電子工作の道具

道具で上手になる

初めてはんだごてを握ったのは中学生の頃。

それ以降、機会が全くなく2年前まで触ったことすら無かった。

それが、いきなりはんだ付けに目覚めてからというもの、

いろんな道具を揃え始め、今では鬼のような「はんだづけ人生」(言い過ぎ)。

 

きっかけはいくつかあったと思うけど、自分が思う以上にレトロジャンルは

おおっぴらに熱く語っても大丈夫だったって事が大きい。

ずーっとこんなレトロ好きは自分だけなんだろうな…と思ってたからw

 

昔、サウンド屋さんと話をしていた時、印象的な事を言われた。

「ヘタだから安い機材を使うってのはおかしな話。

 ヘタだからそこ高い機材で上手に聞かせるんでしょうが」

まさに目からうろこの言葉だった。

今の電子工作的な趣味にも同じことが言えてると思う。

ヘタだからこそ道具に頼るんです!

そのために作られた道具!

これはすごーく思う。

 

ということで、今回は自分が使ってる道具の中から、特に便利と思ってるモノをピックアップしてご紹介。

中には「え?初心者がこんなの使ってるの?」ってのもあると思う。

腕では勝てないから道具で上手にやったように見せるんです!(笑)

 

はんだごて

なにはともあれはんだごて。

最初は「初心者キット」に入ってたはんだごてを使っていましたが、

コテ先を交換しようとして壊してしまって以来、これ(FX-600)にチェンジ。

温度調整出来るのがとても便利だし、暖まるまでの時間が短い!

f:id:PocketGriffon:20200512124506j:plain

 

コテ先についてはPX-60RT-3Cがお気に入り。

f:id:PocketGriffon:20200512125114j:plain

 昔は丸いコテ先を使っていたのですが、ハードが得意な知人に話をしたところ、斜めのコテ先使ってみると良いよとの助言を頂いた。その言葉通りに交換してみたら、もうね、自分のはんだづけ腕がどどーんと上達したような感覚になるほどの使いやすさだった!これはオススメです!

 

www.sengoku.co.jp

 

コードレスはんだごて

普段から使ってるわけでは無いのですが、コードレスなはんだごてが重宝するシチュエーションがあります。それがこのタイプのコンデンサ

f:id:PocketGriffon:20200512134126j:plain

ネットで検索してみると、上をニッパーで切ってから外す…とか、コンデンサの部分を指でぐりぐりして金属疲労的な方法で外す…とかあるんですが、そのどれもを試したのですがパターンを剥がしちゃう事が多くて(T-T)

うまく行かないなぁ…両方の足を同時に溶かせたら良いのに…と思っていたら…。

そうか、両方同時に溶かせばいーんだと気が付いた(^^;;

f:id:PocketGriffon:20200512134920j:plain

このはんだごて(太洋電機のMSD-20)は単3電池3本で使う事が出来る便利なものです。
確か連続使用時間とか制限あった気がしますが、そんな長い時間使ったことないw

これでコンデンサの両方の足を同時に溶かす事で、すごく簡単に剥がせます。

これは絶対にオススメ!

 

コンデンサ用テスター

コンデンサの容量はテスターを使っても上手に容量計れる方法があるらしいんだけど、仕組みそのものを理解して使う事が難しかったため、専用道具を購入。

f:id:PocketGriffon:20200512130018j:plain

コンデンサ単体で計る分には何の問題もありません。

基板に付いたままのコンデンサを計る場合には、うまく計れたり計れなかったりします。目安的に見る分には良いかな〜って感じに使っています。でもこれで問題のあるコンデンサを見つけたり出来てますので、やはり重宝はしています(^^)

 

ポータブル自動はんだ吸取器 TP-100

普段のはんだづけでは、はんだ吸取線を活用しています。

これはこれで使い方によってはすごく便利になるので手放せません。

基板貫通型のコンデンサを抜く時には、サンハヤトの「はんだシュッ太郎」を使っていました。

手軽に使えるので便利に使っていたのですが、やはりこれだとサブ基板みたいなタイプを抜く場合にイマイチかな…と感じてました。

そしてある時、決心してこれを手に入れました!

f:id:PocketGriffon:20200512132753j:plain

太洋電機の自動はんだ吸取器TP-100!

これを手にしてから…大量のコンデンサ抜きやサブ基板を外すなど、今まで面倒で怖かった事が全部平気になりました!

むしろコレが無かったら、サブ基板を外すことはしなかったかもです。

おかげでPC-9801ノートの修理などがしやすくなりました。

これはオススメです!

 

ヒートガン

たくさんの足が生えたICチップをはんだごてやシュッ太郎で外すことは不可能ではありませんが、相当な苦労がありそうな事は想像に堅くないと思います。まぁそもそもそんなシチュエーションは滅多にないんですが。

でもメモリを増設する際に、どうしても元あったチップを取り外さないといけなかったりとか、年に何回はそういう状況に陥ります(陥るの!)。

そんな時に便利なのがコレ、ヒートガン。

f:id:PocketGriffon:20200512140415j:plain

ドライヤーのデッカいヤツだと思ってくれたら大体あってますw

出てくる風の熱が300度とかになるので、人体にやったら絶対ダメ!

これでICの足を温めてやると、ぽろっと取れます。

ホントに簡単に取れます!

これが無かったら素人がメモリ増設なんて、絶対に出来ないと思う…。

 

逆に手に入れたけど全く使わなかったモノも多数(^^;

特に紹介するようなモノでもないので、割愛します。

 

他にも気が付いたら書いていこうと思います。

工作では無いけれども便利に使ってるモノはいくつかあるよ!

別の機会に(^-^)