オアシスポケット3
オアシスポケットは、所有していなかったけれども存在自体は知ってました。
知るきっかけとなったのがこの本。
私は書籍だけは手に入れるけど、本体を手に入れてないってパターンがすごく多いw
オアシスポケットも「そうかーDOSが使えるのかーいつか欲しいなー」なんて思ってて、そのまま月日が経ってしまい、手に入れる事が出来なくなってしまったパターン。
衝撃の低価格!
いつか触ってみたいなぁ…なんて思っていたところ、1年ほど前にハ○ドオフのジャンクコーナーに1000円で置いてあった!動作確認していない感じだったけど、心配のビネガーシンドロームは起きてない。
しかも驚いた事にメモリカードまで入ってた!
これで1000円は超お買得!久しぶりにお宝を見つけた!と思いましたw
試しに乾電池を入れて電源ONしてみると「バックアップ電源断」と表示され、その後起動しない状態。液晶は生きてた!
ネットで調べてみると、どうやらシステム自体がRAM上に載っていて、バックアップ電池を切らしてしまうとシステムごと飛んでしまう仕様とのこと!
消えてしまった場合はメーカーまで送らないといけなかったらしい。
……んなアホな(T-T)
そんなの、当時であっても消しちゃう人は多かっただろうなぁ…と思いつつ調べてみると、
どうやら「機能+左シフト+改行+電源ON」で復旧させられるかも…との事。
実際にやってみたらあっさりと起動した。
すごい!完動品+SRAMカードで1000円なんてお買得!(^-^)/
ぴっかぴかに磨いたら愛着湧きまくりです!
MS-DOS環境で使ってみるよ!
オアシスポケット3でMS-DOS環境に降りる方法はこんな感じ。
まず、メインメニューで「スケジュール」にカーソルを合わせて「実行」。
すると一瞬MS-DOSの起動画面が表示されて…
スケジューラーが起動。
この状態で左シフト+機能+Zを押すと、いきなりスケジューラーから抜けてDOSプロンプトが表示される。「MS-DOSに放り出される」という表現が似合ってる気がする(^^;
オアシスポケット3を本来の機能で使おうとしてる人が、間違ってキーを押してしまって、この画面に出くわしたら途方にくれるだろうなぁ…と思うw
ちなみにDOSのバージョンは3.10。
メインメモリは驚くなかれ768KB!
標準では日本語変換、RAMディスク、プリンタドライバなどが立ち上がってるようで、フリーメモリは約500KBまで目減りしてる。
DOS/Vじゃなくて、FMRの血筋を引いたマシン。
ドライブ構成は以下の通り。
A: PCMCIA SRAMカードAスロット
B: PCMCIA SRAMカードBスロット
C: ROM DISK
D: RAM DISK(電源切っても消えない)
E: RAM DISK(電源切ったら消えて無くなる)
※他にもFとGドライブあり
私がたまにブログで「構成がオアシスポケット3に似てる」という表現を使うときがある。それは、本体に2つのPCMCIAスロットを持ち、それぞれにSRAMカードを入れるとABドライブとしてアクセス出来る点が良く似てる。
オアシスポケット3
PS-1000
他にもSHARPのPC-3000やThe PoqetPCなども同じ構成。
どうやら元祖はPoqetPCらしい。
この辺の詳しい歴史はWikipediaをどうぞ(^^;
そして気になる速度はこんな感じ!
※オプション-Fは、FMR系のマシンでつけるものらしい。
初代PC-9801よりも3.78倍高速!
CPUは80286 8MHz相当品らしいけれど、8086の3.78倍…まぁそんな感じかな。
…とまぁ、実はオアシスポケット3ではこのくらいしか使えていない。
実は一度SRAMカードのデータが飛んでしまい、最新をバックアップ取っていなかったため、環境を元に戻す気力がなくなってしまったのだったw
最盛期には80x25キャラクタの表示をさせてみつつ、Vzエディタ、FD、LSI-C86[試食版]が動くなど、とても充実した環境を構築していた。
ところで…
オアシスポケットには1、2、3と3種類ある。
そのうち、MS-DOSが起動出来るのは3だけです。
上から1、2、3。
色が違うのでエムブレム以外にも区別がつきます。
しかも1と2はシステムが消滅していたら復旧させる事が出来ないかも。
少なくともウチにあるものは復旧出来てません。
逆に3はすべて復旧出来てます(3も複数持ち)。
結局、オアシスポケット3は手に入れて以来、一度も本来の機能で使ったことが無い…。FMR系のパソコンはこれしか持っていないので、将来的に何か用途が合った場合には使えそうです!それまでビネガーを起こさせないように気をつけなくちゃ(^^)
また次回!(^-^)ノ