IBM ChipCard VW-200起動実験!

簡単にX(Twitter)で書けばいいや…と思ったけれど、書くことを想像していたら注意事項がたくさんあったので、ブログ化しといた方がいいか…となった(^^;;

 

念のため先に書いておきたい!(ToT)

ちゃんとした電気的な理論に基づいて実験してるわけではないので、ハード屋さんから見たら「ふざけんな!トンデモない事やってるぞ!」的な行為な可能性が高いです。

同じことをしてみたら大切なVW-200が壊れてしまった…となっても私は責任を負えない(T-T)

あくまでも自己責任で試してください!(T^T)

 

実験する前に…まずは(可能だったら)VW-200の電源が入るのかを確認してみて!

これにはPCMCIA Type2のスロットがあるPCが必要だ!

しかも、各種ドライバが正しく設定されていて、すでにPCカードが使える状態になっている必要がある…かも?

このPCのスロットにVW-200を差し込んでみると……

壊れていないVW-200であれば、この時点で画面が点灯する。

 

だけど…面倒なことに、起動させる事の出来るPCと起動させられないPCがあるっぽい。
どんな条件なのか私も分かってないが、手元で実験してみたところ、

 

NECモバイルギア 起動しない

HP200LX 物理的にスロットに挿さらない

・ME-386 起動する

 ↑海外のIBM PC/AT互換のハンドヘルドマシン

 

というような感じで、起動するマシンの方が少ないのかも知れない。

おそらくだけどウルトラマンPC(PC-110)は確実に使えそうな気がする。

 

過去の実験

何年か前にVW-200の電極に直接乾電池を繋げる方法で、VW-200が起動するのを確認した事がある!(^^;;

確か単三電池の乾電池ケース3つの端子を、クリップで無理やりVW-200の裏面にある電源端子と繋げてみたのだw

そしたらVW-200の電源が入ることが分かった!

当時の写真があるはずなんだけど見つけられなかった…

相当カオスな状態での実験でした(^^;;;

 

でもこれで分かった事は、空気亜鉛電池でなくてもVW-200は起動する、という事だった!

電圧が同じであれば、おそらくVW-200は起動させられるんだろうという確証を得たのは大きかった(^^)

 

うまくいかない理由付け

ChipCard VW-200はPR2330という空気亜鉛電池というボタン電池を使用する。

そしてこのPR2330、すでに生産が終わっているみたいで入手がとても困難なのだ(T-T)

 

ダミー電池とか作ってみたらいいのかなぁ…とか、CR2032で代用出来る方法はないのかなぁ…とかいろいろと考えていた。

手軽に手に入るボタン電池が流量できないのは、電圧の違いによるものだ。

PR2330は1.5V、ボタン電池(例えばCR2032)は3Vなのだ(T-T)

 3Vの電圧を、どうにかして1.5Vにできないか

そんな事を考えつつ、リチウムバッテリーの特性を見てみたら、電圧が下がり始めると一気に下がり切ってしまう特性がある事が分かった(T-T)

 

 ちょうどよい1.5Vで安定してくれるはずないよね(T-T)

 電池のサイズも違うからホルダに固定するのは簡単じゃない

という感じで、試す前に諦めてしまっていた。

 

それが……秋葉原千石電商で初めてCR2330見て衝撃を受けた!!

この型番のボタン電池が存在する事を初めて知った!(^^;;;

同じサイズであれば電圧さえなんとかなれば行けるのかも??と頭をよぎってしまったw

 

準備するもの

起動するであろうVW-200本体

ボタン電池 CR2330

ソーラーモーター 03

勘の良い人であれば、このリストを見た時点で「お前、やりやがったな!」となるに違いない(^^;;

そう、結論から先に言えば、代替のボタン電池で起動させている!

 

多分ムチャなやり方

この先は、何の理論もへったくれもない方法を書いているので「へー、そんな事をやっちゃう人もいるんだね」くらいの感覚で眺めるだけがオススメだ!(^^;;

 

まず3VあるCR2330の電圧を下げる事をしてみる。

まずは失敗談を2つほど(^^;;

 

できる限り手元にあるもので済ませたいので、LEDライトの電源にボタン電池を3つ直列にして繋げてみた!(この時はまだCR2032を使ってた)

写真撮ってなかったけど、こんな感じのLEDライトがあるので、これの端子部分にボタン電池を繋げたよ!ボタン電池の容量は小さいから、あっという間に1.5Vまで下がって…と想像してたんだけど、何時間経ってもびくともしない(T-T)

 

丸2日くらい掛けて点灯し続けたら少し光が暗くなってきたので、よっしゃーとボタン電池の電圧を測ってみたら……3つのうち1つの電圧がどーんと下がっていて、残りの2つは新品同様だった…orz

てっきり平均的に電池が消耗していくと思ってたら、そうはいかないのね…(T-T)

 

失敗談その2!

3つのバッテリーを効率よく消費させたいので、それならばモーターでも動かせばいいのかな…と思い、手頃なモーターを入手した。

手に入れてから知ったのですが、ボタン電池ではモーターを動かせるほどの電流がないそうで、ピクリとも動かなかった…orz

3つも手に入れたのに、まるまる無駄になっちゃったよ(ToT)

 

そして成功したのがこちらの方法!

モーター作戦はダメなのかー……と思いながら千石電商のパーツを見ていたら、ソーラーパネルが置かれている横に「ソーラーパネルでも使える」モーターがあった!

説明を読んでみると、まさに今回のテストで使えそうな雰囲気!

先のモーター3つの失敗もあったので、コレ以上の出費はしないぞと思っていたけど、見つけちゃったからには試さないわけにはいかない(^-^)

 

同じく千石電商でCR2330を発見!

自宅にCR2325があり実験してみようと思っていたんだけど、ドンピシャサイズのボタン電池が存在する事を知らなかった!(^^;;

よーし、材料は揃った!!(^-^)

さっそく電圧を下げる実験をしてみよう!

 

はい!(^-^)

ボタン電池を固定して、モーターを回すだけ(^-^)b

ああ…この辺りで「ばかー!ばかー!」って聞こえてきそう(T-T)

 

このモーター、めちゃくちゃ静かなんですよ!

音がしないので動かしてる事をすっかり忘れてて、2時間ほどして見てみたらモーターが止まってた! しまった、バッテリーが0になっちゃったよ!……と思ったら、1.7Vくらい残ってたよ!

あれ、これはちょうど良い予感!(^^)

 

こうして約6時間を掛けて3つのボタン電池を1.7Vくらいまで落とす事に成功!

モーターが止まるまで待っていれば良いってのが楽ちんだった(^^;;

よーし、これで準備は整った!

本体に入れて電源を入れてみよう(^-^)

 

不思議な事に……この2つをハメた時点でVW-200がピッと音を出した!

へ?まだ2つしか入ってないよ?(@_@;;;

試しに蓋をしてリセットボタンを押してみる!

おお……おおおおおお、起動した!(^o^)/

正直なところ動くなんて思っていなかったけれど、きちんと動いてるよ!

でもなんで電池2つで動くの???(@_@;;

 

プログラマならば誰もが試すであろう256 x 256もちゃんと答えが出た!(^^)

 

使い方がさっぱりわからないけれど、カレンダーもキレイに表示された!

よーし!よーし!!(^o^)

 

おしまい

無理やり電圧を下げたボタン電池を使ってるので、リチウムの特性で一気に電池切れになる可能性が高い。連続動作時間は期待できないと思うので、早めに母艦となるPCと接続したいところだ…(^^;

 

それでもPCにも繋げずに単独で動いてるVW-200を見るのは格別!

これは感動するねー!(^-^)

動くと何か作りたくなっちゃうのはサガなのか……w

いや忙しいからやらないよやれないよやらないつもりだよ(弱

 

 ご注意!

このブログを読んで「よしやってみよう!」と思った方、再度書くけど自己責任でお願いします(ToT) ヘタすると大切なVW-200を壊しちゃう可能性もあります。

読んでみて分かると思うけど、何か理論に基づいて動かしてるわけじゃないんだからねっ!

素人の実験に過ぎない事をご理解した上でお願いします(T-T)

 

ではまた次回!(^-^)ノ