PC-8300のバッテリー事情

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ここんところPC-8300を使っていて、ひとつだけとても気になっていることがある。

それは……バッテリーでの駆動が出来ない事だ。

本体にバッテリーカートリッジはちゃんと付いている。

今まで説明していなかったが、こんな感じに改造されているのだ。

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ACアダプタを接続出来るようになっていて、おそらくここから電源供給したのだろう。

ちょっとした疑問なのだが…本体裏にACアダプタが付くのに、なぜここにACアダプタの端子を出したんだろう…と思う。もしかして、コネクタがこれしかなかったのかも……?(^^;;

どちらにしてもこのままでは乾電池を入れる事が出来ない。

乾電池が入らないということは、電源を入れたまま動かす事が出来ないのだ。

 

うちの作業机はそれなりに広いんだけど(横幅180cm)、PC-8300を常駐させられるほどのスペースがない。なので、あっちに動かしこっちに動かししながら作業をする必要がある。それにはACアダプタに繋がったままの状態では使いづらいのだ。たとえPC-8300サマといえども動いて頂かなくてはw バッテリー動作が出来るようになっていると、我が家での稼働率がどどーんと上がること間違いなし!

というわけで、ぜひバッテリー駆動出来るようにしたい。

 

バッテリーカートリッジの中身はこんな感じになっている。

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…うーん(^^;;

この真ん中のタルみたいな部品はなんだろう?抵抗?コンデンサ?それとも私的には名前を聞いてもピンとこない何か??(^^;;

何なのか分からないけれども、これが居座ってる限り乾電池は入れられない。

 

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この白い部品の両側から白い毛みたいなのが出ていて、電源繋げて煙りでも上がったら怖いと思い、使わないようにしている(T-T) この毛ってふつーなの???

そして、この部品を外したとしても、コネクタの差し込み口としてカートリッジの横に開いてしまった穴は閉じられない。コレはそのまま開いたままにせざるを得ないかな…。まぁ冷却穴だと思えば…(違

 

ところで…PC-8201では充電しながら使えるバッテリーカートリッジがあったらしい。

PC-8201-90というらしいのだが、実はウチにもほぼそれっぽいものがある。

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その名もPC-8201A-90!(ほぼそのものw

なんと!今まで気が付いてなかったが、PC-8201A本体についてた!

 

実はちゃんと使ったことが無いのであやふやな感じなのだが、これを本体にセットしてACアダプタを繋げればバッテリーに充電しながら使う事ができ、ACアダプタを外すとこのバッテリーから電力が供給される…って事なのかなーと。

私の用途にあっていて使いやすそう!

 

じゃあこのバッテリーカートリッジをそのままPC-8300に取り付けて使えばいーじゃない…と思うかも知れないけど、PC-8201AとPC-8300とではちょろっとだけ色が違うw そこ、こだわる?って思うかも知れないが、私はこだわるww

几帳面では無い、「なんとなく」だ!!(大いばり

 

あと、中のニッカド電池がすでに寿命を迎えていそうな気がする。

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どのみち使うとしてもニッカドバッテリーの交換は必要だろう。

 

…今、書いててちょっと疑問に思ったけれども…充電されるカートリッジと、充電されない(つまり乾電池使用の)カートリッジは何が違うんだろう???

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じっくり見ていくと、どうやら右上に抵抗がついてるかどうかだけの違いっぽい。

この抵抗……何Ωなんだろ??

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抵抗値も読めない&色があんまり分からないので自信は無いのだが、左から「紫・茶・緑・赤・茶」だろうか。カラーコードから抵抗値を計算するサイトを利用したところ、71.5kΩという数字が出てきた。

もちろん、そんな丁度良い抵抗など持っているわけが無く…orz

次に電子部品を購入する際に手に入れることにしよう。

 

さて、PC-8300についているバッテリーカートリッジを直していこう。

実は私には強い味方があるのだ!それがコレ!↓

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「PC-8201バッテリーパックリフレッシュキット」という商品名らしい。

実は2年ほど前、このキットの制作者から直接購入した。

先日のブログにも登場していた赤いPC-8201だが、裏側に増設メモリが刺さっていた。この互換増設メモリも同じ作者の商品。当時、メンテナンスも含めて力を貸して頂いた!

2年も使わずに置いてあったのはワケがある。当時の私ははんだごてを握るような事は想像もしてなく、今後も含めて自分には使えないかもなぁ…なんて思っていた。

それが今回、PC-8300で日の目を見る!(^-^)/

 

手順としてはこんな感じ?

・まずは現カートリッジ内にある不思議な部品の取り外し

・バッテリーリフレッシュパックの装着

・運用後、余裕が出来たら抵抗の取り付け

本当は抵抗の取り付けまで一緒にやってしまいたいが、部品がないので仕方が無い。

この抵抗、71.5kΩという抵抗値が必須なんだろうか…?

1kΩと150kΩなら手持ちであるんだけど…汗

 

まずは部品を取り外して、中を綺麗にクリーニング!

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基板自体はこのまま利用出来る事に気が付いたので、オレンジ色の基板にスプリングを取り付けていく事にした。リフレッシュキットの基板は大切なモノなので、次回チャンスがあったらそちらで使う事にした!スプリング自体はAliExpressで買えばいいからね(^^)

 

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スプリングを取り付けて完成!

おお!穴が空いてる以外、新品っぽくなったー(^-^)

 

さあ、電池を入れて動かしてみよう!

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ちゃんとテスターで電圧チェックもしたよ!

 

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問題なく電池で起動した!

この時点でACアダプタには繋げてなく、単独で動くようになった!

これでまた一歩、理想に近づいた(^-^)

 

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これが横から見た状態。

仕上がりとしてはどんなモンだろうか?(^-^)

 

抵抗を手に入れたあかつきには、ニッカドバッテリーを入れて充電しながら使うって環境を満喫してみたい!ネットで注文しちゃおうかなー!

 

よーし、次はソフトウェア面をちょろっとやってみようかな。

いや楽しいぞ、コレは(^^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ