今回はHC-20のマイクロカセットドライブをメンテナンスしてみる!
プログラムを組む流れでマイクロカセットを使うシチュエーションは多くないと思うが、せっかくなので完璧なHC-20になったら嬉しいという事情だけでメンテする!(^^;
HC-20のマイクロカセットドライブは、こんな感じに本体から分離する事が出来る。この状態で使える…わけではないが、カセットドライブが外れた部分に別のモジュールを取り付けて、機能を追加する事が出来るのだ。HC-40にも同じ機構があったので、このブログでは見覚えがあると思う。
……はっきり言ってカセットは修理の気が向かない(-_-;;
私はカセットデッキなどの「メカメカしい構造」が大の苦手で、分解するのも元に戻すのもタダでは済まない気がしてならない(^^;;
#そんな事情があってMZ-2500の修理には手が出しづらい。
ほら、なんとなくメカメカしい構造が見えてきた…(T-T)
マジ苦手なんだよなあ……なんて思っていたら……
ぽろっと部品が落ちてきた!!!!
これなに!?どこにあったの??(ToT)
まだ見てない場所と部品が出てくるとパニックになっちゃう!!
こういう不意に外れてしまう部品がホントに苦手……
奥の方を見てみたが、すぐには分からないので次に進む…。
コンデンサが3つついていた。裏返してみると、はんだされてる部分が変になってる…。これは交換必須だね…(T-T)
16v 10μF
50v 2.2μF
6.3v 47μF
残念ながら手持ちの在庫が無かったので急遽買い物へ。
高さ制限があるので、背が低いコンデンサを探す事になった。
基板が見えたことから、ゴムベルトも見えるようになった。
これがマイクロカセットドライブの全容。ゴムベルトの裏側がカセット本体だ。今回はそこまでバラさなくてもゴムベルトが露出した。とは言っても、あと4つくらいネジを外さないとベルトは取り外しができ無さそうだけど。
ゴムベルトを触ってみると、固まってるというか弾力がないというか。試しに手でモーターを回してみるけど、ゴムベルトが滑って全く機能していない。うーん…これはダメだね。
ゴムベルトを取り外してみると、なんとそのままの形が残った!(^^;;
しかもついてる時には「平ベルト」だと思ってたんだけど、取り外してみたら「角ベルト」だった!ぴろーんと伸び切っちゃってたって事ね…。
この状態でサイズを測るのは簡単じゃない……。うーん……Φ50〜55くらいの…太さ0.75の角ベルト…かな??
狙ったサイズが無かったので近しいものを購入してきた。
これを取り付けてみたんだけど……あら残念。ちょっと経が大きかったようで、回転させるとゴムベルトが"よれて"しまう。これは高速で回転させたら外れはしないかもだけど回転ムラが出そう。ダメだ(T-T)
仕方がないので、手持ちのゴムベルトの中から適当に探してみる事に。
最初からこっちのゴムベルトを使わなかったのは、ちゃんとしたサイズを知っておきたかったからだ。なんとなく分かった気がするので、今回は妥協(^^;
結局、経はもう少し小さく(Φ45くらい?)、太さももう少し細いものを装着した。ゴムベルトは、カセットドライブのかなり深いところにあるので、やり直しがとっても面倒だ!
できれば一発で決めたい!
気になっていたコンデンサも無事に交換完了!
ところで……さっきふいに落ちてしまった部品の「あるべき場所」が分かった!
中央に縦に2つの穴があって、片方の部品がハマってない。どうやらここから外れたみたい。試しにもうひとつの部品を外そうとしたが、固くて外せなかった。本来は固定されているのが正解なのかな…(謎
元通りに組み立てて動作確認をしてみよう。
BASICから「WIND」とすればテープの巻き戻りがされるらしい。
一瞬、画面に「CHARGE BATTRY!」と表示されて、Abortとなってしまった!
何度かやってみたけれども、モーターが動く様子はない。うーん…配線を間違えたのかな??
試しにプリンターを動かしてみようとしてLLISTとしてみたが、こちらも症状は全く同じく「CHARGE BATTERY!」からの「Abort」となった。
ACアダプタを外して同じことをしてみると、液晶がチラチラする。
うむむ…これはもしかしたら本体のコンデンサを交換する必要があるのかも??
今動いてるマシンのコンデンサを交換するのって勇気いるんだけどな…(T-T)
今回はカセットドライブ修理失敗ということで!
修理の失敗については書いてないだけで、今までも成功の3倍以上はある。
まだ修理していない場所があるというだけでも「もしかしたら直るかも?」と思えるので気持ちは楽だ!(そうでも思わないと気が萎えるw)
きっと「その3」に続く!(^-^)
ではまた次回!(^-^)ノ