このところ、HC-88の調べ物をする時に海外のサイトを利用させてもらってる。
海外にHC-88のマニアがいるのか…というワケではなく、実はHC-88は海外ではPX-8という名称で販売されていたのだ。そのため、PX-8の資料が大量にある…というワケだ。
残念ながら私はHC-80系のマニュアルを所持していない。主に国会図書館で複写サービスを受けた資料を見ている。でも資料としては断片的なので、主に海外のサイトを参考にしている。そのため、日本特有の設定には気がついていない。先日もSCREENコマンドの引数に4(日本語モード)が指定出来るのを初めて知ったくらいだ。
他にもスレーブCPUのメモリをアクセスする際に"とある"アドレスのフラグを操作しないといけないのだが、実はこのアドレスもHC-80とPX-8では違っている。
この情報もPX-8の資料にはあるのだが日本語版の資料には存在しない(この設定を知らないと6301CPUの制御は出来ない)。
こうなってくると海外のPX-8も使ってみたくなる!どんな感じに違っているのかをこの身に感じてみたい!
…という事で、PX-8を手に入れた!!
せっかくなのでHC-88と並べて見た。
……これは…ww
見た目の区別が付かないww
ちなみに←左がPX-8、右→がHC-88だ。
双子を見間違える親の気持ちが分かる!(多分違う
立てて見るとこんな感じ↓
上がHC-88、下がPX-8。
HC-88には日本語を表示するための拡張ユニットがついているが、PX-8には何もついていない。どうやら海外では128KBの増設メモリユニットがついたりするらしい。残念ながらソレは入手出来ていない。
キーボードはさすがに違っていた!
←左がPX-8、右→がHC-88だ。
でもPX-8は海外なのにキーボードが日本語っぽい(*が8の位置にないなど)。
これは海外では使いにくかったのかもなぁ。
手に入れたPX-8だけど、立ち上がったり立ち上がらなかったりと調子が悪い。
分解してみるとなるほど…な状態。
コンデンサの周りが緑色になってたり、足が粉吹いた状態になってる。
遅かれ早かれ、これは起動しなくなるだろうな…。
というわけでコンデンサを交換した。
手持ちのコンデンサが足りず、交換を急ぐモノを優先的に交換した。
残りは後日コンデンサを入手してから交換となった。
分解したついでに、HC-88とPX-8の液晶ユニットを交換した。
HC-88の液晶ユニットはビネガーシンドロームが始まっていて、写真に撮ると非常に見づらい。ブログに載せる写真も、何度も何度も角度を変えて撮り直しているのだ。PX-8の液晶ユニットは綺麗な状態だったので、こりゃいいや…と(^^;;;
そのため、液晶にHC-88と表記されているのに中身はPX-8だったりと非常に分かりづらいw
この先はいちいち機種を書いていこうと思うw
そんなワケで現在のPX-8の姿はこんな感じ。
こんな感じで液晶ユニットはHC-88だ。でも中身はPX-8だww
せっかく分解したので、各パーツをぴっかぴかにした。キーボードもキーを1つずつ引っこ抜いて綺麗に拭いた。幸いな事にえぐれるような傷がなかったことも幸いした。
光の加減もあるが、左と右が同じパーツだと誰が信じてくれるだろうか(^-^)
よし!この先はPX-8でも動作確認しながら作っていくよ!
作業のベースはHC-88だけどね(^^)
ではまた次回!(^-^)ノ