電池が長持ちPD-7000!
うちのPD-7000、5月中旬に手元に来て修理をして以来、電池を交換してない。充電がされているエネループ3本を入れたっきり。
これまでいろんなテストをするために電源を入れている時間はとても長い。しかもオートパワーオフが効いてないので、気が付くと電源入れっぱなしの時が多々ある。
特に通信関係を使いまくっているので電池の消耗は激しいはずなのだが…。
まだ今ですらコントラストを調整すると液晶が真っ黒にまでなる。
一体どのくらい電池が持つんだろうか…。
ホントに興味が尽きないマシンだ!(^-^)
本体が初期化出来た気がする…!
その後、解析はあんまり進んでいないのだけど、なんとなくCPU速度が切り替えられるようになった気がする。
手順としてはこんな感じだ。
・PD-7000の背面にあるリセットボタンを押す
・レジュームが解除され本体がリセットされる(ただしRAMディスクは消えない)
・システム起動ファイルを読むように則される
この状態で、ENVSET.EXEで作られたSYSTEM00.SYSというファイルをPD-7000へ送り込む。
SYSTEM00.SYSに入ってる設定に基づき、本体を設定するようだ。
この後、新たにファイルを読むように則されるが、このタイミングで送るべきファイルは判明していない。
おそらくビジネス用途のファイルを送り込むのだと思う…多分(^^;;
正常に送られたとしても起動するのはお仕事で使うメニューな気がする。
で、この状態でENVSET.EXEで設定された構成に本体が初期化されてるっぽい。
CPU速度も速くなったような気がする…感覚値なのだが。
DIRした時のスクロール速度とか!
本当にCPU速度が切り替わってるのか知りたい!
CPU速度を感覚値でしか語れないのはマジで悲しいので、ここはソフト屋さんとして是非とも数値で示したい。
世にベンチマークはいくつかあれど、手元で手軽に動かせるベンチマークがない。
いつも便利に使ってるCPUBENCH.EXEはPD-7000ではうまく動かない。
おそらくタイマーの値を拾ってこようとして失敗しているのかも(0で割り算エラーなんて、まさにそれっぽい)。
というわけで即席で作ってみる事に。
とりあえずVRAMにデータを書いてみるだけの簡単ベンチマーク。
将来的にはメインメモリとVRAMの速度違いとか調べてみたいけど、今は体感では無くて実際にCPU速度が変わってるのを確認する方が先決。
LSI C-86試食版でプログラムを作る。
いつものパターンだけど、Macで編集、DOSBoxでコンパイル&テストだ。
LSI C-86に「_dos_gettime」という関数があったので、これを利用してみる事に。
まずは遅い状態。
おそらく3.68MHzと思われる。
経過時間を示しているので、数字が大きい方が遅い。
1/100秒の単位で表示しているので、処理に74秒掛かった事になる。
とりあえず数字を見ておいてもらえれば。
そしてこっちが速いバージョンでおそらく7.37MHz。
きっちり倍になってる!!
ということは、ちゃんとSYSTEM00.SYSを読み込んで設定がされてるって事かも!
速くなってると感じたのは気のせいではなかったww
ちなみに同じプログラムをOmniBook425で実行してみた。
うわ!さすがに速いなぁ!(^-^)
同じくHP 200LX(倍速)
こっちも速い!倍速は速かった!
今の時代にDhrystoneで一喜一憂!
ベンチマーク作ってて、そういえばDhrystoneのソースを持ってたな…と思い出した!
私の手元にあるのはDhrystone2.1のソース。
1990年代に手に入れたものだけど、おそらくオリジナルだと思う。
これで今までどれだけのマシンでDhrystoneを測ってきた事かw
もうビルドの手順も丸暗記しまくってる!
Dhrystoneの数値がまとまっているサイトがあったのでリンクしておきます。
そういえばMS-DOS上で動かした事が無かったな…と思い、LSI C-86(試食版)でコンパイル。
手元にあるマシンで実行してみたので参考までに!
↑PD-7000 V30系? 7.37MHz (1060.0)
↑HP 200LX 80186 7.9MHz*2(倍速) (2422.9)
↑OnmiBook425 Cx486SLC 25MHz? (9632.0)
…あれ?それでナンの話だっけ???
そうそう、PD-7000が倍速で動くようになった話だったw
本体を初期化したことで、先日調べたいくつかの事が変わってしまったようだ。
これはまた別途ブログに書いていこうと思う!
それにしても…おそらく日本で稼働していないであろうPD-7000の事を書いたところで、どれだけの人が読んでくれているんだろうか(^^;;
自己満足でしかないけど、楽しいからまだまだ続けようと思う!
それではまた次回!(^-^)ノ