HC-40にRS-232Cケーブルを繋げた!

外部記憶装置が欲しい!

レトロパソコンを単体で使っていると良く思うことが2つ。

・記憶装置が欲しい

・現代のパソコンとやりとり出来る環境が欲しい

 

外部記憶装置については、良くあるのがフロッピーディスクドライブ。

3.5インチ2HD(1.44MB)だと話は早い(^^;

現代でもUSBに繋がるFDDは販売しているので、それを利用すればオッケー。

これが5インチフロッピーとかになると話がややこしくなるので、

それはまた別のマシンでご紹介するとして…汗

 

可能であれば、現代のパソコンを外部記憶装置として利用出来たら嬉しい。

私の場合、レトロなパソコンを使う理由のほとんどがほとんどが

プログラムをしてみたいって欲求から来てる。

そのため、現在使っているエディタやコンパイラが使えるのがイチバン!

 

HC-40の外との繋がり具合は?

 さて、そんな目でHC-40を見てみると、FDDは繋がるけれども手に入らない、

メモリカードは物理的に入らない、HDDはもっとムリ。

そうなると脚光を浴びてくるのが、RS-232Cコネクタ。

f:id:PocketGriffon:20200512094318j:plain

 このコネクタ、どうやら8ピンDINコネクタというらしい。

どっかで見覚えがあるな…と思ったら!

PC-2001のSIOアダプタと一緒の形状だった!

f:id:PocketGriffon:20200512103107j:plain

このアダプタ、持ってる!(^-^)

www.sengoku.co.jp

そうとなれば作ってみるしか無いでしょ!

 

RS-232Cケーブルの構想

まずこのDIN8ピンが、どんな配線になってるのか分からなければ話が始まらない。

どっかに資料がないかと探してみると、海外サイトに情報があった!

discordia.org.uk

 これでそれぞれのピンの意味は分かった!

 

次は…どういう感じで、これと現代パソコンと繋げるか…。 

理想は…USBと、このRS-232Cコネクタが繋がる事でしょう。

シリアルをUSBに変換するのって大変そう…と思いますが、

実はとっても適したモノがあるんです。

それがコレ!

akizukidenshi.com

細かい事はわかりませんが、私の理解のレベルと言えば

端子にシリアル信号を接続すれば、 USBと相互に変換してくれるキット。

便利すぎて他のマシンと接続する時にも頻度高く使っています!

 

これがその基板の裏側。

f:id:PocketGriffon:20200512110011j:plain

ここに印刷さている線をどうにかして繋げてやれば良いはず。

同じ記号同士を繋げるとストレート、交換してやればクロスって理解してます(^^;

その程度の知識で電子工作…というか工作をするヤツ。

 

で、簡単に書いた図がこれ。これが私の設計図(^^;;;

f:id:PocketGriffon:20200512110514j:plain

 ともかくこの通りに繋げりゃ何かしらの反応があるでしょ!くらいの感覚。

 

その前にこのキット、出力されるビットの0と1が逆らしい。

それを反転させてやらないといけない。

これが毎回面倒。

説明をここで書くと面倒なので、他のサイトへのリンクを張っちゃう(ごめん)。

ポケコン用USB通信ケーブルを作ろう!

 ここにある「ドライバのインストール」「ファームウェアの書き替え」を

参考にしながらやっています。一度やったら終わりです(^-^)

 

工作してみる

いきなりケーブルを作ってもうまく行く自信がない!

というか、この手のケーブルをちゃんと作れた経験がゼロなのでムリ(T-T)

 なので、ここはブレッドボードのお世話になる事に。

 

まずはキットに付属してるピンヘッダをはんだ付け。

f:id:PocketGriffon:20200512111807j:plain

 そしてRS-232Cコネクタ側も線をはんだ付けしてピンヘッダへ繋げる。

f:id:PocketGriffon:20200512111926j:plain

 美しさなんて気にしてちゃだめ!!(正当化)

まずは動かす事が重要!(そして動いたらいつもそのまま…)

これらをブレッドボードの上で繋げる。

f:id:PocketGriffon:20200512112105j:plain

あとはUSBを繋げたら完成!

 

通信してみるよ!

出来上がった通信ケーブルを繋げてみて、実際に通信のテストをしてみる!

まずはプログラムのセーブ。

簡単なプログラムを作ってホスト側に送ってみる事に。

まずは速度を抑えて実験してみる。300ボー設定(6)。

f:id:PocketGriffon:20200512113248j:plain

「Ok」とか出てるけど…キミ、全く通信出来てないからね…(T-T)

あれれ…配線がダメだったのかな…うんともすんとも言わない。

 

じゃあロードもダメかもなぁ…。

試しにやってみると…

f:id:PocketGriffon:20200512114109j:plain

え!?

ロードは成功した!

じゃあHC-40から送る方の配線ミスかな…。

そう思って調べてみるものの、どうも結線的には問題無いと思う。

ははぁ…もしかしてこれがプルダウン抵抗が必要ってシチュエーション?

とりあえず、ホストマシン→HC-40の通信が出来れば実用上は問題ないけど、

気になるので、そのうち抵抗取り付けてみようと思う。

 

通信速度について、どこまで行けるのか試してみたけれど、短いプログラムなら

HC-40の最高速である38400bpsで通信出来た!

プログラムの長さも関係あるけれども、1行の長さも関係しそうだね。

この先、テストを進めてみようとは思う。

 

ついにプログラムを流し込む環境は出来上がった!

これからはソフトだ!(^-^)/