実は謎パーでは無くて…
先日、画面のビネガーシンドロームを修理したMini Note ME-386。
流れで謎パーとか書いてますが、実は純粋なるIBM PC互換機。
世界標準から言えばME-386の方が国際機なんだけどね…汗
小さな島国の人間に「謎パー」と呼ばれてしまう悲劇w
まぁこのブログでは細かいことは気にせず(せず?!)行きましょうw
ネット上の情報との差異
何をやるにしても、まずはいろいろと調べてみねば。
まずはCPU。
ネット上でME-386のスペックを調べると、「80386 25MHz」という情報が出てくる。
でも実機で速度調整コマンドを実行すると以下のように出てくる。
そう、20MHzと表示されるのだ。
別に25MHzでなくてはならないという事情はないため別段気にしていないけれども、スペック的には20MHzらしい。
ちなみにSPDSW.EXEコマンドを実行せずとも
ALT-CTRL-↑ 20MHz
ALT-CTRL-↓ 7.15MHz
に切り替える事が出来る。
押した瞬間のBEEPの音程でどっちに切り替わったのか分かって便利!
次にメモリ容量。
ネットではこんな風に書かれている。
2MB(4 MB versions were supposed to be available)
つまり4MBも存在する予定…みたいな事が書いてあるモノが多い。
で、手元にあるものをVMAPで調べてみると、こんな表示になった。
XMSのサイズを見ただけでも2496KB、そしてEドライブに割り当てられた512KBのRAMディスクを加えると、到底2MBでは収まらない。どうやらこれは4MBモデルらしい。
2MBモデルとどうやって区別すんのさ……
そう思って裏面を見みてた。
FCC IDの、H4IMEの、4がもしかして4MBの4???
いやさすがに深読みしすぎかな……汗
ドライブの不思議
このマシンを使ってみてから、それまでの概念が通用しない事柄があって調べるのに時間が掛かっている。
まず最初に驚いたのがCドライブ。
DIRしてみるとボリュームラベルが「MS-ROMDOS」。
そしてファイルがあって144896バイトのフリーがある。これもROMドライブでは良くある話。
これ、何が不思議かと言えば、なんとこのCドライブ、書き換えが可能なのである!
ROMドライブで書き替え可能??どゆこと??
試しにファイルをコピーしてみた。
書けちゃった!!
PS-1000でも同じことをしてみた(もしかしたらPS-1000でも書き替えられるのではないかという淡い期待を抱いて…)
やっぱりダメやん!!
というか、常識的に考えればROMドライブは書き替えられませんw
こっちが普通w
…という事は、ME-386ではCドライブに置いてあるCONFIG.SYSやAUTOEXEC.BATが書き替えられるという事。これはすごく便利じゃない?!
CONFIG.SYSが書き替えられる自由度の高さから、何を設定しようか迷いまくってしまい、いまだにちゃんと日本語表示すら試していない(^^;;
ドライブにまつわる話がもう1つ。
このマシン、PCMCIAのSRAMカードは標準でアクセスが可能なんだけど、CONFIG.SYSを読み解く限りではATAカードもアクセスが出来るらしい。
PCMCIA スロットA、BにATAカードを入れてみて「DIR A:」「DIR B:」などとやっても全くアクセスが出来ない。あたかもカードが入っていないがごとくのエラーが出る。ATAカードのファイルフォーマットを変えてみてもダメ。ハード的な問題なのかなぁ…
うーん…これは万策尽きたかも。
そう思いながら、F:ドライブにあったPCMCIA関連のツールを試していた。
そしたら…突破口は1つのツールにあった!
PCMINFO.EXEというツールがあり、PCMCIAスロットの状態の表示するプログラムらしい。
スロットAにATAカード、スロットBにSRAMカードを入れて実行してみると…
んん??スロットA(画面ではSocket 1)にSunDiskって認識してる…。
ということはちゃんと認識しててハード的な問題ではなさそう。
そして次にREADME.EXEというツールに目がいく。
ツールなの、これ?テキストファイルじゃなくて?(^^;;
ホントにREADMEツールだったw
そしておもむろに1を押す。
もうね、真っ先に目がいきました。
Drive G: & H: support sundisk ATA cards that using memory mode configuration.
マジか!!!
急いでツールを抜けて、半信半疑で「DIR G: /W」と打ってみる。
うわ!!
512MBのコンパクトフラッシュ(CF)カード(ATAカード)へアクセス出来た!
なんてこった!
スロットA、Bに入れたATAカードは、ドライブGとHに割り当てられてた!
SHARPのPC-3000ではSRAMカードであってもATAカードであっても、AドライブはAドライブとしてアクセスが出来たため、ドライブ名は変わらないという思い込みがあった!
いや普通は変わらないでしょ(T-T) 分からなさすぎ!
左からSRAMカード2MB。
これは標準でアクセス可能。容量が大きくないのであんまり使い勝手は良くない。ただアクセスは速いはずなので、漢字ROMとか置くのは良さそう。
次は512MBのCFカード。ATAカードとして認識される。512MBの容量も問題なくアクセス。
その横が当時有名だったMicrodrive 1GB。アクセスするとディスクが回る音がして何かしらの返事が返る模様。でもただしくファイル表示されないのでフォーマットの問題か、もしくは動作電圧が足りないのか??
そして一番右がMobile Disk 5GB。容量的にもムリだろうと思ったがやっぱりムリ。アクセスするとディスクが回る音はするものの全くだめ。たとえ動いたとしても容量が大きすぎて使い切れない(^^;;
ちなみにAドライブにAUTOEXEC.BATがあれば、そちらを優先的に実行する。
ということは、スロットAにはSRAMカード、スロットBにATAカードという運用が良さそうな気がしてきた!
よし!
ここまで調べてみて、ようやくセッティングしてみようって気になれたw
日本語表示と、これでは漢字入力もちょろっとチャレンジしてみたいと思う。
ちなみにゲームも快適に遊べる速度だよ!
また次回!(^-^)ノ