最近「とある」作業に取り組んでいて、まだ公表できる段階にない。
ブログも久しぶりになってしまっているので、困った時の機種ご紹介!(^^;;
今後も唐突に機種紹介が来たらネタがないと思ってくれて構わない!(ToT)
PC-2001の思い出
おっさんの思い出話なんて聞いても仕方ないと思うけど、まぁ聞いてくれ(書くのかw)
私が最初にどっぷり使ったパソコンはPC-8001だった。たまたま友達の家にあったのを使わせてもらっていたのだ。所有者は友達の父親であり、友達ではない!もしかしたら所有者よりもPC-8001を使っていたかも知れないw
その所有者(まさに恩師)が晩年、「あんなにパソコンにハマらせてしまって…あの子の人生を変えちゃったんじゃないだろうか…」と心配されていたと聞いた。大丈夫、人生変わって良い方向へ行ったから!(^^)
私があまりにもPC-8001を使ってしまうので所有者があんまり触れなかったんだと思う。子供心に全く気がついてなかったが悪い事をした!(ホントに思ってる!)
その所有者が「ちょっと買い物行ってくる」と出ていったと思ったら、いきなりPC-2001を買ってきたのにはホントに驚いた。これが人生初のモバイルパソコンとの出会い。
PC-2001に搭載されているN20-BASICは、PC-8001のN-BASICとの親和性が高かった。キーボードに5つのファンクションキーなども備わっていた。ハンドヘルドなんだけどデスクトップパソコン使ってる感覚と似てて、とても自然に使うことが出来た。
一度、作ったゲームプログラムをプロテクト(LOCK)したと思いこんで、試しにNEWしてみるか…と思って実際にやって消してしまい、とても悲しい思いをした。いまだに覚えてるんで相当悔しかったんだろうw
恩師が他界した際、「ここに置いておいても仕方ないから…」とパソコン関連のものをいくつか形見として受け継いだ。PC-2001もあるかと思ったが残念ながら無かった。
何年か前、とある場所に行った時、段ボールの下にちょこんと置いてある茶色いケースを発見した。見た瞬間に「うわ、これPC-2001だよ」とつぶやいたところ周りからたいそう驚かれた!本体を見ずに機種を言い当てたのだからPC-2001を知らない人から見たらそりゃそうか(^-^;;
茶色のケースから本体を取り出すと、当時見たPC-2001と瓜二つ!(当たり前)
これも運命だろうと思い、そのPC-2001を手に入れる事にした!
まさに35年ぶりの再開!(^^)
手元にあるPC-2001
今、私の手元には3台のPC-2001がある。どれも動作品だ。
そのうちのひとつは箱に入ったままの逸品だ!
他の2台には増設RAMカートリッジがついている。
PRINT FRE(0)とした結果は14274と出た。
本体メモリ8KB+増設分8KBという構成だ。
そういえばPC-2001の増設メモリについて、あんまり写真が出回ってない気がする。
せっかくなのでこちらもご紹介!
PC-2001を横から見ると、こんな感じにとりつけられている。
裏からは↓こんな感じ。
オークションなどでPC-2001が出ていたら、まずは横と裏面を見るのが良いだろう(^^;
単体で見るとこんな感じ。
型番はPC-2006というらしい。これ1つで8KBが増設される。
PC-8201のようなメモリディスク機能はないので、純粋にメインメモリが増設されるだけだ。
中身はこんな感じ。
残念ながら追加でメモリを増設できそうなパターンは用意されていない(^^;;
そして中にバッテリーが入っているのだが、外部からは電池の存在を知る記述が一切ない。マニュアル無しで手に入れた人は電池の存在に気が付かず使ってる人が多いのではないだろうか…汗
運用は…おそらくPC-8201の増設メモリであるPC-8206と同じで、本体から引っこ抜く時にWR.PROTECTスイッチをONにし、抜→PC-2001→挿とした後にWR.PROTECTスイッチをOFFにするんだろうと思う。
ところで…
増設メモリにある↑このディップスイッチはどう設定するんだろうか…?
どなたか、マニュアルをお持ちの方がいたら教えて欲しい(T-T)
PC-2001のプログラミング事情
これだけPC-2001に惚れ込んでるといいつつ、積極的なプログラミングはしていない。
理由はいくつかある。
ひとつめはシリアルケーブルの問題だ。
PC-2001にはシリアル通信をするための端子が付いている。
左から2番めの端子がSIO、シリアル端子だ(表記はS I/Oとなっている)。
ここにケーブルを挿してホストマシンとのやり取りができるのだ!
レトロにはありがちだけど、やはりケーブルは手に入らないので自作するしか無い。
すでに該当するコネクタは手に入れてある!
ちゃんと付けられる事は確認済み!
しかも!!!!
失敗した時のためにいくつか手に入れてある!(買いすぎ)
そしてケーブルを作る上で必須の端子詳細についても資料がある。
これだけお膳立てが揃っていれば作らないわけにはいかないだろう!!
……と言いつつも、全く食指が動かない。
それが2つめの理由だ。
PC-2001にはシリアルから受け取ったデータをプログラムメモリに保管する方法がない。BASICで「INPUT %1,A$」という感じで変数に受け取るしかないらしいのだ。
これだと外部で作ったプログラムを送り込めない(T-T)
せめて増設メモリがRAMディスクのように使えるようになっていれば、そのメモリディスクへASCIIセーブする方式が取れたのだが…。
他にも同じような事情のマシンがあり、それらはプログラミングの対象になりづらい(T-T)
ちなみに技術資料は頑張って集めてある。
まずおなじみ?のPC-2001プログラムライブラリ。さすが工学社!こういう機種用にも出してくれているのは本当に助かる(^-^)
ゲームプログラムが9本、他にビジネスで使えそうなプログラムやらがたくさんって構成。基本的にBASICで書かれているものばかりなので、技術資料というよりはプログラム集。唯一、ガギャラというゲームがキー入力系でマシン語を使っているだけ。
ASCII 1983年8月号。
この本にPC-2001のテクニカルマニュアルが載っている。私が知る限り、この記事が最も詳しい技術資料かも知れない。CPUの構成からニーモニック、ハードウェア詳細、ROM内ルーチンの説明など、PC-2001のマシン語でプログラムするなら必須とも言える情報が満載だ。
これはぜひ手元に置いておいて欲しい(^^)
そしてこちらもおなじみ?のB-Number。
The BASICのバックナンバー合本なのでB-Numberという名前なんだと思われる(^^;
The BASICはワリとマニアックな事が書かれている本で、PC-2001でもモニタ、アセンブラ、逆アセンブラ、通信ソフトなど情報が載っている。プログラムを作られた方が内部構造の資料として書かれているので、技術資料とはちょっと違うんだろうけれども、少ない情報源なので大切にしたい(^^)
あとはマイコンBASICマガジンとかI/Oとかに載っていたプログラムだろうか。月刊誌は別の場所に保管してあるので写真はないけど、それなりにゲームなどのプログラム載っていた気がする(^-^)
今思ったけどCMT端子が生きていれば、そこを経由してプログラムのセーブロードが出来るかも…。JR-800で試していた方法(うまく行ってないけど)が出来れば、作れなくはないなぁ…うーん…(^^;;
そしてROMは20KB…
JR-800で手入力したROMも20KBだったなぁ…(遠い目
何か意味深な事を書きつつも今日のところはここまで!(^^;;
ではまた次回!(^-^)ノ