、すごくない???

PICO-8ってこんなのが動いちゃうんだ!

そうと分かったら興味津々!

ぜひ手元で動くようにしてみたいと思った!(^-^)

 

まずは動かしてみる

そういえばFunkey Sであれこれ動かそうと調べていた時に、PICO-8らしき文字を見た覚えがあったと思い出す → もう一度調べてみる事に。

List of third-party OPK applications - The FunKey Wiki

あったあった、これこれ!

PICO-8のエミュレータでその名もFAKE 08…。

……その名前でいいの??(T-T)

 

このFunkey SのFAKE 08で、PICO-8の事を初めて見る私。

…困ったことに…言葉(PICO-8特有の言葉)がさっぱり分からない!(TOT)

CARTSってなに?(T^T)

一番最初に物事を覚えようとすると大変だよね…。そのうち、こういうのが覚えられなくて何も出来なくなっていくのかな…(寂

ともかく、何かプログラムを動かしてみよう!

 

PICO-8の公式ページに移動してみる。

www.lexaloffle.com

ここの右側にある「MORE CARTS」をクリックして、なにか適当なゲームを選ぶ。

f:id:PocketGriffon:20220417081709j:plain

試しにこのゲームを選択!

これはあのゲームですな、懐かしい!(^-^)

 

f:id:PocketGriffon:20220417081822j:plain

この画像のここにあるCartをクリック。

 

f:id:PocketGriffon:20220417081847j:plain

表示される画像をファイルとしてダウンロードする。

これでプログラムやキャラクタデータ等も含めてダウンロードされる!

これは賢い!!(^-^)

PNGファイルをコピーすれば、プログラムもデータもサムネイル!も、まるっとコピー出来るのはとても便利だ。

 

気になったのでPNGファイルのバイナリを覗いてみたけれど、多分IDATチャンク(イメージデータ)の中にプログラムやデータも含まれているんだろう…と思うけど、細かく解析出来てない(^^;;

 

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紆余曲折ありまくったけど、Funkey SでなんとかFAKE 08を動かす事が出来た!

このサイズで動くと、PICO-8画面のドット数(128x128)が気にならないのがすごい(^^;;

これは楽しいぞ、PICO-8!

 

PICO-8は有料ソフト

PICO-8についてもう少し詳しく調べてみると、どうやらPICO-8本体は有料のソフトウェアらしい。そうか、動かすだけなら互換ソフトを使う事が出来るけれど、プログラムを作ったりするには正規品が必要って事か(^-^)

 

そしてLua言語を使ってプログラムしていくという。

うむむ…Lua…いろいろと思い出が蘇るw

 

今から15年ほど前、海外のプロジェクトに協力する事があった。実際にその国へ出向き、1年弱ほど仕事をしていた。

言葉も文化も理解できないけど、プログラムだったら世界共通じゃん!大丈夫だよ…とか思ったが、ソースに書かれたコメントもそっちの文字で…しまったコレは盲点!!(^^;;

Emacsが多国語言語対応でマジで救われたw

 

で、そこの環境で使われていたのがC/C++/Luaだった。私はシステム担当だったのでLua自体はほぼ覚えなかったが、ソースの大枠は見ていたので、今回もなんとかなるでしょ!

 

イマドキ風の開発?

PICO-8を起動すると良い感じの画面が出てくる!

初期はフルスクリーンで起動するので、でっかい画面に荒いドット画面が…(^^;;

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私的にはこの粗さがタマラン画面なのですが、他の人から見たらどうなんだろう?(^^;;

 

ここでESCキーを押すとテキストエディタが起動する。

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ホントだったらこの画面でプログラムを書いていくのだけど……生産性の面でこれは厳しいかも??慣れたら十分行けるのかも知れないけど!(^^;

なんとかしてMacで編集→PICO-8に取り込むことは出来ないだろうか?(T^T)

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編集画面で全選択→コピー、Emacsでペーストすることが出来た!

おお、これならばEmacs編集が出来るね!(^-^)

 

何度か運用してみたけど、意外にEmacs←→PICO-8のやりとりが面倒くさい。

もう少し良い方法がないかな…と思い調べてみたら、FOLDER というコマンドがあった。

試してみると、ふつーにフォルダが開く。

場所を見てみると、Macの場合は$HOME/Library/Application Support/pico-8/cartsだった。

この場所にテキスト形式としてセーブされるようだ!

このファイルを直接編集→PICO-8でLOADすれば良い事が分かった!

こっちの方が便利だ!!(^-^)

 

しかもグラフィックデータも含めてテキストになっているので、簡単な画像編集だったらEmacsで行えるのも便利!

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↑なんとなく画面下の方にうさぎがいるのが見えるだろうか(^^)

 

よし、なんとなくプログラミングする準備が整った気がする!

 

この先はLua言語の話になっていくと大変なのでどどーと割愛すると思うけど、大雑把に遊んだこととか書いてこうと思う!(^^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ

Miyoo miniにFM-7を移植してみた!

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Miyoo miniを手に入れたので、その上で動くプログラムを作ってみた!

何度も利用しているけれども、今回もFM-7エミュレータを移植してみたよ(^-^)

単に表示されるだけなので、コレを動いたと言って良いのかどうか……(-_-;;

 

何も分からない手探り状態から始めたので、動かすまでにはだいーぶ苦労した(T-T)

 

Wi-Fi無し、有線LAN無し、ssh出来ない…と分かった時、さてどうしようか…と(^^;;

たとえネットワークが繋がったとしてもキーボードもマウスもタッチパネルも無いのだ…。

そういう用途のマシンじゃないから!がというのが答えだろうけど!(^-^;

 

動いてる感じを見つつ、Miyoo miniの構造を想像して、なんとかビルドしたプログラムを動かせるところまでこぎつけられた!

今のところ、私の理解としては以下な感じにまとまった。

 

Linux環境は32bit

SDL1を使用

スクリーンの座標0,0は右下

 

 

Linux環境は32bit

最近、Linuxを使おうとするとデフォルトの環境が64bitな事がある。

RaspberryPiを使う時も64bitがふつーに使えるようになってるし、特に32bitにこだわりがなければ64bitを選択する人が多いだろう。

私も多くのLinux環境は64bitで構築していた。

RaspberryPi4、Pi400、DevTerm、reTerminalなど。

 

Miyoo miniで動くバイナリを作るために(ある程度パワフルな)32bit環境が欲しかった。

しかし手元にあるのはポメラとBanana Pi。Banana Piのパワーがあれば問題なく作れるだろうな…と思ったけれど、今後のことも考えて新規に構築する事にした!

 

余ってたRaspberryPi3を使い、コンパクトな環境を用意!

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この写真を撮りながら思ったが、Raspberry Pi400のSDカードを取り替えて32bitにしたら良かったんじゃないの?って思った!(T-T)

MacのParalelles Desktop上でもいいじゃんとも…orz

…思うところはたくさんあったが!(T^T)

とにかく物理的な32bit環境を準備した!(^^;;

 

SDL1を使用

これが今回一番ハマってしまった!

Miyoo miniのSDカード内(${SD}/miyoo/lib)に動的ライブラリが格納されているんだけど、そこにはSDL1しかなく…。

SDL2はおそらく本体内部に入ってるのかな…とか楽観的に考えていた…。

そしたらホントにSDL1しか無いようだ!(^^;;

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試しにSDL2をSDカード内に入れて、SDL2用のプログラムが動かないか実験してみたが、芋づる式に必要なライブラリが出てきてしまい、うまく解決が出来なかった。すべてstaticなライブラリで動かそうとしても(なぜか…これはホントに何故か…)うまくいかない。

うーん……

 

仕方ないので、SDL2用に書かれたプログラムを、SDL1で動くように修正変更した!!

え?そんな手間が掛かる事までする??と思われそうだが、どーしてもどーしても!自分で書いたプログラムをMiyoo miniで動かしてみたかったのだ(^^;;

 

スクリーンの原点座標は右下

無事にSDL1に対応し、Miyoo mini本体で動かしてみて気がついたのだが、スクリーン座標の0,0が左上ではなく右下になっていた。

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確かSDL2では画面の反転回転が出来た気がするけど、SDL1ではどうやってやるんだ??

調べてみたが良く分からなかったので、プログラムで反転させてしまった!(^^;;

ザッツ力技!

エレガントな解決じゃないなぁ…orz

 

実作業

今回は以下のような手順で作業を進めてみた。

 

まずはMac上で動いていたSDL2対応のFM-7をオリジナルとした。

 

これをSDL1対応に修正

私はSDL1を使ったことがなかったので、チュートリアルのようなサンプルから見始める流れになった(^^; うーん、やっぱり後発のSDL2の方が機能的にまとまってるのね!それを知れただけでも今回は収穫だったかも!!

 

Mac上のSDL1で問題なく動くようになったソースコードを、RaspberryPi3のX-Windowで動かしてみるMakefileの書き方(特にincludeパスなど)に違いはあったけれど、本体プログラムに影響は及ばず。無変更でそのまま動いた!

SDLを使うおかげで、MacLinux(というかUNIX+X-Window)の親和性はとても高い…と今回も感じたね(^-^)

 

RaspberryPi3でビルドして出来た実行バイナリをMiyoo miniのSDへコピーし、Miyoo mini本体から起動

この作業を何度やったことか!(TOT)

動作に問題がある(プロセスが終了する)と何事もなくMiyoo miniのメニューに戻ってしまうため、内部で何が起きて落ちているのかがはっきりしない。

 

さいわい、launch.sh に 「./fm7 >& log.txt」などと書いておけば、動作時のログを残せたので、それを見ながら修正を加えていった。

むしろ何度も何度もSDカードを抜き差しするので、カードスロットは大丈夫かな…と心配になったぞ!(^^;;

 

書いてしまえば数行で済む作業だけど、作業自体の手探り感は半端なかった(T^T)

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おわりに

とりあえずMiyoo miniで何かを動かしてみよう!と思った目的は達成できた!

Funkey Sではほとんど何も出来ずにいたので、自分なりの進展があった気がする!

pocketgriffon.hatenablog.com

 

そういえば先日、ゲームカートリッジのイメージを吸い出せる機材を手に入れた!

普段からあまりゲームをする人ではないのだけど、エミュレータを作りたいと思うマシンはいくつかあるので、そのために…という感じだ!(^-^)

 

吸い出したイメージを利用して、Miyoo miniで動かすという事は是非やってみたい!

 

FM-7開発中、Miyoo miniは一度も充電しなかった。

フル充電状態で開発を始め、終了するまでに4〜5時間くらいはあったと思うけれど、その間何度も電源を入れては動作確認をしていた。

開発終わって充電をしてみたけど、ほとんど満充電状態だった…。

小さな筐体だけど電池は持ちそうだね!(^^)

 

Onion OSやTakiiiiiiii環境でも動かせるのかなぁ…。

フォルダ構成が同じ、または似ていれば動かせる気はするけれども!

どっちかまたは両方を近いうちに試してみたい(^^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ