SHARP PC-1350の通信環境を整える!

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せっかくPC-1350を復活させたので、プログラムしてみようって気になってきた!

以前は挫折してしまったポケコンCPU「SC61860」のマシン語プログラミングにも挑戦してみたい。その後、「SC62015」(PC-E500シリーズのCPU)にステップアップして行けたら…と思う。

同じように若き日に辛酸をなめた方がいたら、一緒にチャレンジしてみよう!

大丈夫、私もSC61860は初めての初心者だ(^-^)

 

PC-1350本体で気にするところは?

気にするも何もPC-1350は1種類しかないやん?

私もそう思っていたんだけど、どうやらROMにバージョン違いがあるらしい。

メモリの&FFF0(ROM)の内容が&CEならばバージョン1、&03ならばバージョン2との事。

どちらの方がたくさん出回ってるのかは分からないが、うちにある3台のPC-1350のうち、2台はバージョン1、1台がバージョン2だった。

ならば…新しいであろうバージョン2で作っておいた方がいいのかも?

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ただ、うちにあるバージョン2は液晶の左側がちょっと残念な状態だ。

まぁ文字を読むのは困らないので、これを気にせず使おうと思う!

貴重なマシンだからね!(落として割ったけどTT)←Twitter参照

 

あと気になるのはRAM容量。

PC-1350は標準でRAMが8KB載っている。

今回はマシン語であれこれしてみたいと思っているが、マシン語データを直接ロード出来ないマシンなので、いったんはBASICとして送り込む必要がある(あるよね?)。

そのため、少しメモリには余裕を持たせたい。

 

ウチにあるPC-1350には以下メモリが取り付けられている。

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  CE-201M(8KB)

  CE-202M(16KB)

  CE-203M(32KB)

前回のブログにも書いたが、PC-1350は拡張メモリを16KBまでしか受け付けない。そのためCE-203M(32KB)はオーバースペックだ。半分は無駄となっている。もったいない(T-T)

 

そしてもうひとつ不思議な事。

それは…CE-201M(8KB)を装着すると、なぜか16KB増設される…。おかしいな…と思って何度もリセットしたり、メモリの書き替えテストしてみたりしてみたのですが、どれも正常値…。

見た目は普通のカードなんですが、もしかしたら改造されているのかも??

面白いので、当面はコレ(CE-201M)を使ってみようと思う!

 

通信環境は?

PC-1350の通信アダプタは、実はPC-E500と互換性がある。

これは、過去にPC-E500用のアダプタを自作してた時、たまたま気が付いたw

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右が試作1号の「通信イチロー」、左が試作2号の「通信ジロー」だw

通信ジローでPC-E500と通信が出来るようになったが、通信速度が上がらなかった。今思えば、プルダウン抵抗というものが足りないのかも知れないが、当時(2年くらい前?)はそんなこと全く気が付かなかった。

この通信ジロー、PC-E500では上手に通信が出来なかったが、PC-1350では問題なく通信出来ていた。そんなもん??

 

その後、安定した通信環境が欲しくて、高松製作所のアダプタを購入した。

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いかにも「3Dプリンターで出しました〜」ってアダプタが良いです(^-^)

もちろん通信の安定性はバッチリ!

今回はこっちを使って通信環境作ろうと思う。

 

通信してみるよ!

PC-1350とホストマシン(私はMac使い)を実際に繋げてみる。

PC-1350側はホントに繋げるだけの単純めーかい。

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さすがのベストフィット!

通信ケーブルが上向きに付けられるのがホントに助かってます。

多くのケーブルは横に出てしまうため、横方向にスペースが必要になって意外に大変!

 

Mac側はUSBで繋げるが、問題はソフトかと思う。

私はPCG-LinkMacを利用させてもらっています。

kyoshiaki.sakura.ne.jp

主にPC-G850を想定して作られているようですが、シリアル通信なら基本なんでもイケます。

私はPC-G850はもちろん、PC-1600K、PC-8201、HC-40、HC-88、そして今回のPC-1350でも利用する。マシンによってソフトを変えるのなんて覚えられないよ(T-T)

テキストファイルでもバイナリファイルでも送信出来るので、とっても便利だ!

 

…で、PC-1350で通信ってどうやるの???

まさにここから(^^;;;

他のマシンではLOAD命令のあとにディスクリプション、通信環境などを書いてやるパターンが多いんだけど、PC-1350もそうなんだっけっかな?←過去に一度やってる

そして不幸にもPC-1350のBASICをマニュアルを持ち合わせていない。

仕方ないのでPC-1360のマニュアルを参照してみる。

どうやら…先にOPEN、その後にLOADらしい。

 OPEN "1200,N,8,1,A,L,&1A" [RET]

 LOAD [RET]

(1200bps、ノンパリティ、データ長8ビット、ストップビット1ビット、ASCII、区切りコード(CRLF)、終了コード)

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PCG-LinkMac側の設定は↑こんな感じ。

これで問題なく送受信出来るようになった。

ちゃんとフロー制御が効くようで、ノーウェイト送信してもPC-1350側が受け取ってくれる。1200bpsは遅いけれども、それでも手打ちするのに比べたら楽ちんだ!(^^)

 

あと便利だなーと思ったのは、実は上に書いたOPENのオプションは、デフォルト時の設定そのものなのだ。長々と書かなくても「OPEN[リターン]LOAD[リターン]」でロードが出来てしまう。これは便利!ファンクションキーを持たないポケコンでは重要な事だと思う(^^)

 

よーし、これでプログラムのロードセーブが出来るようになった。

これから少しずつ使って行ってみようと思う。

多分、SHARPポケコンに慣れている方ならば「なにを今さら」な情報が満載になると思うが、そこは生暖かく見守ってもらえれば…と思う(^^;;

 

ではまた次回!(^-^)ノ