起動しないFX-890Pを修理してみる! その2

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先日のコンデンサ交換で、無事に電源が入るようになったFX-890P。
しかも、いきなりメモリ増設までしちゃったけど、こちらも無事に認識しました!

ほとんど運だめしのようなモンでしたが、本当にラッキーでした(^^)

 

しばらくこの状態で使ってみましたけど、安定して動いているのを確認。
256KBのメモリを有効活用出来るプログラムなんてそんなにあるわけではないので、ホントに簡単なプログラムを試しただけだけど(^^;

 

さて…こんな安定して動くようになったのならば、やっぱり気になる液晶画面を直したくなりますよね!
再度分解して液晶の偏光板を交換しましょう。

 

偏光板を交換していく!

前回の分解ではほぼ触らなかった、液晶側が今回のメインです。

まずは液晶ユニットを取り外します。

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斜めから見ると相当真っ黒ですね、この液晶…。
これで文字が見えている方が驚きです!
さっそく偏光板を交換します。

 

まず、液晶面をよーく見てみると、偏光板が張り付いてる部分が見えると思います。
そこに、慎重にカッターの刃を入れていきます。
ムリに力を入れると液晶に力が掛かってしまうので、ここは落ち着いて……。

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カッターの刃を途中までぐりぐりーっと入れていき、下の写真くらいまで剥がれたら、あとは指でつまみ、びりびりーっと剥がします。

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そしてしっかりと全面的に糊が残る(T-T)

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ここから糊を剥がしていきますが、いつも写真撮るのを忘れてしまいます…(必死なんです…)。

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はい!キレイになった!

糊を剥がすとき、液晶周りにあるフラットケーブルを傷つけないように気をつけてください!手荒に扱うと壊れます壊しました(過去形)(T-T)

後悔したくなかったら、とにかく液晶は大切に…ですね!

 

偏光板を貼り付けて…組み立てて、こんな感じ!

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FX-890Pは液晶がパキっと表示されます。
すごくキレイに表示されますね。
よし、これで完了………と思っていたのですが…(^-^;;

 

キーを交換してみる

ところで……FX-890Pシリーズは機種ごとにキーの色とかフォントが違ったりしているのですが、その中でもZ-1のキーフォントが一番好きなんですよね…。

FX-890Pともちょっと違ってて、この感じが好きなんだけどなぁ…。

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…とずーっと思っていました(上の写真がZ-1)。

うーん、このキーがFX-890Pについていたらなぁ…と思い続けていたので…
ついにやっちゃいました!


じゃん!!

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Z-1のキーと入れ替えてしまいました!

FX-890Pシリーズのキーボードは1つ1つが独立していて、キーを一個ずつ慎重に交換していきました!これだけたくさんのキーがあると集中力がもたない(^^;;

 

おおおお!カッコええ!!!

これで…世界で1台だけの特別なFX-890Pのできあがり!
これは……ものすごく満足度が高い!(^^;;

人に見せても気づく人はいないんですが、でも密かなこだわりとして、自分としてはものすごーく気に入っています!

 

せっかくキレイに仕上げたので、何か作りたくなりますねぇ…。
やっぱりレトロやるならば使わなくちゃ(^^)
そのうち作ります!

また次回!