PC-G850をメンテナンス

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少し事情があって、SHARP PC-G850シリーズを使ってみる。

実は過去に一度、PC-G850シリーズのプログラミングにはチャレンジしている。

作っていたファイルの日付を見てみると2019年1月頃に取り組んでた。

 

もう2年半前の話でもあるし、当時の記憶も曖昧だ!

当時はブログなどを書いていなかったので、記録として何も残っていない。もう一度最初からチャレンジしたら、ちょうど良い感じにブログ書けるからな…&事情にも対応できるのでいいかな…と思った。いわゆる自己都合ってヤツだ!!(えっへん

 

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PC-G850シリーズは4つの機種が出ていた……と思われる。

 PC-G850

 PC-G850S

 PC-G850V

 PC-G850VS

発売のタイミングもこの順番??

 

PC-Gシリーズとしてはもっともっとたくさんあるけれども、機能として最終的に落ち着いた機種を対象にした方が、作る側としては対応が楽ちんだw

機能に大した差がないのならば、PC-G850シリーズの長男であるPC-G850を使ってプログラミングをしてみよう!

 

PC-G850

ただ……残念ながら、ウチにあるPC-G850は動かない。何を手に入れた時におまけについてきた記憶がある。全く修理もしていなかったので、試しに修理をしてみる。

乾電池を入れてONボタンを押す。

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しーん…。

やっぱりというか期待もしていなかったけど電源入らない(T-T)

 

さっき電池を入れる時にすでに気がついていたけれども…

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この電池液漏れは……内部にも達しちゃってるんじゃないですかね…?(T-T)

自分の経験上、中にまで液漏れが行っちゃってる場合は直せた事がない。

とりあえず電池ボックスをキレイにしてみよう。

 

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本体からスプリングを外してキレイにする!このスプリングはプラスチックの溝にカチっとハマっているだけなので、マイナスドライバーなどで引っ張り上げてやれば簡単に取れる。その際に溝を割ってしまわないように気をつけよう。

 

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頑張ってキレイにしてみたけれども、どうだろうか?(^-^)

スプリングとくるくる巻きの部分をピンセットのようなものでガリガリと削り、ピカール(金属みがき)で磨いてみた。さらに接点部分を軽くやすりで削っておいた。あんまり削ると錆びてしまう気がするので、撫でる程度にしてる(^^;;

さてこれでどうだろう?

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お、電源入った!

入ったけど……一切のキーを受け付けない…。しかもリセットを押してもメモリクリアの画面が出ない。これは……全体的に変だ(T-T)

あと、OとDの間にライン抜けがあった…。

 

うーん……仕方ないので分解してみる。

あまり分解の気がすすまないのは、PC-G850シリーズはケースを開けるのが大変なのだw

分解(というか液晶のライン抜け修理)については過去のブログで書いてるので、ぜひ参照して欲しい。

 

 

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分解してみたのがこの状態。なんか……コンデンサがでかくね???

こういうもん??

 

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うむむ…やっぱり内部にも液漏れが達してる感じだ。

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キーボード周りはとてもキレイ。

ここに強く液漏れの影響が出ていると、私のような素人が直すのは厄介…というか無理だ(T-T)

 

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とりあえずコンデンサを交換してみよう。ただこのコンデンサ、すごい違和感…。

こんなでっかいものがついてる??

よくよく見てみると、どうもこのコンデンサは交換された後っぽい。コンデンサを固定しているゴム?が削られていた(写真撮るの忘れた)。

そして交換したコンデンサも写真撮るの忘れてた…orz

 

同時にライン抜けも修理してみた。

ライン抜けの修理方法についても、上に書いたブログへのリンクを参照してみてほしい。

 

さて、この状態で電源を入れてみると……

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おおお!メモリクリアを聞いてくる画面が出た!

 

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メモリをクリア後、コントラストの調整をしてみたけど、ライン抜けはキレイに直ってるようだ!直ったかな!?

 

……と思ったが、どうやら入力出来ないキーがあった。

T、N、Hとか、テンキーの369とイコール(=)、そして…もっと困った事にスペースバーが入らない。これは…なんとなくだけどキーマトリクスのどっかのラインが入ってない気がする。

断線の可能性が高くなってきた。

うーん……もう一度基板を確認してみる。

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あ、さっき気が付かなかったけど、液漏れが基板についてた。

これはキレイにしておきたいね。

 

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こんな感じ!!

キレイにしてみたけど……これって入らないキーと影響あるのかな??

汚れていたから電気通らなかった…みたいのだったら直るかも知れないけど。

テスターで断線箇所を調べてみたけれども、この黒いシール?が邪魔で途中までしか追えない。うーん…これはちょっと困ったぞ。

 

それからもうひとつ。

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この左側にある、いかにも増設してくださいといわんばかりのパターンは??

同じチップが手に入ったらできるのかな??

まぁ出来たとしてもメモリマップ的にどうなるのかわかんないけど…。

 

この状態で組み立ててみたけれども、やはりキーは直らず。

起動までしているので、動作確認には使えそうだけど開発では厳しいかな???

 

 

……というわけで!!!

開発はPC-G850Vですすめるようにする!汗

ほら、PC-G850よりもVの方が手に入りやすいし!!(イイワケ

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次回以降、少しの間だとは思うけどPC-G850シリーズでのプログラム開発を試してみようと思う。

 

ではまた次回!(^-^)ノ