SHARP PC-1350でプログラミング その9

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SHARP PC-1350でプログラミング 完結編!

今回のが最後…の予定です!

 

あの後、何かまとまったモノを作ってみたいと思い、それっぽいゲームを作り始めたのだが…画面が出たところで猛烈に飽きてしまったw

過去に(趣味で)作ったことがあるゲームという事もあり、特に目新しい技術があるわけでもなかったので、先が見えてしまった事が大きいのかも知れない。

 

ちなみに画面はこんな感じ。

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ゲーム画面が横になっていて見づらいけれども、テト○スっぽいゲームだ。

これは「PB-1000 Software Library」というページにあった「BLOCKS」を参考にさせて頂いた。実はこの作者とは30年くらい前からの知り合いだったりする(^-^)

PB-1000 Software Library

 

6x4ドットのフォントを表示しているけれども、VRAMが縦8ドット構成になっているため、縦方向に4ドットのフォントを表示するのはちょっとだけ頑張らねばならない。デバッガの画面でこれだけ読みづらいという事は、実機では読めないかもしれない…と今思ったw

 

SC61860の感想

「PC-1350を使ってみるぜ」ってところから始まった一連のプログラム作業。アセンブラ、逆アセンブラエミュレータ、デバッガとフルコースで作ってしまった。今の時代でいえば、世界でイチバン開発環境が整っているかも知れない!?

 

一度もプログラムした事がなかったSC61860だったが、この約1ヶ月間のトライによって習得が出来たか…と言われれば「微妙」と言わざるを得ない。

今でも何か作る際にはニーモニック表が無いと1行も書けない。機能は理解できていても、それが命令として覚えられないのだ(^^;

 

コードが冗長になってしまう点も厳しかった。Xレジスタに代入するだけなのに何行も書かねばならないなど、目的に到達するまでの距離が短く出来るイメージが沸かない。アセンブラにマクロ機能を入れようと思ったが、結局コードサイズは変わらないのか…と思い、辞めてしまった。

 

メモリアクセスについても、やりたいことは明確なのに、どの命令を組み合わせれば実現出来るのか…というパズルが常につきまとい、どうにもやりたい事がぱっと書けない。

レジスタが豊富にあるのに使い切れないというか、結局は内部RAMなのでそっちをアクセスする事になる。内部RAMはPレジスタで無ければアドレッシング出来ないため、頻繁にPレジスタを変更するコードが入る…など、ストレスが溜まりまくった。

 

やはり若い頃から思っていた「このCPUは大変だぞ」の感覚はその通りだった(T-T)

このままPC-E500系で使われているSC62015へステップアップしていこうと考えていたが、現状では「ちょっと待った」という気持ちが強い。

そのくらいダメージがでかいのだ(^^;

少し落ち着いて別のマシンを楽しみ、ある程度経ったらまたSC62015へのチャレンジはしてみたい。

 

とりあえずSC61860へのチャレンジはここでキリにする!

また次の機会(PC-1360Kで挑戦とか)があれば頑張ってみたい(^^)

その時には今回作ったアセンブラエミュレータが役に立つはずだ。

 

ではまた次回!(^-^)ノ