先日のブログで紹介したEPSON HC-45。
拡張無しで128KBのRAMドライブが使えるなど、意外に使える予感がしている。
せっかくなのでHC-45を整備して、HC-40以上に使えるモノにしたい!
まずは不安のある電源周りを整備してみる事にした。
HC-45の状態は、先日までのテストで以下の事が分かっている。
ACアダプタでの駆動は出来ない
乾電池を入れて電源が入る事は確認出来た
ニッカドバッテリーパックでの動作はまだテストしていない
内蔵の128KB RAMドライブを有効に活用するためにも、ニッカドバッテリーでの使用はぜひ出来るようにしたい。そうしないと電池交換をするたびにデータが消えちゃうからだ(T-T)
バッテリーの交換検討
まず、うちのHC-45には元からバッテリーが入っていなかった。ただ、HC-40に入っていたバッテリーがあるので、おそらく同じモノだろうと仮定。
左の黄色いのがHC-40に入っていたバッテリーで4.8V 700mAh。
今回使うのは右側の青いバッテリーで4.8V 1400mAh。
同じサイズで容量が2倍ってのがいいね!(^-^)
ちなみに容量の大きいものを使いたいと思って↓こちらのバッテリーも手に入れていた。
ニッカドバッテリーだと思い込んでいたんだけど、よくよくみるとNI-MHって書いてある…。これはニッケル水素電池…orz 代わりに使う事は出来ても、おそらくHC-45本体に備わっている充電回路がダメな気がする。せっかく手に入れたけど使えない(T-T) 残念だ!
…というか、レトロ使ってる限り、このバッテリー使えなく無いか?(T^T)
HC-45のバッテリー端子は4本の電極が付いているタイプ。
そして元のバッテリーのコネクタは端子が緑色になってしまっていて、そのまま使うにはちょっと忍びない。テスターでチェックしてみたところ、ちゃんと電気は通るみたいだけど、このまま使い続けるのはなぁ…。
この際なので新品のコネクタを使ってみたい。
そんなワケで、別途手に入れていた4芯コネクタを使う事にした。
…微妙に形が違う(^^;;;
でっぱりを削ってしまえば使えるかな…きっと。
端子の加工
元の端子、ちょっとカタチ?が変わっている。
上が元のバッテリーについてた端子。下が今回用意した端子。
まず赤と黒の線が繋がってる場所が違う。そのまま黄色と青を使うものありだけど、私はぜーったいに間違うミスする破壊する(TOT) これはちゃんと黒と赤に差し替えよう。
それと…中2本の端子が、白の線で繋がってる。これは???
端子を取り外すのに簡単なように線が繋がってるとか?(^^;;;
いやきっと何か意味があるはずだよね…。
これも似せて作る必要がありそう。
というわけで作ってみたのがこれ↓。
赤と黒の線を入れ替えて、引っこ抜いた黄色と青の線を利用してループ?を作ってみた。
色とか見栄えとか見栄えとか見栄えとか置いといて、機能としては正しいはずだ!
見た感じなんて気にしちゃダメだ!!(TOT)←相当気にしてる
よし、バッテリー出来上がった。まぁこんなもんでしょ(^-^)
電圧もちゃんと出てる(^-^)/
これで問題なく使えるはずだ!
本体に装着!
準備したバッテリーを本体に取り付ける前に、本体の様子をもう一度見ておこう。
気になってるのは、本体がACアダプタで動作しないので、おそらくバッテリーの充電回路も動かないんじゃないのかな? そしたら本体に装着したバッテリーの電圧が下がるたびに取り出して充電するの??
それは…めっちゃ面倒だなぁ…(TT)
ACアダプタを使えるようにするには、おそらく本体電源周りのコンデンサを交換しないいけないのかも。もうこれは順番にやっていくしか無い。
そんな気持ちでACアダプタを繋げてすいっちおーん!
あ…あれ???電源入ったよ??電池入れたまま?いや抜いてる。
あれれれれ?なぜか起動するようになった!
え??なんで???
なんかEPSON HCシリーズでは、こういう事が多い気がする(^^;;
最初は調子悪かったのに、使い始めると段々と調子良くなってくるパターン。
でも動いたからとりあえずいいか!(^-^;
これで充電回路も使えるカモ!?
さっそくバッテリーを納めてみよう。
はいったー!サイズ的にもばっちり(^-^)
削ったコネクタもちゃんと入りました。フィット感が凄い!
そしてドキドキのでんげんおーん!
バッチリ!!
ACアダプタなしでもちゃーんと起動したよ!
最強のHC-45にするために!
ウチにあるHCシリーズ最強マシンを作るために、HC-40からRAMドライブを移植する!
とは言っても、カートリッジを移し替えるだけの話だ(^^)
右上のカートリッジに注目!
おおおお!これぞ最強のHC-45!!
これでAドライブが内蔵RAMの128KB、Iドライブがカートリッジの64KB、そしてメインメモリが64KB。合計で256KBの容量だ!この当時のマシンとしては相当デカいよね!
これだけ大きいとCP/M側のツールも充実出来そうな気がする。
DDTとかM80とかBDS Cとか!開発ツールも充実しちゃうかもなぁ(^-^)
でも本体で編集しない気もするしw
自己満足の状態だけど、やっぱりマシンが充実するのは嬉しい!
よーし、またHC-40シリーズで何か作りたくなっちゃうね(^^)
あと本体がちょっと汚いのが気になるので、これもちょこちょこ直していきたい。
ではまた次回!(^^)ノ