PC-8801の日らしいので…

去年も同じようなタイトルでブログを書いたけれども、あれから一度もPC-8801を触っていないのかも知れない…汗

 

去年から何も変わっていないのであれば感想も変わってないんだけど、それでも無理やりブログのネタを捻出していってみたい(^^;;

 

PC-8801にまつわる話

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メジャーマシンなんて使ってないんでしょ?と思われがちな私だけど、実は結構な数のPC-8801所有歴がある。PC-88VAやPC-98DOも含めたら10回以上?

写真が残ってるものと残っていないものがあるけれども、ちょこちょこ紹介しつつ当時の思い出を振り返ってみたい。

 

まず私は当時リアルタイムではPC-8801を触っていない。

初代PC-8801が発売された頃、すでにコンピュータを触っていたが、別の機種に興味が行ってたので、PC-8801と直接交わる機会がなかったのだ。

 

PC-8801mkIISRが発売された後は、ALU機能にとても興味があった。けれども、そのためだけに27万円とか出せない事情があったのも事実w

当時であってもゲームで遊ぶ事が選択肢に入らなかった私にとって、PC-8801の魅力は違うところにあった気がする。

 

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PC-8801ではプログラミングテクニックが要求されるケースが多かったように思う。

初代PC-8801を初めて見た時の印象は「でかい」「ビジネス機」「遅さが目立つ」だった。BASICでグラフィックをクリアすると、画面を消すところが目で追って見えた。それを見て当時あんまりマシン語を理解していなかった私は「BASICのCLSはBASICで書かれてる?」とかワケのわからない事を考えてたw

 

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そんな中で見たゲームで、アルフォスは本当にびっくりした。

「本当はPC-8801で動いてないんじゃないの?」とホンキで思った。I/Oの広告でアルフォスを初めて見た時は「きっと静止画なんだろう」と思ったほどw

 

当時よく通っていた西○百貨店の店員さんから「PC-8801はDMAを止めると3倍速になる」とか「実はグラフィックの1プレーンだけハードウェアでスクロールさせる機能がある」とか、かなーり適当な話を聞かされてしまったので、88に対して誤解していた時代があったw

 

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その後、アルフォスについてはプロコン?アソコン?だったか、何かの本に森田氏がインタビューに答える形でプログラミングテクニックを公表してくれた。

すでに手元から書籍は無くなってしまっているが、主に4つくらいの事柄が書かれていたかなぁ…と記憶している。

 

・カラーパレットの有効活用

・ループ展開

・PUSHで描画

・差分だけ書き換え

 

上の3つはすぐに理解できたけど、最後の差分書き換えだけは「考えただけでも面倒くさそう…」と思って、理解の外にあった気がする汗

 

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PIOという雑誌に載っていたホバーアタックの移植記事を読んだ時、キャラクタ単位の差分書き換えについて図入りで説明が載っていた。

おお、なるほど、こういう手法をとれば管理は簡単だ、確かに!と思い、実際のプログラムを見てみたくて、ダンプリストを全てハンド逆アセンブルした!スクロールする部分だけ解析すればいーじゃん…とも思ったが、なんか意地になってたw ノート何冊分にもなったけれども、これは逆アセンブルする根性がついた気がする作業だった!

 

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そしてイース3の多重スクロール+重ね合わせを見て、またしても「どうやってるの?」となり、実機はもっていないくせにZ80でプログラムをしてみて、これで速くなるのかなぁ?ならない気がするんだけど…。

 

その謎はI/Oに掲載されていたCARBOというゲームで解かれた…気がする。VRAMの見えない場所で重ね合わせ処理をし、それをALUのコピー機能を使ってコピーするというテクニック。これも目からウロコだった!

 

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2019年の年末頃、PC-8801MCでプログラムをしていた。今と基本的に変わることはなく、Macで作ったプログラムをRS-232C経由でPC-8801MCへ送り込み、実行させる…という方法。何か作ろうと思って転送プログラムを書くまではやったけれど、それ以降は何もせずに終わってしまった。いつかALUを使うプログラムにチャレンジしてみたい(^^)

 

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一時期所有していたPC-8801FH(ブラックモデル)の写真が1枚もない事に気がついた…。別に嫌ってたわけでも無いのになぜ(^^;;;

 

PC-8801は、当時のプログラマに試練を与えたハードだったんだろうな…と思う。88でテクニックを磨いたプログラマは多い気がする(^^) そういう人って今でもパワフルな気がするけれども、気のせいだろうか…(^-^;

 

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そんなPC-8801の日、でした!

 

ではまた次回!(^-^)ノ