外部記憶装置が欲しい!
レトロパソコンを単体で使っていると良く思うことが2つ。
・記憶装置が欲しい
・現代のパソコンとやりとり出来る環境が欲しい
外部記憶装置については、良くあるのがフロッピーディスクドライブ。
3.5インチ2HD(1.44MB)だと話は早い(^^;
現代でもUSBに繋がるFDDは販売しているので、それを利用すればオッケー。
これが5インチフロッピーとかになると話がややこしくなるので、
それはまた別のマシンでご紹介するとして…汗
可能であれば、現代のパソコンを外部記憶装置として利用出来たら嬉しい。
私の場合、レトロなパソコンを使う理由のほとんどがほとんどが
プログラムをしてみたいって欲求から来てる。
そのため、現在使っているエディタやコンパイラが使えるのがイチバン!
HC-40の外との繋がり具合は?
さて、そんな目でHC-40を見てみると、FDDは繋がるけれども手に入らない、
メモリカードは物理的に入らない、HDDはもっとムリ。
そうなると脚光を浴びてくるのが、RS-232Cコネクタ。
このコネクタ、どうやら8ピンDINコネクタというらしい。
どっかで見覚えがあるな…と思ったら!
PC-2001のSIOアダプタと一緒の形状だった!
このアダプタ、持ってる!(^-^)
そうとなれば作ってみるしか無いでしょ!
RS-232Cケーブルの構想
まずこのDIN8ピンが、どんな配線になってるのか分からなければ話が始まらない。
どっかに資料がないかと探してみると、海外サイトに情報があった!
これでそれぞれのピンの意味は分かった!
次は…どういう感じで、これと現代パソコンと繋げるか…。
理想は…USBと、このRS-232Cコネクタが繋がる事でしょう。
シリアルをUSBに変換するのって大変そう…と思いますが、
実はとっても適したモノがあるんです。
それがコレ!
細かい事はわかりませんが、私の理解のレベルと言えば
端子にシリアル信号を接続すれば、 USBと相互に変換してくれるキット。
便利すぎて他のマシンと接続する時にも頻度高く使っています!
これがその基板の裏側。
ここに印刷さている線をどうにかして繋げてやれば良いはず。
同じ記号同士を繋げるとストレート、交換してやればクロスって理解してます(^^;
その程度の知識で電子工作…というか工作をするヤツ。
で、簡単に書いた図がこれ。これが私の設計図(^^;;;
ともかくこの通りに繋げりゃ何かしらの反応があるでしょ!くらいの感覚。
その前にこのキット、出力されるビットの0と1が逆らしい。
それを反転させてやらないといけない。
これが毎回面倒。
説明をここで書くと面倒なので、他のサイトへのリンクを張っちゃう(ごめん)。
ここにある「ドライバのインストール」「ファームウェアの書き替え」を
参考にしながらやっています。一度やったら終わりです(^-^)
工作してみる
いきなりケーブルを作ってもうまく行く自信がない!
というか、この手のケーブルをちゃんと作れた経験がゼロなのでムリ(T-T)
なので、ここはブレッドボードのお世話になる事に。
まずはキットに付属してるピンヘッダをはんだ付け。
そしてRS-232Cコネクタ側も線をはんだ付けしてピンヘッダへ繋げる。
美しさなんて気にしてちゃだめ!!(正当化)
まずは動かす事が重要!(そして動いたらいつもそのまま…)
これらをブレッドボードの上で繋げる。
あとはUSBを繋げたら完成!
通信してみるよ!
出来上がった通信ケーブルを繋げてみて、実際に通信のテストをしてみる!
まずはプログラムのセーブ。
簡単なプログラムを作ってホスト側に送ってみる事に。
まずは速度を抑えて実験してみる。300ボー設定(6)。
「Ok」とか出てるけど…キミ、全く通信出来てないからね…(T-T)
あれれ…配線がダメだったのかな…うんともすんとも言わない。
じゃあロードもダメかもなぁ…。
試しにやってみると…
え!?
ロードは成功した!
じゃあHC-40から送る方の配線ミスかな…。
そう思って調べてみるものの、どうも結線的には問題無いと思う。
ははぁ…もしかしてこれがプルダウン抵抗が必要ってシチュエーション?
とりあえず、ホストマシン→HC-40の通信が出来れば実用上は問題ないけど、
気になるので、そのうち抵抗取り付けてみようと思う。
通信速度について、どこまで行けるのか試してみたけれど、短いプログラムなら
HC-40の最高速である38400bpsで通信出来た!
プログラムの長さも関係あるけれども、1行の長さも関係しそうだね。
この先、テストを進めてみようとは思う。
ついにプログラムを流し込む環境は出来上がった!
これからはソフトだ!(^-^)/