今回はGPi CASEにRaspberryPi Zeroを入れて、RecalBoxを動かした話(^^)
なんとなく聞き慣れない言葉が沢山出てきた!
GPi CASEというのが、↑この写真にあるゲームボーイみたいなケースのこと。
サイズ的には↑こんな感じ。
ここは初代ゲームボーイを並べたかったが、どこかにしまい込んでしまっているため、仕方なくゲームボーイライトを並べてみた。大体同じくらいの大きさだ!
RaspberryPi Zeroを説明する必要はないと思うけれど、念のため(^^;;
もう半年くらい以上前から、全く手に入らなくなってしまっている。これはRaspberryPi Zero WHというピンヘッダがついたバージョン。少し前に千石電商で売られていたのをげっとしたものだ。そういう意味では虎の子のZero(^^)
RecalBoxというのがLinuxのディストリビューションの1つ(…なんだと思う)。RetroArchを主体とした総合エミュレータ環境…みたいな感じで、起動するとloginとは出ず、いきなりEmulationStationが立ち上がる。ゲームで遊びたいけどLinuxは良くわからんって人にはとても使いやすい環境だと思う(^^)
GPi CASEを1年以上も前に手に入れていたんだけど、ずっとRaspberryPi Zeroが手に入らず放置していた。何ヶ月か前にZero WHが手に入った事で、ようやく試す気になった(^^;;
ピンヘッダが……
WHが手に入ったけれど、なかなか手をつけなかったのにはワケがある!
実はGPi CASEで必要とするZeroは、ピンヘッダがないタイプのZero Wなのだ(TOT)
うーん……面倒だけどピンヘッダを抜くしかないか…
最初、ヒートガンで温めて一気に抜こうかと考えたが、これだけ広い範囲を温めて抜くのが簡単ではないように思えたので、はんだごてで1本ずつ抜いていった!
作業工程の写真を撮り忘れてしまったが、特に工夫もなく地道な作業で抜いた(^^;;
イメージ焼いて組み立てて起動
ピンヘッダが抜けてしまえば、あとは組み立てで困ることはない。
そういえば最近、とても気をつけている事がある。
RG552の351ELECを試している時に、無名のSDカードを使って失敗を繰り返した苦い経験から、もうOSを入れるSDカードは、知名度の高いメーカー品しか使わないぞ…と心に決めた!
メーカー品を試してみると、ノーブランドに比べて書き込み速度も4倍以上違うなど、性能差でも大きく違う。ここは変なストレスを感じないためにも、キチンとしたものを使うべきところだろう(^^)
もうひとつ、これは自分の自爆案件だけど、SDカードの価格はすごい勢いで下がっているので買い貯めは良くない!これ↑も今では手に入れた価格の1/5以下で買える気がする(T-T)
SDカードにイメージを焼く方法だけど、最近はちょっとラクしている!
↑このツールがとても使いやすい!
ホントに何の苦労もなくSDカードに書き込みが出来てしまう。
まず起動するとこの画面↑が表示される。
Operating Systemをクリックして、お好みのイメージを選択する。
書き込めるイメージはこんな感じでとても簡単に選ぶことが出来る。
この後、Storageで書き込むデバイスを選択し、WRITEを押せば勝手にダウンロードしながらSDカードへ書き込みをしていってくれる(^^)
これは本当に便利!(^o^)
書き込んだSDカードをRaspberryPi Zeroに装着し…
カセットのようなカートリッジにZeroをはめ込んでフタをする。
ピンヘッダを抜いた場所にぎゅっと押し当てるカタチで端子がハマるため、少し力を入れてネジ止めした方が良い気がした。
実は一度組み立てて起動したのだが、表示が不安定、入力が不安定と問題が続出したため、もう一度バラして接点をキレイに拭いて接点復活剤を塗りまくって組み立て直した!
組立自体はあっさりしたもので、説明書無しの初見でも5分と掛からない。悩めるところがないというべきか。RaspberryPi Zeroを入れたカートリッジを背中側に挿すだけだ。
おもむろに電源を入れると電源ランプが赤く光る。
…コレ以外に電源が入ったことを知る方法がない(^^;
液晶は(DevTermと同じく)ドライバが認識しない限りはピカともせずに沈黙状態。
一番最初の立ち上げはとても時間がかかった!もうね、組み立てに失敗したんじゃないかと思うほど時間がかかった後に画面に表示された!己を信じて数分まとう!(^^)
(さっきも書いたけど)1回目の起動は、ピンヘッダを抜いた部分の清掃がちゃんと出来てなかったようで、画面が表示されたり消えたりして超不安定だった!組み立てた後に表示系の不具合があったら、迷わず分解して清掃→接点復活剤→組み立てとした方が良いと思う(^^)
最初の1回目の起動はインストール作業が入るのでとても時間がかかる。
2度めからが通常の立ち上げシーケンスとなるが、電源キーをスライドさせてからキー操作が出来るようになるまでに77秒掛かる!77秒って長い時間だよ!!(@_@;
この画面になると音楽が鳴り始めて気がつけるので、電源を入れて適当に別の作業をしながら待つと良いと思う(^^)
起動した画面からSTARTボタン→SYSTEM SETTINGS→LANGUAGEを日本語にすれば、メニューが日本語で表示されるようになる。
X68000を使ってみる!
コンシューマーゲームのROMを所有していない私にとって、この手のゲームマシンではレトロパソコンを動かす事にしか興味がない(T-T)
まずはファイルを転送するためにSDカードを……と言いたいところだが、何度も何度も取り外しをしたくないので、ここは素直にネットワーク経由でコピーをしてみる。
RecalBoxのメニュー画面からSTART→ネットワーク設定からWIFIを有効にするをON、その後SSIDとパスワードを設定して、ネットワークを有効にしよう。
これで少し待てばIPアドレスが設定されてくる。
ホストマシンからssh root@IPアドレス、パスワードはrecalboxrootでログイン出来る。
X68000のROMを入れる場所は /recalbox/share/bios/keropi となるが、驚いた事に最初からファイルが入っていた…。んーと、いいのかな?いーんだっけ?(@_@;
そしてディスクのデータは /recalbox/share/roms/x68000へ入れる。
ゲームリストを更新するために、一度再起動すると良いだろう。
これであとはメニューからX68000を選び、希望のソフトを立ち上げる!
……絵を見てる分にはとてもキレイに見えるんだけど、実際に動いてるのは処理落ちしまくり、音が途切れまくりの状態。とてもじゃないけどゲームで遊ぼうとは思えない速度だ(T-T)
気になったので動いてる状態を見てみる。
これはメニュー画面(EmulationStation)が立ち上がっているだけの状態なんだけど、これだけでCPUパワーの40%を食われてる!なんてこと(T-T)
pluseaudioというのが音楽系のプロセスだけど、これも音楽が鳴っている関係でCPUの消費が多い。
次にゲームを立ち上げてみる。
retroarchがどどーんと72%を消費するのは予想通りだけど、ここにきてもEmulationStationが10%のCPUパワーを消費…。
うーん、RaspberryPi Zero自体がシングルコアという事もあるんだけど、1GHzのクロック数があっても間に合わないのか(T-T)
コアがもう1つあったら劇的に変わりそうな気もするけれど…どうなんだろか?
だいぶ大変な状態で動いているので、何かを最適化したら処理が間に合うって感じにも思えない…。これはX68000を処理落ち無しで動かすのは無理なのかも??(-_-;;
これはいかがなものか…
ゲームボーイのような感覚で使えるのでお手軽感を感じているのだけど、どうもボタン配置がしっくり来ない。Aボタンがキャンセル、BボタンがOKとなっているんだけど、感覚的に逆じゃない??頭で理解していても何度もうっかり間違えてしまう。
それから電池が持たない。エネループ系の充電池を使っているのだけど、肌感覚で5時間くらいで電源ランプが点滅してしまう。何か作業しながら使ってるとあっという間だ!(T-T)
謎のUSB端子
Twitterでも写真を載せておいたけど、電池ボックスの上にUSB端子が隠れていた。
おそらくキーボードやマウスなどが繋がるんだと思うけれど、今のところ必要性が感じられなくて繋げていない。近い将来、PC-8801やPC-9801を動かそうとした時にキーボードがあった方が良いな…って流れになったらテストしてみようと思う!
おわりに
最近、クリエイティブな事がまーったく出来ていない。今年になってから作ったプログラムなんて小さいものが1つ2つ程度だ(T-T)
机の周りには使おうと思ってるレトロパソコンや、RaspberryPi Pico関連のものなどがずらーっと並んでいるので、片っ端から触っていきたいところだが…なかなかね(T-T)
調子を見つつ、あれこれチャレンジしていこうと思う!(^^)
ではまた次回!(^-^)ノ