分解してみたは良いけれども…
手に入れたPCエンジンGT。
PCエンジンと言えば…過去にCD-ROM2でイース12を見た時の感動は忘れない。
それまでにゲームで聞いたことが無い音楽、銀河万丈さんのナレーション。
「伝説は語る…イース!」
かっちょええ!!!
何度マネをした事か!←まね??
「ついにゲームもこんな時代に入ったのか…」と素直に思った記憶がある。
その後、PCエンジンを使う機会は無く、PC-FXも手に入れなかったため、NECのゲーム機はPCエンジンが最初で最後になった。
そして今回手に入れたPCエンジンGTが、2台目のPCエンジン。
しかも動かない(^^;;
分解してみて思ったのは、フラットケーブルがいくつもあって「…これ、元に戻せる?」って思うほどのメンテナンス性の悪さ(T_T) 組み立てるのも大変だし分解も大変!
そして基板は、狭い空間にギチギチに配置された部品がたくさん。
コンデンサは表面実装の…これはなんていう種類のコンデンサなんだろ??
取り外すのも取り付けるのも苦労しそう(T-T)
修理方針を考える
何も考えずに分解してみたは良いけれども、これだけ部品が密集していると、どれが何に関係しているのかがさっぱり分からない…。
大きな基板だと「この辺が電源、この辺りが映像」とか想像がつくんだけどなぁ…。
そもそも電源が入ってないのか、映像だけ出ないのか分からない。
ポケコンだったらBASICからBEEPとかして音の確認とか出来るのに(T-T)
ゲームはそうはいかないのかな…と思い、カードを入れて電源ON!
キーを適当に押してみるけど完全に無反応。l
うーん…どんな症状なのかさっぱり分からん。
仕方ないので、ここはネット様に頼る(^^;;
どうやら青丸が映像系のコンデンサ、赤丸がサウンド系のコンデンサらしい。
赤丸の方はコンデンサが密集してて外すのも交換も面倒そう…
コンデンサ交換するよ!
まずは映像系の青丸コンデンサを交換してみることに。
うーん…拡大して見てみると、やっぱり足から液漏れしてる??
横にあるQ500も影響を受けていそう。
この手のコンデンサは、私ははんだごてを2つ使って両方の足を同時に暖めて外してる。
他の方法もいくつか試して来ているけれども、これが一番パターンを剥がさずに済む方法に落ち着いてる。
ほい、キレイに外れた!(もちろんキレイにした後だよw)
ここは…高さ制限なかったのかな…汗
きっと隣のコンデンサの高さをみても大丈夫だと思いたいw
はんだづけの汚さはご愛敬でお願いしたい…orz
ここで1回動作確認をしたいところだけど…あの面倒な組み立て分解を何度もしたいとは思わないので、ここは頑張ってサウンド系のコンデンサも交換してみたい。
この真ん中の6V100μFなんだけど…こんな狭いところのコンデンサ、どうやって外すの??(ToT) しかも高さ制限がありそうなこの場所…さて…。
……
……何回か取り付け位置を調整して、こんな感じになりました!
他のコンデンサも交換しようとしたら、また位置を考え直さないとダメですね(T-T)
こんなのでも動くのかな…
カメラを引いてみるとこんな感じ。
交換したのは2つだけです。
うーん……美しくない(^^;;
まぁ…動かすのが優先!
動かしてみる!
分解した手順の逆をして、組み立てていく。
さて……動くかな…乾電池?ACアダプタ?うーん……
電池ボックスは綺麗なままなので、乾電池を入れて…と。
すいっちおーん!
ううううう?!動いた!!
しかも音が出てる!
え?いっぱつ?一発完動?!
そんな簡単に直っちゃうの??マジで?
他のゲームも動くんだろうか……
おおーちゃんと動く!音も出てる!
ゲームはどヘタクソなので遊んでる写真は見せられませんw
ACアダプタでも動きました!
あれ?割と簡単に復活させる事が出来ました!
これは嬉しい(^-^)/
まとめ
多分、本来ならばすべてのコンデンサを同時に交換するのが良いのでしょうけれども、空間的にとても複雑(狭い)ところにあるので、必要最低限のみ交換しました。
これでも数年はもつんでしょうけどね…。
また調子悪くなったらコンデンサ交換しようと思います!(^^)
また次回!