ポメラLinuxが速くなったぞ!

ポメラDM250が1.3GHz動作になった!

これまで速度的に難があって動かしづらかったものが改善された!

せっかくなのでレポートしてみたい(^-^)

 

アップデートされたカーネル

@ichinomoto氏がCPUの動作速度を1.3GHzまで上げられるカーネルを公開してくださった。

www.ekesete.net

ページ中央くらいにあるkernel/initramfsインストーラの項目に、kernel update:として最新のカーネルが置かれている。

注意書きに書かれている通り、どうしても必要で無い限りはアップデートの必要はないと思う(私が書いちゃうけどw

 

2022.09.25現在は私が問題を起こしてしまって公開中止になっているけれど、諸々確認が終わった時点で公開されると思うので、少しお待ちを!(お前のせいか?そうです!(T-T)

 

私はエミュレータを動かしては速度が足りん〜って嘆いていたので、迷わずアップデートしてみた!

というか、ヘタすると私が嘆きまくるので対応してくれた感も無きにしもあらず(^^;

 

インストール自体はとても簡単♪

こういう間違いが起こりにくいスクリプトを用意してくれるのは本当に助かる。

 

CPU max MHzが1320、つまり1.32GHz動作と表示された!

これはすごいね!嬉しいね!!(^-^)

本当に速くなったのか試してみよう♪

 

13000行弱のC言語ソースをビルドする時間を試してみると、以下の感じ!

シングルコア

  25.980秒 → 20.113秒

4コア

  11.284秒 → 09.009秒

おお、30%くらい上がってる!!

クロック数分だけ上がってるのが凄い!(^^)

 

X-Windowの速度も試してみた。

GPUアクセラレーションを有効活用しているマシンだと、CPUパワーが上がったとしてもストレートに描画速度が上がったりしない。

だけど…ポメラの場合は超ストレートに描画速度が上がった!(^^;;

 

標準カーネルだと14フォントが200,000前後、24フォントが85,000くらいだったが、

高速カーネルだとそれぞれ308,000、120,000と上がっている!

 

私の環境はX-Windowの描画ドライバに、フレームバッファを直アクセスするfbturboを使用しているが、ちょっとばかり手直ししている。

でも頑張ったワリには2%程度の速度改善しかしなかった。

うーん、やはり今以上の大幅改善は難しい…(T-T)

 

いろいろ動かしてみる!

X68000(px68k_libretro)

X68000……これは最初のカーネルでは、RetroArch上では動かしても速度が足りなかった。

仕方ないのでpx68k_libretroのプログラムを改造して、RetroArchの外で動くようにしてフレームバッファ直描きするなどして、ようやく動かしていたのだけれども……

 

1.3GHzカーネルだとRetroArch上で動いてしまった!!(T_T)

私の努力が無に帰した瞬間!(^^;;

そうだよね…CPUが1.5倍速になったら、そりゃ処理も間に合うよね。

素直に喜ぶよ、うん(^-^)

 

DOOM(Chocolate Doom)

これはChocolate Doomと言われるソフトで、いわゆるDOOM

それがポメラで動いてしまうのが嬉しい(^^)

 

昔、描画アルゴリズムを調査するために散々っぱら遊 ^H 研究した覚えがある!(^^)

今思えば、良く3D酔いしなかったな…とさえ思うw

 

ノーマルカーネルではウィンドウサイズを小さくしないとサウンドが途切れるなどしていた。サウンドバッファを大きくしようとしたがうまく行かず…(T-T)

SDL内部で使用するvideo driverが選択可能になっていたが何故か効果がない。

SDLのソースからビルドまでしてみたがやっぱりうまく切り替わらなかった。

これはもう完璧なる敗北を味わうハメに…(^^;;;

 

これが…1.3GHzカーネルだとフルスクリーンにしても問題なく動く!凄い!

必死に頑張った努力はなんだったんだろう感その2!(^-^;

 

PC-8801MA(XM8)

今回イチバンうおー!ってなったのがコレ。

フルスクリーンモードでPC-8801MA(XM8)が動くようになった!(^-^)

 

ノーマルカーネルでの奮闘記は↓のブログを参照してほしい(^^)

 

ソースコードを追いかけ、原因を調査し…とそれなりに頑張ったけれど、それでもウィンドウモードで動かすのがやっとだった。しかもたまにノイズが乗る状態(TT)

 

今回の1.3GHzカーネルでフルスクリーンでの動作が出来るようになった。

同時にサウンドバッファのサイズを増やしてサウンドが問題なく鳴るように!

表示系を少しだけ改造(ドットデータ→カラー番号への変換処理を効率化)したので、その効果も少しあったのかも知れないが、全く問題なく動くようになったよ!(^^)

 

これも前回までの努力は……だけど素直に嬉しい!(^-^)/

 

MSX(openMSX)

MSX(openMSX)は1.3GHz動作になっても、画面を倍サイズにするとサウンドがノイズだらけになってしまう(T-T)

サウンドバッファを増やす?とかコマンドライン上での工夫?が必要かも知れないけど、もう少し何かが必要そう。

こちらはFBへの書き込みが速くなったら解決するかも?

 

でも…PC-8801X68000では処理が間に合ってるのに不思議だ…(^^;;

 

焦った現象!

1.3GHzカーネルでX-Windowを動かしたまま放置していたら、いきなり電源が落ちた!

その瞬間を目にしたのだけれども、あ…マズそうな落ち方したぞ…と思う感覚があった!

その後、電源が入らなくなり…だいーぶ焦ったよ!

電源長押ししても復旧出来なかったのだ(TT)

 

カーネル作者へ連絡を入れつつ、ポメラ本体を分解しつつバッテリーを外し…とかやってみたけどラチがあかない。

でも……結果的に分かった事は、単純にバッテリー切れだった模様!(T^T)

 

私は本体付属の充電器は使っていなくて、USBハブ経由で充電をしている。

そのせいなのか、1.3GHz動作中は充電が追いついてない可能性があるね…。

この先、注意深くモニタしていきます!

#本件、お騒がせして本当に申し訳なかったです…本当にすみません!!

 

ではまた次回!(^-^)ノ