HP OmniBook 425をメンテナンス その1

HEWLETT PACKARD OmniBook 425

うちには手に入れてから何もメンテナンス出来てないマシンが結構ある…。

最近、ブログを書いてるおかげもあって、やる気が出て少しずつ進められてる(^^;

今回は、先日からちょっとずつメンテナンスをしているマシン、OmniBook425。

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ようやく少しお披露目出来そうになってきたのでご紹介(^^)

 

まず本体はこんな感じ。

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お?HP200LXと似てるのか…と思った方は大体あってる。

でも両者を比べてみるとこんな感じ。

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そう、ポケットサイズではなくて、ふつーのノートPCくらいのサイズなのだ!

重さを測ってみたら1345g。

今のMacWindowsマシンよりも遥かに重い。

当時としてもどうだったんだろ?

でも堅牢な作りをしてて私的には気に入ってます(^^)

 

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開いてみるとこんな感じ。

液晶は640x480ドットのVGA

ついにCGAじゃなくてVGAが使える!

DOS/CじゃなくてDOS/V

…なんか写真だけ見ると文豪ミニ5HLにそっくり…(^-^;;

 

内蔵されてるHDDから異音が…

電池での起動がまったく出来ないので、ACアダプタを繋げて電源を入れてみる。

PCMCIAのType3 HDDが回る音がして、ちょっと音が大きい…?と思ってたら、途中から耳を塞ぎたくなるような異音が轟いて……

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何度か起動に失敗しながらも、チャレンジ何度目かでようやく起動(T-T)

HDDがヤバい状態かも!

こんな状態で起動しなくなったら面倒だ(T^T)

 

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これがOmniBookに入ってたHDD。

PCMCIAのType3。

このドライブ自体が珍しいので、初めて見る人もいるかも?

このサイズで40MBある。

中身は普通のハードディスクなので、PCに挿して電源入れるとモーターが回る音がする。アクセスするとカリカリ音がする。ホントに小型のハードディスク。

なので、調子悪くなると普通のHDDのように壊れます(T-T)

交換するにしてもPCMCIA Type3のHDDかぁ……。

 

ごそごそと探してみたら、いくつか見つかった。

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うーん、容量がでっかいなぁ…。

しかもどれも動くとは限らないし…結局はHDDだし。

 

…という事で、やっぱりコレに換装する事にしました!

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これぞゼロスピンドル!(古っ

 お得意のCF変換アダプタ!

ハ○ドオフのジャンクコーナーで見つけるたびに増やしていたので、アダプタのストックはまだまだありますw

むしろCFのサイズ小さいのが減ってきましたw

 

そもそも再インストールは可能なのか?

そもそも…このマシンでHDDの交換ってどうやるんだろ?

マニュアルも何もないので手探り感がハンパない!

 

まず、起動する時にALTキーを押すと、どこのドライブからBootするかを選べる。

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今のOmniBookの構成は

AドライブがSRAMカード(512KB)

Bドライブは無し

CドライブがHDD

そしてDドライブがROMカードだ。

まずはDドライブから起動してみるのが良さそう。

 

起動したMS-DOSはVer5.00。

DドライブのROOTに、OB*.*というコマンドがいくつか見られる。OBはOmniBookの略だと思われる。

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MS-DOS Ver5.00という事は、コマンド名の後ろに「/?」をつけるとUsageが出るコマンドが多いに違いない!

手当たり次第に実行してみるw(危険)

 

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…1個目から正解を引いた気がしてならないww

 

どうやら…

・まずはCドライブのPCMCIAドライブを、CFメディアに差し替える

・BootセレクトでDドライブから起動させる

・OBSETUP.EXEを実行する

これで良い気がする!

 

この先写真撮り忘れた!(ToT)

CドライブにCFアダプタを入れて、Dドライブから起動。

そしてOBSETUP.EXEを実行したら、Cドライブのフォーマット→必要ファイルのコピーが終わり、あっという間にBootディスクが作られた!

あっけないほど簡単でした…。

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Cドライブからの起動後、CHKDSKしてみると、ふむ、ちゃんと出来てる。

ディスク容量がCFメディア(192MB)よりも大きく見えるのは、DoubleSpaceというツールが入っているから。

懐かしいなこれ…。

最終的には外した方が良いかも知れないけど、とりあえず後回し!

 

よし、これで全く音がしなくなりました!(^^)

思ったよりも簡単に済んで良かった!

次回は…やっぱ乾電池駆動したいなー…って事で、修理してみようと思います!

 

ではまた次回(^-^)ノ