CASIO AI-1000を使ってみる!その1

CASIO AI-1000

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私はAI-1000が大好きだ!

真っ黒い筐体に主言語がLISPというクールさが気に入っていたが、当時はLISPってなに?って感じで気軽に手が出せるマシンでは無かった。

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カバーを閉じた見た目がこんな感じ。なんとなくモノリスを想像するような形に、並々ならぬカッコ良さを感じている!

 

黒くて光る筐体がカッコいいと感じるのは、パトレイバー(コミック)に出てきた敵ロボット「グリフォン」にも通ずるものがある(私の名前の由来はコレだったりする)。

 

月日は流れ、ソフトウェア業界に入ったあとはメインで使うエディタがvi→Emacsと移り変わり、LISPも普通に使うようになっていた。今だったらAI-1000を使えるかも…と思い、思い切って何年か前に入手した!

 

AI-1000の特徴といえば、メイン言語がLISPという事が挙げられると思うけど、ROMカードを入れる事で使える言語を入れ替えることが出来る。「入れ替え」という言い方がアレだけど、例えばBASICカードを入れると「LISP+BASIC」という使い方ではなく、BASICに入れ替わる。使える言語は常に1つだ。

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言語を切り替えられるポケコンって革命的じゃない??

ゲームソフトとかもカードで供給されたら面白かったかもなーと思うけど、そこまでの需要は無かったのかも?

 

実は……

ここまで「AI-1000 Love」を表明しながらも、白状してしまえば今までにAI-1000でプログラムをしたことが一度もない!!!えっへんえっへん!!

このままではいけない!…と思ったかどうかは分からないが、せっかくなのでプログラミングしてみたい!

 

ワタシ的な流れなので、いろんな言語でプログラミングというよりは、マシン語を使って何かを作る…ということになるだろう。そのためにはどうしたら良いのかを検討していく。

 

まごうことなきAI-1000初心者がプログラミングをする流れなので、きっとこれからAI-1000を使おうと考えてる人にも参考になるんじゃないかと思う。

 

構成を考える

やっぱり私的な作り方しか出来ないので、主にホストマシンでプログラムを作り、出来上がったバイナリをAI-1000へ流し込む方法を検討したい。そのためにはRS-232Cが繋がらないとどーにもならない。

 

AI-1000は本体横に外部拡張端子がある。

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形も特殊なので、ここにRS-232Cを繋げるハードを作るような真似は、私には出来ない(T-T) 素直に外部ユニットに頼る事にしよう!

 

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こちらは1980年代にPB-1000用に購入したFA-7。これはAI-1000でも使える。背中側にRS-232Cの端子があるので、これをうまく利用する事にする!

 

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PB-1000+FA-7の構成だとこんな感じ。フィット感が素晴らしい!FA-7はPB-1000用に作られたんだろうなーと感じる。

 

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FA-7にAI-1000を取り付ける……逆か、AI-1000にFA-7を取り付けるとこんな感じ。

これを見ると、PB-1000のオプションと共有するためにAI-1000のカバーを付けたんじゃないの?と思ってしまう。

 

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ちなみにフロッピードライブユニットのMD-100もある。これもAI-1000で使用可能。

フロッピーは使えるものの、MacWindowsからディスクを読み書きすることが出来ず、いまいち使い勝手が良くない。そのため、ウチでは使う機会がとても少ない。

 

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もうひとつ、MD-100 emulator。これは海外のユーザーが開発したモノ。

こちらも一連の流れでご紹介できたらと思っている!

 

話は盛大に脱線したが、FA-7を介してRS-232Cを繋げる事とする。

 

プログラムはマシン語開発を主としたいが、LISPでどうやってメモリアクセスなどをするのかが分からない(方法はあるんだろうか?)。今回はBASICカードを使用するのが良さそうだ。

 

という感じで構想だけが進んでる段階だ。

この先、手探りでプログラムを開発していこうと思う。

AI-1000のCPUであるHD61700も初体験なので楽しみだ!

 

ではまた次回!(^-^)ノ