NEC PC-8300 外見編

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新しいコンピュータを手に入れたのでご紹介!

 

日本の方が見たら、普通に「あ、知ってるよコレ、PC-8201でしょ」と言われる事間違いなしのフォルムを持つ、PC-8300。

日本で発売していたPC-8201の、海外版のPC-8201Aの、後継機にあたるらしい(複雑)。

一般販売はされていなかったようなので、あまり流通は多くなかったのかも知れない。

事前になんとなく情報は仕入れたけれど、分かったのはメモリがPC-8201(16KB)の倍である、32KB積んでるらしい…って事くらい。

他は基本的にPC-8201と一緒なんだろうと思ってた。

今回は出来るだけ、PC-8201の事もしらない人を対象に書いていこうと思うけれども、写真の多さなどで途中でくじけたらごめんなさい(先に言ったら罪は軽い!)

 

外見から見ていこう!

外から見た感じは、誰がどう見てもPC-8201そっくりだ。

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赤い方が日本製のPC-8201、白い方が海外版のPC8201A、そして一番上に載せた写真がPC-8300。

全部白のPC-8200系で統一したかったのだが、もはや自分の部屋からPC-8201[白]を探し出せない(T-T)

分かりやすくPC-8201[赤]で説明をしていくことにした(モノは言いよう)。

 

画面は大型の液晶で40*8文字の表示が出来る。この当時なのでANKのみだ。

電源を入れるとシステムメニューが表示される。この当時主流だった、いきなりBASICが立ち上がってユーザーを突き放すような事はない。本体にセーブされたプログラムも一覧として表示され、選択する事で実行が可能だ。BASICへいってLOADしてRUNして…の手間が無い。

CASIOのポケコンPB-1000なども同じ構成だが、とても使いやすいと思う。

 

次に、PC-8201AとPC-8300のキーボード見て欲しい。

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なんと配列が日本語。何を持って日本語配列というのか…など一悶着ありそうだけど、ここではキーにカナが書いてない…とかいう話では無くて、コロン、セミコロン、*(アスタリスク)、@などを見てもらったら、日本語配列に慣れた方ならば違和感がないと思う。

 

こちらはSHARP PC-3000の英語配列キーボード。

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英語圏内で売られているマシンであれば、本来はこっちが主流なんだと思う。

日本メーカーのNECのこだわりなのか差別化なのか分からないけれども、当時は面食らったユーザーが多いんじゃ無いかなぁ…と思う(^^;

 

ぐるっと後ろ側に回りこむ。

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上からPC-8201、PC-8201A、PC-8300だ。

真ん中へんにあるFD/SIO/PHONEの辺り以外は同じ構成になっている。

呼び方は違うけれども、PC-8201のFD/SIOと、PC-8201AのSIO1/SIO2はコネクタの形状が全く同じだ。

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PC-8300だけはPHONEコネクタの形状が違う。

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この時代の電話と接続したんだろうか?形状的にはPC-2001(NEC)のRS-232C端子と全く同じだ。シリアル通信で電話回線を介して原稿を送ったりしたんだろうか。

今の時代だとちょっと使用用途が思い浮かばない。

 

それはそうと…CMTはまだ分かるけど…全機種でBCR(バーコードリーダー)端子があるのは…これは何か便利な使い方が出来たんだろうか??(^^;

ちなみにBASICからファイルディスクリプタWANDでBCRからのデータを受信出来る。データは読めるけど、肝心のバーコードリーダーデバイスが手元にないw

 

次は裏面に行ってみよう!

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ここからはPC-8201とPC-8201Aの違いはほぼないため、赤いPC-8201だけとした。

赤いのがPC-8201、白いのがPC-8300だ。

おお、似て異なる感じ!大きなフタとバッテリーなどは同じだけど、PC-8300にもうひとつフタがある。

 

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PC-8201の大きなフタを外した状態。ここにはRAMとROMが増設出来るようになっている。うちのPC-8201はプログラム開発で使う事もあり、メモリは64KBフル実装している。純正品を手に入れる事が難しくなっている今、互換メモリの存在はホントありがたい!

ROMに白いテープが貼られているのは、2000年問題を解決したROMに焼き直しているため、EPROMのデータが消えないように窓を塞いでいるためだ(^^;;

 

次はPC-8300のフタを外してみた。

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あ…あれ??

想像と全く違う感じが出てきた。

メモリ増設する場所は??

この銀色をぺろんとめくると出てくるとか??? いやめくれないぞコレ。

え?どゆこと???

 

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ROMはこんな感じで2つ載っている。上の「MICROSOFT」と書かれたのがBASICやメニューなどが入ったROMだ。チップにMICROSOFTって印刷されてるのがいいなぁ(^-^)

そういえばBASICのバージョンって変わったんだろうか?

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Ver 1.1になっていた。PC-8201やPC-8201AはVer 1.0。

やや変更があった…という事かな。

あ…そしたらROMのエントリやワークエリアのアドレスがずれてるかもね(T-T)

また調べ直しするしかないか…。

 

下のROMは何かのアプリケーションらしい。起動すると使い方も終わり方も分からなくなったw これは使わない(使えない)な…外すか…どうしようかな。

 

さて、気を取り直して、もうひとつのフタを開けてみる。

きっとこっちにメモリを挿す場所が見つかるはずだ!

いくぞ!じゃん!

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…あれ??単なる空間が出てきた。

特に何かを増設するような感じじゃ無くて、ホントの空間。

何かのメンテナンス用???

そんなバカな…と本体をぐるぐるして探してみると、あったありました!

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奥の方に何かを繋げる端子があった!

これが……増設メモリ用??

PC-8201との互換性は???(T-T)

あ、そういえば本体横にカートリッジを挿す場所があった!ここのコネクタと一緒かも?

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うん、全然違ったw

結局、形状その他は全く分からないけれども、何か増設出来るモノがあるっぽい。

PC-8300のメモリが64KBまで増設可能ってのは、本体横に増設RAMカートリッジを挿すって事なのかな。

試しにやってみる。

 

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PC-8201で使える増設RAMカートリッジ、PC-8206。

見たこと無い人もいるかも知れないので、こちらも詳しくご紹介(^^)

こんな形状をしたカートリッジになっていて、中にボタン電池が入れられる。

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そしてカートリッジの中身はこんな感じになっている。

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思ったよりもごちゃっと入っていて、これで32KBのRAMが増設される。

 

ではさっそく本体に装着してみよう!

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……なんだろう、この存在感はww

すごーくはみ出るので、置き場所にはちょっとだけ困る感じだ。

これでPC-8300の標準32KBに加えて、増設メモリ32KBで合計64KBになる…はずだ。

立ち上げてバンクを切り替えてみる。

 

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まずこれ↑が標準装備32KBのバンク#1。

画面右上に#1となってるのがバンク番号。

PC-8200系は、このバンク番号で環境がごそっと変わる。基本的に別のバンクへのアクセスはマシン語を使わない限りは出来ない(と思う)ので、増設メモリというよりは、増設環境って感じ。プログラム組まない人が32KB以上の増設をする事はあまりオススメしない(^^)

 

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SHIFT+F5を押すことでバンクが切り替わる。画面右上にバンク2の#2。

これが増設メモリ分の32KBとなる。

今見るとメニューのHPLC(おそらく増設ROM)はバンク1に出てるのね。へー。

そしてもう一度SHIFT+F5を押すとバンク1に戻る……

 

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え??バンク3???

はい??

んー、どういう事だろう??

素直に結果を理解すると、今このPC-8300にはメモリが96KB存在する事になる。

そうだ、増設メモリを外してみよう。

そうすればどっちに64KB存在するのかが分かるはずだ。

 

増設メモリを外して本体だけで試してみたところ、バンク1と2が存在した!

PC-8300ってメインメモリが64KBあるんだ!(@_@;

これって増設されてるのかな…それともこれが標準??

うーん…これはバラして中身を見てみたくなるね!

 

長くなっちゃったので、まずこのブログは一旦終わらせとく!

次回、分解編を書けたら書きたいと思う!

乞うご期待(^-^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ