CASIO FP-200のメンテナンス その5

CASIOのFP-200、結論から言えば運用を諦めた(T-T)

でもその過程でいろいろとチャレンジしたので、ブログに残そうと思う!

以下、ハードを全く理解していないソフト屋さんの話なので、きっとハード屋さんから見たら突っ込みどころ満載だろう!でもそれも含めて楽しんでもらえたら…と思う(^^;;

 

前回までのあ・ら・す・じ・!

FP-200とホストマシンをRS-232Cで繋げて、データの送受信をするのが当面の目標!

ホストマシンで編集、アセンブルしたプログラムをFP-200に流し込んで、実行させようって魂胆だ。

前回までで、本体のコンデンサを交換し、不安定だった動作を安定させる事に成功した!

その上でRS-232Cのケーブルの作成に挑戦していた。

何パターン作ってもうまくいかず、本体側に疑惑を向けたところで終わった。

 

そして今回!

ついにFP-200本体が出力するデータを確認する流れとなった。私としては、本体からデータが出ているのかどうかだけが分かれば良い。細かい解析などは必要ないので、ONかOFFが分かれば良いのだ(^-^)
そういう話を仲間うちやTwitterで話題にしてみたところ、2つの機材が提案された。

ひとつはオシロスコープ、もうひとつはロジックアナライザだ。

この2つの違いを全く把握していない私としては「どっち?」って感じなのだが、どちらからも話を聞く感じでは魅力を感じる!

…というわけで、両方とも入手した!!(^^;;

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↑こちらがロジックアナライザ

 

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そしてこちらがオシロスコープだ。
金額を調べてみると分かるが、どっちも格安だ(らしい)。

性能その他は全く理解していないけれども、今回の目的が達成出来れば良いという割り切りw

その後、趣味の世界で利用出来ればいいかなーって感覚(^^)

 

先に書いておくと、ロジックアナライザの方は今回使えていない。専用のソフトをダウンロードする必要があるのだが、そのサイトに繋がらず(ダウンしてる?)今回は使用を諦めた(T-T)

 

検査用の環境を作る

RS-232C端子から情報を引っ張り出したいのだが、そのままRS-232C端子に検査棒を突っ込んでテストするにはだいーぶやりづらく感じる。ただでさえ素人なんだから、検査しやすい環境を作る事が大切だ!

RS-232Cケーブルから端子を取り出して、検査しやすいように並べる事にした。

まずは8本の線を外に出す。

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どの番号にどの色を繋げるのか、今回はPC-8001などのカラー番号を参考にしてみた。この年代の人だったら暗記しているであろうカラー番号(^-^) ケーブルの色が8色分ないので、ある程度は適当に割り振ってみた。

しかしこれが後に大混乱を起こすことに……。

ヒント:2ピンはGND

 

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こんな感じにブレッドボードに順番通りに並べてみた。下から1、2、〜8と並んでいる。好きなところにジャンパーを繋ぎ、データを取り出せば良い。

 

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FP-200本体とはこんな感じで接続をした。

 

これでデータを取り出すのだが……そういえばオシロの赤黒ケーブルをどこに繋げたらいいんだろう…? 人に聞いたりしてみたところ、どうやら黒はGNDに繋げるらしい。

DIN8ピンのGNDといえば2番……赤だ!! え?じゃあ赤のケーブルは? 出力するデータなので3番で……黒だ!

まてまてまてまて!めちゃくちゃ分かりづらい!(TOT)

ここに来てGNDを黒にしなかった事を強烈に後悔した(T-T)

うーん、ハードの定石を知らないがゆえのミス!

 

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オシロを繋げてデータをRS-232Cへ出力してみる。こんな感じのプログラムを書いてみた。

10 OPEN "COM0:" FOR OUTPUT AS #1

20 PRINT #1,"HELLO"

30 PRINT "HELLO"

40 A$=INKEY$

50 IF A$="" THEN 40

60 GOTO 20

これで何かのキーを押すたびにデータが出力されるワケだ。

FP-200の場合、このプログラムを動かす前に「MOUNT 1」が必要。通信に必要なバッファを1つ確保する…という命令が必要だ。これに気づかず、しばらくハマってしまった(T-T)

 

プログラムを動かしてみた結果、オシロの画面には何の変化も無かった…。データが出ているであろうピンだけ、他のピンも一通り試してみたが無反応。どうも本体から何の反応も出てない気がする。

 

その前にオシロの使い方はこれで良いのか??確実に動いてるもので試してみたいと思い、久しぶりにV20-MBCを引っ張り出した!久しく使ってなかったので、どう使うのか忘れてたw

 コンソールの主力がちゃんと見える事が分かった!

なるほど、使い方としては間違っていないようだ。

 

FP-200本体側が信号を出していないのであれば、ちょっとコレは手に負えないな…と直感的に思った。しかしもしかしたらはんだ割れとかあるかも知れないから、最後のあがきとして基板をもう一度見てみる事にした。

そしたら……

 

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はんだで気になる箇所がいくつか見つかったので、はんだを追加で付けてみる。

全部で7〜8カ所もあったので、初期の頃からこうなのかも知れない。

回路図が分かったらもっとちゃんとデバッグしていけるんだろうけれども、私の能力的にはこういうのを探すのが限界(^^;;

 

そして本体を組み立てたところ、今度は増設メモリが認識されなくなってしまった…。3つある増設メモリのうち、2つまでしか反応しない(T-T) 踏んだり蹴ったりだ!

そしてそれよりも先に通信テストだ…と思い、同じようにテストしてみたが、やはり無反応。

どうやら私の手に負える故障ではないようだ(-_-;

 

うーん悔しいがここまでで断念する(TT)

RS-232Cが使えないとホストを利用したプログラム開発が難しい。残念ながら本体オンリーでプログラムを組むのは避けたい。

チャンスがあれば、ハードに詳しい友人などに見てもらおうかと思う。

もしも修理出来たら何か作ってみたいね!(^-^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ