憧れだったMS-DOSマシンを手に入れたので直してみた! その2

MS-DOSマシンとして

先日ビネガーシンドロームを修理をしたMS-DOSマシンのPS-1000。

面白くてちょこちょこ使っています。

使ってみて分かることは「至極まっとうなPC/ATマシン」だという事。

MS-DOS準拠のソフトで動かないものは、まず「ない」。

この安心感は凄まじい(^-^)

 

昔からPC-9801ではない、MS-DOSマシンをこよなく使用してきた私にとっては、とても親近感を感じる。

いいなぁ、こういうマシン(^o^)

 

マシン構成

まずROMで搭載されているMS-DOSのバージョンは5.00。

ドライブ構成は以下の通り。

 

A:SRAMカードA
B:SRAMカードB
C:ROM Drive 342KB [BOOTファイル、メニュー]
D:ROM Drive 1024KB [MS-DOS, WORKS]
E:RAM Disk 384KB

 

基本はCドライブにあるCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATを参照して起動する。

SRAMカードから起動させられるのかな…と思ったけれども、CONFIG.SYSに余計なものが入っていないのと、AUTOEXEC.BATに「AドライブにAUTOEXEC.BATがあれば実行する」ように書かれていたので、特に困る事は無かった。

 

追加のデバイスドライバについては、AドライブのAUTOEXEC.BATからADDDEVしてやれば良い。ある意味単純明快な構成。

 

電源をOFFにしてもレジュームが効いているので、次にONにした時は終了した時の状態で起動する。

今どきは普通の機能だけど、これをこの当時やってたのは良いなぁ。

英語圏内ではホントに使い勝手が良いマシンだっと思う。

 

試しに日本語表示

モノは試しと思い、表示を日本語化してみた。

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PCMCIAスロットのA側に2MBのSRAMカードを入れて、そこに必要な実行ファイル、設定ファイル、そしてフォントを突っ込んで再起動。

一発で表示されたw

 

漢字フォントをPCMCIAカードに入れてあるが、そもそもの動作がそんなに速くないせいか、あんまり遅さを感じない。

使ってみてあんまりにも遅いようだったら、フォントバッファサイズを大きくしてやれば良いかも知れない。今のところは標準(5KB)で大丈夫みたい。

 

FDを起動してみたら、なんとなく上側の表示がおかしい。モノクロの設定してやらないといけないんだろうけれども、面倒なのでそのまま(^^;

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同じようにVzエディタ(日本語版)でも表示が真っ黒になってしまったので、ちまちま直していかねば。

 

試しに日本語…と思ったが、実際に使う機会はなさそう。

だってこのマシンで日本語入力もしないだろうし、表示もさせないと思われる(^^;

最小限のMS-DOSが動くマシンとして活用していくことになりそう。

HP200LXを超えるマシンになかなか出会えないなぁ…。

 

試しにコンパイル

試しに簡単なプログラムをLSIC86[試食版]でコンパイルしてみる。

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渡された引数を表示するだけの簡単なもの。

これを lcc.exe でコンパイルしてみると、なんと27秒!

ちょっと掛かりすぎじゃ無い?!

下の方で書くPCMCIAの問題もあり、時間が掛かるみたい。

 

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問題なく実行出来た!

とても手軽に持ち歩ける開発環境が作れたなー。

これは良い!(^-^)

 

気になるところ

PCMCIAのドライブ(A、B)をアクセスすると、数秒という単位で止まる。

これは…とっても気になる!

一瞬ハングアップしたように感じるので、慣れないと焦る(TT)

よく使うコマンドは起動時にEドライブへコピーしておくのが良さそう。

そうなるとEドライブがちょっと足りないかも…

こういう不便と便利のバランス取るのが楽しい(^^) 

 

それではまた次回!(^-^)ノ