どうしてもDOSで日本語を使いたい!
もうね、ここまでくると執念ですw
せっかくのVGAマシンなのでどうしても日本語使いたくて!
起きている現象と、その原因を1つずつ解決していく!
DOSのメモリが少ない件
MS-DOSを起動した時のメモリの少なさについて。
実は理由は起動した時の画面に表示されていた!
どうやら……何もしなくても、DoubleSpaceのドライバが組み込まれるらしい。
そしてDoubleSpaceはメモリ食いらしい。これは外したい。
何も考えずに外してしまうと、DoubleSpaceで圧縮ドライブとなっているCドライブが使えなくなる。
まずはCドライブの圧縮を解除、または再インストールする必要がありそう。
どうやったら良いんだろう……
そう思って探していると、思わぬところに答えが見つかった。
C:\BOOTDOS.BATというバッチファイルに、コメントとして書かれていた。
以下抜粋。
NOTE: If you need more memory than about 535KB (up to about 580KB),
you can omit the DoubleSpace driver -- BUT ONLY AFTER you set up
Drive C to remove DoubleSpace compression:
※以下手順がずらずらと書いてあった。
見る限り、自動でやっている処理を手作業で1つずつやれば良いらしい。
おそらくその過程でDoubleSpaceをスキップ出来るのだろう。
そして、記述されていた手順通りに作ってみたCドライブがこれ↓
192MBのコンパクトフラッシュに対して、disk spaceは大体その数字になっている。
よしこれでCドライブのDoubleSpaceは解除された。
これでメモリも空いたのかな??
…変わってないやん。
そうか、CドライブのDoubleSpaceは無くなったけど、メモリへのロードは起きてるのか…。
そう、実はこれもさっきのバッチファイルに答えが書かれていた。
Edit this file(BOOTDOS.BAT) to change the OBBOOT parameter
from c1 to c3(disables DoubleSpace and Flash File System then
BOOTDOS.BAT runs).
OBBOOTのパラメータをC1→C3に変更して、このファイルを実行せよ、と。
なるほど。
どうやらこのOBBOOT.COMが起動時の構成を変えるコマンドらしい。
どういう構造で実行しているのかは分からないけれども、とにかくそういう事みたい。
直接OBBOOT.COMを実行して、Usageを見てみる。
ははぁ…なるほど。
デフォルトのC1というのは、Cドライブから起動、DoubleSpaceアリ、Flash File Systemなしの構成で起動するって意味か。
で、C3に変えろって事は、DoubleSpaceもFlash File Systemもなしになるという事。
さっそく実行してみる。
…うお!いきなりリセットが掛かった!
心の準備もないままにw
そして起動した後のメモリがコレ!
うおおお!これよこれ!
これが見たかった!!
Cドライブもちゃんと見える!完璧じゃん!
…と思ったら、思わぬ落とし穴があった。
Dドライブが見えなくなったのだ。
DドライブはROM DRIVEなんだけど、どうやらDoubleSpaceの圧縮ドライブだった模様。全く見えなくなってしまった。
これはどうしたものか…と思ったが、普段Dドライブをアクセスする事はない(PATHには登録されていない)ので、一旦DoubleSpaceを使えるように元に戻して、必要そうなファイルをCドライブへコピーした後、DoubleSpaceは無効にする事とした。
同様にEMSを有効にしたら、EドライブのRAM DISKが無くなってしまった。
これは…XMSまたはEMSを利用したRAM DISKを探すことにする。
日本語表示が表示されない件
こちらも結構厄介。
現象を見る限り、フォントは正しく読まれているっぽい。
表示モードを切り替えようとすると何も表示されなくなってしまう。
原因はさっぱり不明。
こちらも手探りだなぁ…。
ふと、DISPVのアーカイブに含まれていたvesapatというツールに気が付いた。
名前からいって、VESAのパッチとか?
実験的に/JPオプションを付けて実行してみる。
その後、DISPVを起動。
お……おお!
画面が反転しちゃったけど文字が表示された!!!
フォントがPC98っぽいのは、98からフォントを持ってきてるからw
少しフォントが化けてたりいろいろと気にはなるけれども、とにかく日本語が表示された!
一歩どころか大幅前進!!(^-^)
気になるところはまだまだあるけれども、とりあえず実用に近づいたかも。
たまにはDOS/Vのプログラムでも組んでみたいけど…うーん…。
もうちょっと設定してからかな(そしてやらないパターンw)
ではまた次回!(^-^)ノ