ARM Macに思うこと<番外編>

ブログのタイトルからしてレトロを扱うのが基本だとは思いつつも、昨晩発表されたARM Macには少しだけ思うことがあるので、ちょろっと書いてみます。

 

代表的な取り残され組

私事により、今月中にどうしても普段使いするパソコンを新調する必要があったため、6月12日に新しいMacBookAirを注文し、つい昨日、28日に届くよって連絡があったばかりw

図らずしも私は、もっともARM Macへの移行が遅くなる組の代表格として君臨してしまう事となったワケだ(発売はもっと後らしいけれどもw)。

 

いつもMacを買い換える時には、次の新型Macについて調べたりしていたが、今回は期限が決まっていることもあり、特に意識無く最新のMacを購入したつもりだった。いや現時点での最新には変わりないんだけど(^^;

 

Appleは今後2年くらいを目処に、ラインナップをARMへ移行していくらしい。

ではその2年間でどんな事が起こるのか?

 

Universal BinaryとRosetta2

今まで長く生きてこられたおかげで、Macintoshが使用するCPUの変貌をすべて見ることが出来た。68000→PowerPCIntel、そして今回のARMへの移行。なんとなく気分は年号が変わっていく感じw

コンピュータの根幹となるCPUが、これだけ見事に交換されているマシンは珍しいと思う。使う側としてはそれなりの混乱は起きているんだろうけれども、ハタからみた感じではスムースな移行に見えた。

 

で、今回のIntel→ARMについて、2つの技術が取り入れられるらしい。Universal BinaryとRosetta2がそれ。2つとも使われるタイミングが違う。

 

既存のプログラムをARMで動かすために必要なものがRosetta2。これはプログラムの実行時に使われるもの。

新規で開発するプログラムをARMとIntel両方で動かそうとするのがUniversal Binary。こちらは開発時に使われるもの。

 

ここでひとつの疑問が生じる。

私はIntelとして取り残される組だ。そうなると(OSをアップデートすれば)Universal Binaryの恩恵には預かれるであろうが、Rosetta2はどうなんだろうか??なんとなくIntel→ARMへの変換だけを意味してる気がしてならないが、Rosetta Stoneから名前を取っているのであれば、双方向への変換が出来ると嬉しいのだが…。つまりARM用に書かれた最新のプログラムであっても、Intelで動かせる…と。

 

AppleからしたらとっととARM Macへ移行させたいんだろうから、Intel Macが長らえる作戦は採らないと思われる。そう考えると、Rosetta2は双方向では無くて片方向(Intel→ARM)なんだろうなー…(TOT)

 

さらにUniversal Binaryで生きながらえたとしても問題に気が付く。

Universal Binaryは2つのCPUコード(Intel、ARM)のプログラムが1つのパッケージになったファイルだ。つまりファイルサイズがでかい。データとプログラムを分離して効率よく2つのバイナリが納められているのならば良いのだけど、LINKが面倒だから2つ分まるまる持ってしまえ的な構造になっているのであれば、ファイルサイズはでかくなる。

そう、ハードディスクを圧迫してしまう可能性が高いのだ。

今ですらギリギリの状態を維持しているのだけど、これは破綻するかも…orz

 

ゼロ金利策にまんまと乗せられて2年しばりができてしまったため、最低でも次のMacは2年以上は使いたい。通常だったら余裕の年数だ。しかしARMへの移行が想像以上の速度で進むとすれば、居心地の悪い状態になってくるかも…。

 

逆にいえば、混乱する時期を部外者?として見ていられる事でもある。あれが動く、これが動かない、こうするとこういうバグが出る…という面倒を考えなくても良い。そして2年後、ARM化が安定した時期に、新しいMacへの乗り換えを考えれば良いのだ。

 

よし、頭切り替わったw

とりえあず思ったことをずららーっと書いてしまったので、情報として正しいかどうかの検証もまともに出来ていない(^^;

時事ネタは得意ではないので、この先もあんまり書きませんw

 

ではまた次回!(^-^)ノ