EPSON HC-88

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最近、ずーっとV20-MBCにつきっきりになっていて、他のレトロパソコンで遊べてなかった!たまには気分転換も含めて遊ばないと!(^^)

 

というわけで、今回ご紹介するのはEPSONのHC-88。

型番的には「HC-88T」になるらしい。

日本語入力に「タッチ16」という方式が使われているタイプだ。

全体を見るとこんな感じ。

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色合いといいサイズ感といい、HC-40に良く似ている。

さすが同じメーカーw

HC-40とHC-88、発売時期はどっちが後なんだろうな…?

 

そして液晶の扉を開けるとこんな感じ。

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残念ながら少しビネガーシンドロームを発症しているようで、斜めの線が入ってる。

でも表示はちゃんとしていると、いざとなれば偏光板を交換すればいいと割り切ってる(^^;

斜めの線なんて気にしちゃダメだ!

見るんじゃ無い、感じるんだ!(いいから…

 

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液晶に映る文字が、HC-40よりも一回り小さい。

ROGANの進むおじさん泣かせよのぅ(T-T)

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↑こっちがHC-40の文字。

うん、一回りどころの話じゃないかも知れないw

スペックを見てみると、HC-40が240×64ドットなのに対し、HC-88は480×64ドットと横幅が倍になっている。

HC-40の液晶は横約130mm、HC-88は220mmと倍まではいってない。そりゃドットが縮むわけだ!


裏面には漢字ROMや辞書ROM、増設メモリが入った拡張アダプタが張り付いている。

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…とても分かりづらいので、横から見てみたのがこちら↓

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ものすごい存在感と共に本体の下にくっついている。

これがセットになってHC-88というらしい。ちなみに日本語が表示出来ないタイプとしてHC-80という型番も用意されていたみたい。

 

重さは何グラムあるんだろう…と思い、計りに載せてみたところ、2000gまで計れる計測器でオーバーとなってしまった。本体にバッテリー、増設メモリ側にもバッテリーが積まれているので、相当な重量だろうとは思っていたが…やっぱり横綱級だった!(^^;;

 

HC-88はCP/M-80マシン!

HC-40同様、基本OSとしてCP/Mが載っている。

HC-40の時、OSに助けられる機会が多かったのでHC-88もOSが載っている事が功を奏する機会が多そうな気がする!

ドライブ構成としては以下な感じらしい。

実機を見つつ推測で書いているので間違ってたらごめんなさい。

A:RAMディスク

B:ユーティリティ関連

C:BASIC ROM

I:日本語ワープロROM

 

起動直度、Aドライブには何も入ってない空の状態だ。バッテリーが生きていればバックアップされ、便利に使えるはずなんだと思う。そのうちバッテリーは直したいなー。

Bドライブはトランジェントコマンドのいくつかが入っている。これが本体裏面に挿さっている「UTY-J」というROMなのかな…。

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入ってるコマンドは最低限だけど、外部からシリアル経由でDDT.COMなど持ってきたら楽しく使えそう!

 

CドライブはBASICとなっており、本来裏面にROMが挿さっている。

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Iドライブの日本語ワープロは、おそらく本来下に鎮座ましましている拡張アダプタに入っているROMと思われる。

拡張アダプタにはRAMが64KB積まれていて、これがAドライブとして見えているんだと思う。ちなみにアダプタには、もう64KB増設出来るパターンが用意されているので、いつかメモリが手に入ったら増設してみたいと思う(^^)

 

日本語ワープロの実力は!?

このHC-88には日本語ワードプロセッサが載っている。

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16×16ドットの漢字表示なので、このくらいのサイズになってしまう。

でも漢字が表示される喜びは大きい!

よし!さっそく記念のテキストを入力しちゃうぜ!

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……これは厳しい(^^;;

何が厳しいって、ローマ字入力じゃないんです、このマシン。

HC-88Tの「T」の由来だと思うんだけど、「タッチ16」という方式で入力をする。

左手が子音、右手が母音という感じで入力をしていく。

たとえば「き」と打ちたかったら、左手で「か」右手で「い」と打つ。

写真にある「入力」という漢字は「にゅうりょく」をそれぞれ文字単位に打ち込んだ。

「に」「い」「や」「★」「う」「★」「う」で「にゅう」だ。

うん、慣れないと苦行(^^;;

昔試してみた「Tコード」という入力法を思い出した(^^;

 

ちなみに「ん」の入力の仕方が分からない(TT)

「日本語入力」とか「漢字変換」と打ちたかったんだが、「ん」が入力出来ずに諦めた。

誰か知ってる人教えてください(T-T) ← マニュアル持ってない

 

もちろんBASICも動く!

この時代らしく、BASICもちゃんと動く!

いつも思うんですが、プログラム開発言語が載ってるってホントに便利。

HC-40同様、HC-88も遊んでいきたいと思う。

でも…ちょっと気になる事が。

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フリーメモリが12693バイト。

64KB積んでるマシンでこれは少ないなぁ…と。

本体RAMが壊れてるのかしらん…とかいろいろと想像しちゃうけど、この先じっくりと確認していこうと思う(^^)

 

とりあえず今回はご紹介まで!

次回以降にまたプログラミング出来るといいなー!

その前にV20-MBCエミュレータとかその他を落ち着かせたい気持ちが強いけどw

 

ではまた次回!(^-^)ノ