冒頭から話は逸れるが…1990年にEPSON PC-386LSを手に入れた。
PC-9801互換のラップトップパソコンで、重さ8kgを超える重量級だ。当時、手持ちのクルマを売却したことで少しばかりの現金が手元にあった。PC-9801シリーズの何かを購入しようと検討した結果、PC-386LSを選んだ。前の年から欲しかったのだが、びっくりするくらい高くて(定価で50万オーバー!)躊躇しまくっていたのだ。
この時代はコンピュータの性能向上が著しく、せっかく買ったパソコンが半年後には型遅れ…なんて事がしょっちゅうだった。だから手に入れるのならば最新型にしておいて、少なくとも数年は後悔なんてしない覚悟が必要だった。
その日は秋葉原中を探しまくり一番安い店を見つけた。そこで購入、そのままハンドキャリーで自宅へ持って帰った。当時の自宅は国立だったので、秋葉原→国立まで電車で移動、そのあとは駅から自宅まで運んだのだが、とにかく重い!!!マシン本体だけで8kg超えるのだ。当時は分厚いマニュアルも入っていたし、重さ相応の厳重な箱、おそらく総重量で13kgくらいあったんじゃないかと思うが、これをえっちらおっちら運んだ。
当時はまだ体力に自信があったのだが、両手が抜けるかと思うほど重かった(^^;
このPC-386LSで本当にいろんな事を実験した。安くなった頃合いを見計らって40MBのHDDを取り付け開発環境を構築、DOS上で動くuucpを開発してUNIXマシンと接続してみたり、COMMAND.COMに変わるSHELLの開発、DJGPPを使って大きなメモリを扱うプログラムなどなど。多分、手持ちのマシンで一番酷使したと思う。
そんなPC-386LSは、今も箱に入って部屋の奥に保管してある。1年ほど前に箱から出して起動してみたが、問題なくHDDから立ち上がった。
で、話が脱線しまくっているが、このPC-386LSとTOSHIBA T1200の容姿が似てるのだ(^^;
蓋を閉じて置いておくと本当に良く似てる!キーボード裏に取っ手があり持ち上げる事ができるなど、T1200は「小型PC-386LS」と言っても過言ではない!(^^)
そしてなんとなくだがT1200を見てるとほっこりするのだ(^^; 良い思い出しか残っていないPC-386LS…ぜひそれと似てるT1200も復活させてみたい(^-^)
PC-386LSとT1200を並べた写真を撮りたかったのだが、PC-386LSが部屋の一番奥にあり発掘することが出来ない(^^; いつか出てきた時には必ず写真を撮ってお見せしたい(^o^)
コンデンサ届く!
先日発注したコンデンサが無事に届いた。
35V 150μFという容量は在庫として残しておく事も必要ないか…と、少量のみ入手した。
そういえば直径も高さも気にせず注文してしまったが、運良くちょうど良いサイズが送られてきた(^^; 変な大きさだったら取り付けられないところだった(T-T)
うん、ばっちりキレイに取り付けられた!
これで電源ユニットのコンデンサは全交換が出来た。これだけで起動すると良いのだけど…。
起動テストしてみる!
本当だったら電源ユニットだけでテストしてみるのが良いんだろうけれども、そんな知識も技術も持ってない(T-T)ので、いったん全部組み立てて動作テストを行う。
毎度緊張するこの瞬間…
電源おーん!!!
お……おおおお!!電源ONを示すLEDが点灯した!!!!
手に入れたときは全くの無反応に加えて、とんでも臭だったのに!
今は匂いも全くしない。これは……起動する予感!!
…しーん(T-T)
あれ…なんとなく手応えあったのに(^^;
あとから気がついたが、電源ONでもOFFでもLEDが点灯しちゃってる。
うーん…先は長そうだ(さっきまでの手応えはどこにw)。
まず液晶よりも何よりも、本体のLEDが無反応。
ということは、メイン基板側の問題だろうか…。まだメイン基板のコンデンサは取り替えてないんだけど、見た感じ問題なさそうだったので、そのままにしておこうかと考えていた。
やっぱり交換しなきゃダメなのかも(T-T)
あと液晶ユニットはバックライトがあるらしいのでインバータ基板が入ってる…気がする。そこにもコンデンサがありそうな予感。過去にインバータのコンデンサを交換したら火を噴いた経験があるので怖いな…汗
作業はここまで。
またコンデンサが揃ったら交換作業していこうと思う。
T1200は気長にメンテナンスする事にした。修理出来たとしても、起動させるためのシステムディスクがない事に気がついたものあるけれどもww
ではまた次回!(^-^)ノ