CASIO FP-200のメンテナンス その3

通信アダプタを作ってみる!

前回の続きで、届いた部品を利用して通信アダプタを作ってみるよ!

正直に言っちゃうと、こういったアダプタはまぐれでしか動いた事が無く、同じことを2度やれと言われても出来ない自信がある!!!(えっへん!)

HC-40の時に通信アダプタを作ったけれども、あれも仮に作ったままのカタチで運用してる。

なぜならば、綺麗に作り替えたりすると動かなくなるからだww

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今回作ったのは2つ。

先に上のコネクタを作った。

USBとシリアル信号を変換するAE-TTL-232Cという基板を使った変換ケーブル。

基板自体は秋月電子で売っているのをそのまま利用している。

FT232RQ USBシリアル変換モジュールキット: 半導体 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

いろいろと使い勝手が良いので、いくつか在庫として手元に置いてあるのだ。

 

で、作って試してみたが、まーったく無反応…。SAVEもLOADも何も反応がない。

こうなると回路図が分からない人としては、別のアプローチをしてみるしかない。

というわけで、下のコネクタを作った。

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以前、aitendoで安売りセールをしている時に、いくつか手に入れてたアダプタw

両方あわせて100円だ!

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この結線図を元に線をストレート結線で繋げていく。

そうして出来上がった25ピンの端子を、MPRS-225Rと繋げる。

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↑これ、ものすごく便利なんですが、今はどこで手に入るんだろう…。

PC-8201など25ピンのRS-232C端子を持つマシンで大活躍だよ!

予備としてもう1つ手に入れておきたい!(^-^)

 

そして…これなら大丈夫だろう…と思ったけれども、やっぱりダメ。

なーんの反応も無い(T-T)

ちなみに上の配線でFP-200側の8番と6番は、25ピン側の4番と5番に繋がっているが、中で繋がっているように見える…。私は細かい事を考えずに4番5番と繋げただけだけども、これではダメなのかな…。

 

何よりもFP-200自体がとても不安定だ!

液晶の表示がちらちらする

増設メモリが認識されたりされなかったりする

電源を入れると頻繁に<< Memory Illegal>>が表示される

本体に衝撃を与えるだけでリセットが掛かってしまう

ACアダプタでの駆動が全く出来ない

もはや不安定というよりは「ヘン」なのだと思う。

 増設メモリはすべて外し、電源を入れたらそのまま使い続け、実験が終わるまでは電源を切れない、変な衝撃を与えないように慎重にキー入力する…等々。

使う時にも「騙し騙し使ってる」感覚がどうしても拭えない。

これはもう……やってみるしかないですね、コンデンサ交換を!!

 

コンデンサを交換してみる!

今まで、FP-200のコンデンサ交換に消極的だったのにはワケがある!

ここの読者であればなんとなく知ってると思うけど、私は分解組み立てがとっても苦手。

元の状態に戻せない事がとても多いのだ(T-T)

ネジの数や種類が多かったり、構造が複雑だったりするのを特に嫌う。

今まで分解した中で「あ、これは最後まで分解無理」と思ったのが、PC-88VAとMZ-2500。どちらも単純に基板が刺さってるだけではなく、配線がごちゃごちゃーっとしてて元に戻せる気がまーったくしなかったのだ。同様の理由でデータレコーダやFDDが苦手(T-T)

 

そして前回分解した時には特段見せなかったけど、FP-200の内部ってこんな感じなのだ。

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あかんヤツやんこれ!!!!(TT)

奥にフラットケーブルもあるし、手前の線は引きちぎってしまいそうだし(T-T)

何よりも元に戻せる気がしない(^^;;

 

怖いので詳細に写真を撮りながらネジを外していく。

でっかいメイン基板と、小さいサブの基板が3つついている。しかもその3枚がフラットケーブルで繋がっていて外す事が不可能な構造だった!

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これは上手に固定して作業を進めないと、どっかで良くない事が起こりそう!

さらに極めつけはこちら!

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ぎゃー!!

苦手だってば、こういうニョロニョロした線がある基板は!(TOT)

しかも線の下にコンデンサが抱え込まれてる…これはどーしたらいいの??(T^T)

幸い、コンデンサはウチにある在庫で賄えた。

特殊な電圧や容量のものが使われていなかったのが幸いした(^^)

このブログの最後に、最終的なコンデンサリストを載せておきます。

FP-200のコンデンサ交換する方はご参考までにどうぞ(いるのか??)

 

ROM読み取れる?

ところで…コンデンサを交換する前に、興味あるものを見つけてしまった!

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これ……FP-200のROMだよね??

型番は良く分からないけれども、最後の256ってのがビット数かしらん?

FP-200は32KBのROMを積んでるらしいので、32KB=256KBitで計算が合う。

目下の目的はROMデータを読み取りたいって事なので、こいつを外してROMライタで読んでみたらいーんじゃね、と気が付いた!!

ROMライタを使うのはPC-8201のROMを焼いた時以来だけど、確かその時もオリジナルのROMがちゃんと読めた!

同じ方法でやってみよう!

 

いそいそとROMを取り外し、ROMライタにセット。

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だけど……同じ型番のROMが見当たらない。何の互換製品なのかも分からないので、変な事は出来ない(壊しちゃいそうだし)。直接ROMを読み出すのは諦めよう(T-T)

 

コンデンサ交換はっじめっるよ〜!

…と元気に書き出したところで、交換に特段新しい事があるわけではない(^^;;

古い基板なのであらかじめ追いはんだをしたくらいで、難しい事はなかった。

あ、いや、難しかったといえばフラットケーブルで接続されている基板が動いてしまう事で、固定しておかなければ危険、固定してしまうとコンデンサが抜けない…など、混乱を極めた。

 

画面がチラチラしてしまう現状は、おそらく液晶ユニット側についているコンデンサが原因だと思われたが、こちらは取り外す事が難しいと思われた。そしたらTwitterで「脚を切ってそこに新しいコンデンサを繋げる」というワザを教えていただいた。なるほど、それならば確かに目的は果たせそう。大きく液漏れをしている感じでも無かったので、その方法を採用させて頂いた。多謝!!

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全部で22個のコンデンサを交換した。こうしてみると、色が変わっちゃってるモノがあったりして、やっぱり劣化してたのかな…。

うーん、これで不安定だった要素が1つでも減るといいなぁ…。

 

さあ、組み立てて動作確認をしてみよう!
鬼門の組み立て!覚えてるうちにやらなくちゃw

 

ちゃんと起動しなくなっちゃった!!!

組み立てヨシ、配線ヨシ、これで大丈夫だろう。きっと動く、うん、動くよ!

そんな事を考えつつ電池を入れてスイッチおーん!!

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あ…起動しない…。
電源を入れると、液晶のドットが全点灯してしまい、何も表示されない。

うわ、厄介な状態だな…。

コンデンサを交換する時にフラットケーブルを痛めてしまったのか、それともどこか切断してしまったか、コンデンサを抜く時にどこかダメージを与えたか…。

とにかく身に覚えありありだ!!

液晶側のコンデンサ交換に失敗したのかも…。でもコントラスト調整は正しく効く。キーを押しても無反応。CPUが起動していないのかな?RAMへのアクセスに失敗してる??

あー原因なんて無限にあるわこれ(T-T)

ひとつだけ正しいのは、私が壊してしまったという事実…orz

 

まずは落ち着こう。

こういう時に焦って何かを始める事がイチバン良くない。

仕事だってそうじゃないか。まずは全体を見極める事が大事なのだ。

そう思って、机の周りを片付け始めた。ハンダゴテやその他道具など、コンデンサ交換が終わるたびに綺麗に片付けるようにしている。そうしないと他の作業が出来ないからw

今回はROMライタも使ったんだった、片さないと…。

何気にROMライタを持ち上げてFP-200の上にひょいっと置く。

そこで違和感。

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………ROMが刺さったままになってる!!!!

え?そうか、取り外したまま、ROMライタに挿したままだった!

本体にROMが刺さってない状態で組み立てちゃったよ!!(TOT)

そうか、動かない原因はコレだww

 

面倒だけどまたFP-200を分解するしかない。実は書いてなかったが、ネジが2本余ってしまったのだw これがどこにあったのかを調べる必要もあるし、もう一度バラそう!

ROMはメイン基板の裏に付いてるので、もう一度完璧にバラすしか無い(T-T) 半泣きになりながら全部バラし、ROMを元通りに挿し込み、余ったネジの場所を探し出せた。

よし、これで起動するはずだ!

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沈黙再び……orz

 

原因究明フェーズ

ROMが外れていても、ROMを挿しても症状が変わらないという事は、ROMがあろうがなかろうか起動しないって事だ。やはりCPUやメモリに重大なダメージがあったと考えるのが素直だろう(T-T)

一旦作業をやめて、一晩おくことにした。この夜は涙で枕を濡らすこととなった…。

 

翌日、まずは自分が行った作業を再点検する事にした。

基本はコンデンサ交換しかしていないが、交換する際にはんだがうまく取れず、ドリルで基板に穴を開けている箇所がいくつかあった。その際にはんだクズが基板に残ってしまう事が過去に多々あった。気が付いたら綺麗にするようにしていたのだが…今回は取り切れていなかった事もありうる。

バラしたらまずはコンデンサの極性を確認、液晶ユニットのコンデンサを再取り付け、エアーダスターで基板全体を吹いてみよう。フラットケーブルの点検も必要だ。ありとあらゆる事をやってみる。

 

そしてやりきった感。これで起動しなかったら、おそらく私の手には負えない。誰かハードに強い方に助けてもらわないとダメだろうな…。

そして組み立てに入る。ふと触った基板というか半導体に違和感。なんかぐらぐらしてる。

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ん?なんか斜めになってる?? どゆこと??

小さくておじさんよーく見ないと分からないよ…。

どれどれ…ルーペで大きく拡大してみる。

……これって…ROMが挿さってない???脚が浮いてるように見える…。

 

………

 

え?そゆこと???

基板の下に手を置き、ぐいっとROMを押さえてみる。

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めっちゃ手応えあったわーww

がーん!!!

ROMが挿さってなかっただけだったかも!!!

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無事に起動した!!!(TOT)

いくらなんでも不注意すぎ!(T^T)

でも良かった!マジで壊したと思ったモン(T-T)

タダでさえ短い寿命がさらに縮んだ(^^;;

 

不具合はどうなった?

さて、コンデンサ交換後2時間ほど経つ今の状況を報告してみたい。

 

液晶の表示がちらちらと不安定

表示はとっても安定するようになった!以前のようなチラチラと波打つような事も無く、至って安定。コントラスト調整にも素直についてくる感じで、微調整も出来るようになった。これはすごい!!

 

増設メモリが認識されたりされなかったりする

電源を入れると頻繁に<< Memory Illegal>>が表示される

 増設メモリをフル実装に戻してみた。何度となく電源ON/OFFを繰り返しつつ、RESETもしているがメモリは32KBを認識している。<< Memory Illegal>>は一度も表示されていない。こちらはまだまだ安定したとは言い切る自信が無いので、今後長い時間を掛けて見ていく。

 

本体に衝撃を与えるだけでリセットが掛かってしまう

以前のような繊細な状態ではなく、電源をONにしたまま持ち歩いても平気になった。これはコンデンサが原因だったのか、リセットボタンが外れて過敏になっていたのかは分からない。現状では「安定した」と言えるかも知れない。

 

ACアダプタでの駆動が全く出来ない

問題なく駆動出来るようになった!これもすごい!

 

え?全部直った?コンデンサの交換だけですごくない?! 

電源が入る/入らないだけではなくて、こんな不具合まで引き起こす事があるんですね、コンデンサって…。

 

さて、次回は通信アダプタに再挑戦してみます!

ではまた次回!(^-^)ノ

 

FP-200 コンデンサリスト

電源    
電圧 容量
16 470 2
16 220 1
10 22 1
25 47 2
16 33 1
     
メイン基板    
電圧 容量
50 1 1
16 100 1
16 22 1
25 10 1
10 100 1
     
液晶基板    
電圧 容量
16 10 1
50 10 1
     
メイン基板裏側  
電圧 容量
16 10 2
25 10 3
10 33 2

CASIO FP-200のメンテナンス その2

メンテナンスというよりはROMの吸い出し作業の話ですが!(^^;

ROMデータが欲しい!

この先、何を作るにしても情報がないとどーにもならない。他のマシンだったらある程度は書籍などあるんだけど、FP-200に関してはみたことがない!

過去に存在はしていたらしい。

が、残念ながら私は持ってない(ToT)

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ちょっとピンボケで申し訳ないが、こんなステキ本が出てたらしい!

特にイチバン手前の「FP-200 テクニカルブック」を読んでみたいなぁ…!!

国会図書館へ複写サービスを受けに行きたいけど、このご時世に出歩くもどうかと思うので自粛!(^^;

 

さて、とにかくプログラム組むのであればせめてIOCS的な情報がないとどーにもこーにも。

そのためにはROMのプログラムを読んでみるのが最も速そう。

 

ROMデータをホストマシンに持ってくるためにはRS-232Cケーブルを作らないと厳しそう。部品は発注したけれども、届くまでに1週間〜10日間くらい掛かるだろうから、それまでの間、何もしないのは実にもったいない。

なんとかしてROMデータを引っ張り出せないだろうか…?

 

HC-88でサブCPU側のROMプログラムを引っ張り出した時は、画面にバイナリデータを表示させて、それをホストマシンに手で打ち込んだ

あの時はサイズが4KBと小さめだったので気合いで頑張れたが、今回は32KBもある…。

手で入力するのには限界を超えているだろう(ToT)

 

他に何か良い方法はないだろうか?

 

以前、PC-8201を手に入れたばかりの頃、バイナリのデータを音に変換して取り出してみようと実験した事がある。音と言っても音階が自由に出せるハードでは無かったため、ONかOFFの2値で、かつラインアウトが無かったのでiPhoneのマイクで拾うという劣悪環境での実験となった。ノイズがうまく除去出来ない&想像していたような矩形波にならなかった事から変換は困難を極め、当時は途中で諦めてしまった(T-T)

その後は書籍の入手、RS-232CでのROM抜き出しと順調に解析が進められた。

 

FP-200でも同じ方法が使えないだろうか?

特に音で取り出す手法については、今度こそリベンジしてみたい気持ちもある!

よし!さっそくやってみよう!!

…と気合いを入れてみたら……FP-200にはBEEP命令がなかった。

そもそも音が鳴らないのね…orz

そういえば分解した時にスピーカーを見た覚えが無かった。

 

じゃあ…画面に表示させてみるのはどうだろう。

QRコードほど複雑なものをBASICで作ろうとは思わないけれども、単純なグラフィックパターンとしてデータを表示させ、それをホスト側で変換してやるってのはどうかな。

さっそくチャレンジしてみよう!

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バイナリのデータを可視化してみるとこんな感じになった。

FP-200にはドットを打つ命令が無かったので、仕方なくLINE描画(DRAW)命令を使ったため、1画面分を表示させるのに10分近く掛かってしまった。でもうまく行けば、この1画面で1280バイト分のデータが拾えるはずだ。

この画像をホストマシンへ持っていき、さっそく画像解析のプログラムを書いてみる。

ノイズの除去、液晶の開始ポイント、影が映り込んでる、写真が歪んでる等々、これまたサウンドの時と同じようなアナログ的な問題が続出する。もっとデータを荒くしないとダメかもなぁ…。

よし、BASICのプログラムを作り直してみよう!気合い十分まだまだ行けるぜ!!

 

ぴんぽーん

 

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…こ、今回は妙に早いご到着で…orz

 

RS-232Cケーブルの作成準備

なんか…気合いをいれて作っていたのに出鼻をくじかれてしまった感が強いが、この先のデータ転送もあるので気持ちを入れ直してRS-232Cケーブルを作る事にする(^^;;

RS-232CとCMT(カセットインターフェース)のコネクタ形状が同じだったので、将来的にどちらも作れるように2セット注文した。

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あと、HC-40の通信アダプタではコネクタが後ろに伸びてしまい、机のスペースがかなり必要という反省点があった。今回はL字型のコネクタを見つけたので、これがうまく使えないか検討してみたい。

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よし、ちゃんとハマった!

通販で部品を買う時って、ホントに形状があってるかどうか心配で仕方ない。

そもそも「この部品って名前何ていうの?」から検索が始まるわけだww

マル信無線電機 MP-018 8P DINプラグ

 

もうひとつのL字型も形状は同じだけど念のため取り付けてみる。

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あ!!!!なんと!奥まで刺さらない!(T_T)

 

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FP-200の基板が少し奥まってる事もあるけれども、こんな感じでつっかかってしまい、ちゃんと端子がハマらない事が判明(T-T)

またしても失敗…orz

 

よし、次回はRS-232C通信アダプタ作ってみる!

うまく行くといいな…!!

 

ではまた次回!(^-^)ノ

CASIO FP-200のメンテナンス その1

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先日からFP-200を使ってみようかと準備を進めているけれども、これはちょっとなぁ…と思っているのが、本体の不安定さ。

電源を入れるたびにメモリが破壊され、例の<<Illegal Memory>>が表示されてしまう。

このエラーはプログラムエリアのいずれかが壊れた時に表示されるらしいので、メインメモリに入っているプログラム自体は残っている場合が多いのだが、それでも気になる。

 

さらにBASICプログラムを実行するだけでも、動く時と動かない時がある事も分かった。

単純なFOR〜NEXTループでハングアップしてしまうのだ。

 

こうなってくると不安要素を外していくしかない!

フル装備でご満悦だったけれども、増設メモリを全部外すことにした!

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    ↓↓↓↓↓↓

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内蔵メモリ(8KB)だけになればさすがに不安定さは無くなるだろう。

CETL側のメモリを0にすればBASICで4825バイトは使用出来る。

4825バイトってでっかいよ!

安定して使える方が圧倒的に優先度が高いので、これで行く事にしよう。

 

そう思っていたのだが……

なんと!電源を入れた状態で本体を動かしたり、ちょっとした衝撃を与えるだけでリセットが掛かってしまう事がわかった!

これはもう安定動作とか、そういうレベルの話じゃない!(T_T)

何かが接触不良なのかも知れない。

 

分解してみる(仮)

コンデンサ交換とかじゃ済まない何かを感じるが、とりあえず中身を見てみる事に。

開けてみて分かったのだが、でっかいフラットケーブルを2本外さないとバラせない。

まだそこ(完全に分解する)まで決心が付いてないので、こっそり覗く程度にしてみた。

交換する事を前提にコンデンサリストも作りたいし!

 

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まずこれが液晶ユニット側の基板。

これを見てギクっとした。

ブルーのコンデンサの隣にあるコレ↓

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これがあるって事は、基板と液晶ユニットが導電スポンジみたいなヤツで繋がっているんだと思う。このパターンはSHARPポケコンで何度も経験しているけれども、バラして元に戻せた経験があんまりないので、出来れば避けて通りたい(T-T)

念のためコンデンサは調べるけれども、ここは交換しないと思う。

 

次は電源周りの基板。

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全部で7つのコンデンサが使われていた。

特に液漏れしてるようには見えない。衝撃でリセットされてしまうような感じもしない…。

でも念のため交換する???(電源は問題なく入る)

 

そしてメイン基板で見えるところ。

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見える範囲で5つのコンデンサ(1つ黒いのがある)。

でっかいメイン基板をひっくり返せてないので、もしかしたらもっと出てくるかも。

ここも液漏れっぽい感じはしないけれども…。どうなんだろ??

 

で、今見える範囲で作ってみたコンデンサリストが以下。

         
  電源      
  電圧 容量  
  16 470 2  
  16 220 1  
  10 22 1  
  25 47 2  
  16 33 1  
         
  メイン基板      
  電圧 容量  
  50 1 1  
  16 100 1  
  16 22 1  
  25 10 1  
  10 100 1  
         
  液晶基板      
  電圧 容量  
  16 10 1  
  50 10 1  
         

 

FP-200のコンデンサ交換する人に役立てたら!(いるのかなw)

 

ところで、今回も見える範囲でチップを見てみようと思った。

まずはCPU。

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基板に対してチップのサイズが小さすぎて、最初気が付かなかった!

写真を撮って拡大したのちに、ようやくこれが8085だって気が付いた(^^;

CPUってもっとゲジゲジ〜っとして足がたくさん生えてるイメージあるんだけどな…。

 

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そしてこちらがGATE ARRAYのμPD65010Gというチップ。

LCD、キーボード、プリンター、RS-232C、カセットなどは、このチップを介してアクセスするらしい。外部ハードウェアの元締めみたいな役割??
 

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 これがおそらくメインメモリ。

データシートを見ると1つ2KBらしいので3つで6KB。

メインメモリは8KBあるはずなので、おそらくもう1つどこかに隠れてる(^^;

手前の黒いスポンジの下かも知れない。

 

んー、コンデンサ交換をするべきかどうか、とっても悩んでる。

今の不安定な原因としてどのくらい考えられるんだろ?? 

コンデンサがダメな時って「安定してダメ」な気がしているので、この辺り詳しい人のご意見聞いてみたい(T-T)

 

この先にやっていきたいこと

 ・RS-232Cケーブルの作成

・ROMデータを吸い出したい

まず近々でやっていきたいのはこの2つかなーと思っている。

その前に安定化が必須だけど、安定するかなこのマシン…(^-^;;

騙し騙しやっていくかもなーって思う今日この頃だったりする!!

 

ではまた次回!(^-^)ノ

CASIO FP-200を引っ張り出してきた!

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最近、8085の開発環境を見直してみようと思い、あれこれセッティングをしている。
せっかく環境を作るからには、何かプログラムを組んでみたい。

でもウチにある8085のマシンってPC-8201系しかないなぁ…。

PC-8201は結構取り組んだ気持ちになっていて、この先何かを作るとしてもゲームとかかなぁ…でもそこにモチベーションはないからなぁ…なんて思ってた。

そしたら! すっかり存在自体を忘れていたマシンがあった!

 

そんな理由で引っ張り出されたのが、CASIOから発売されていたFP-200。

今回は、このマシンをゆるっとしたご紹介をしてみたい。

特にプログラム組んだりはしないからね、まだw

 

FP-200ってこんなマシン!

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見た目はこんな感じのハンドヘルドコンピュータ。

サイズ的にはPC-8201やHC-40よりも横に2cmくらい大きい。

画面サイズは20x8キャラクタとなっていて、他のマシンに比べると横が少ない。

C85-BASICが載っていて、電源ONでプログラミングが可能となっている。

 

手に入れた当初に少しだけ使ってみたが、そのあとは大したメンテナンスもせずに置いてあったので、そもそも今動くのかどうかがわからない。

使うための注意事項もさっぱり覚えていない(^^;;

というわけで、さっそく動かしてみる事に。

 

FP-200は乾電池またはACアダプタでの駆動が出来る。

ACアダプタは6V センターマイナスのタイプだが、どこかに行ってしまっていて見つける事が出来ない(整理整頓苦手)。敢えて言おう、「ちゃんと片付けたら、どこにしまったのか分からなくなった」と!(違)

 

今回は潔く乾電池で立ち上げてみる。

裏にひっくり返すと、電池が入る場所が見つかる。

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新品の単3電池2本を入れて、電源おーん!

…って事には残念ながらならない。

 

これ、オークションなどを見ているとたまに勘違いしているのを見かけるのだが、ここに入る乾電池は「メモリバックアップ用」だ。

残念ながら、ココに電池を入れただけでは起動しない。

 

じゃあ本体を動かす電池はどこにあるのか…というと、なんとココ↓。

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本体のFP-200エムブレム下に、単3電池4本を入れる場所がある。

これが実に見つけにくい。

裏からと後ろから見た時にこんな風に見える↓

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パッと見た目、電池ボックスには見えないよね…確かに。

 

このFP-200、電池を格納する場所がちょっと嬉しい。

長年電池を入れっぱなしにしておいたとしても、電池の液漏れで壊してしまう基板が、電池の下に存在しない。液漏れを起こしても電池ボックス内の限定的な被害で済むのだ。

このマシンも当時電池漏れが起きていたが、ボックス内を綺麗にすることで復活出来た。

 

ウチにあるFP-200は、運が良い事にメモリがフル装備されていた。

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今どき、個別に増設メモリを手に入れる事なんぞ不可能に近いと思うので、これは本当にラッキーだ。

私は他のポケコンでもそうなのだが、メモリ運が良いらしい(^^)

 

1つの増設メモリユニットが8KBの容量、3つで24KB。

そして本体のメモリ8KBとあわせて32KBのRAMだ。

今は3つともRAMが入っているが、イチバン右側のスロットにはROMも挿す事ができるらしく、その場合はRAM16KB、ROM8KBの増設となる。

 

さっそく電源をONにしてみよう!

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電源入った!

入ったけど……この<< Memory Illegal>>な表示は一体…

…と思うよね、ふつー(T-T)

 

実はこれ、FP-200ではよく出る表示。

起動シーケンスにメモリファイルの初期化が入っていないらしく、ヘッダー情報が壊れているとこの表示が出てしまうようだ。

このエラーが出た時には、一度メモリを初期化してやる必要がある。これを行うのがBASICのコマンドである「RESET」。気持ち的にはFORMATだったりINITだったりするのかも知れない。RESETというと別の意味を感じてしまうので、個人的にはどきどきする(T-T)

 

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これでメモリファイルの初期化が出来た。

エラー表示も無くなって一安心(^-^)

 

ところで…BASICのフリーサイズが約14KBってのはおかしい気がする。

さっきメモリはフル実装で32KBって書いたばかりなのに14KBって。

実はこのFP-200、内部に表計算アプリ(CETLと呼ばれている)が入っていて、そこで利用するメモリがすでに半分確保されてしまっている。

BASICに14190バイト、CETLに15211バイトだ(写真を撮り忘れた)。

表計算なんて使わない!BASICに全部割り振りたい!」と思ったら、やはりBASICコマンドでサイズを調整できる。

「AREA CETLで使うバイト数」とすれば良い。

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うん、なんとなく安心なメモリサイズになった(^-^)

 

この状態でCETLに切り替えると…

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0バイトFreeって事で、実質使えないって事だね。

ちなみにCETLも、BASICとの連携が出来るなど楽しい使い方があるようだ。

何か具体的な案を思いついたら試してみたい。

 

ところで…このテストをしている最中に、拡張メモリが全く認識されなくなってしまった。

何度リセットしても標準サイズのメモリしか表示されない(T-T)

本体がとても不安定な状態だ。

これは……何かハード的な問題を抱えてる気がする。

コンデンサ交換したら直るとか.そういうくらいのトラブルだったらいいなぁ…。

 

FP-200でプログラムを組むためには…

FP-200でプログラムを組むためには何をしたら良いのかを考えてみた。

まずFP-200はBASICのプログラムをLOAD "COM:"、SAVE "COM:"出来るようだ。

HC-40やPC-8201のように、別のマシンで作ったプログラムをRS-232C経由で送り込めるのだ!これを利用しない手はない!

しかもFP-200には標準でRS-232C端子が付いている。

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光を当てすぎてかえって見えづらくなってしまったが、丸い端子の左側がRS-232Cだ。

ちなみに右側はCMT(カセットインターフェース)だ。

RS-232C端子のピンアサインは資料を見つけたので、通信アダプタを作れなくはない。

ホストマシンで生成したマシン語コードをBASICプログラムに載せて、本体に送り込んでやれば、見事マシン語が起動した…って事にならないだろうか(^^;;

 

この先、もう少し調べてみたいと思う。

困ったことは…壊滅的にFP-200の資料がない(T-T)

まずはそこからですな…。

謎パーの楽しみスタート的な気分(^-^)

 

謎パーといえばNationalのJR-800、CANONのX-07なども発掘せねば。

どちらも起動した記憶があるが、プログラムを組もうとしなかったのはどんな理由だったかなー…。これらも出てきたらチャレンジしてみたい。

 

ではまた次回!(^-^)ノ

CASIO AI-1000を分解してみた!(ゆるゆる編)

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先日、Twitterの方にAI-1000を分解掃除した事を書いてみた。

液晶とパネルの間にゴミが入ってしまい、とても気になっていたのだ。

 

 

そしたら反響がそれなりにあったので、もしかして…と思って調べてみたら…。

意外にもAI-1000の分解写真って見つからない。

ほぉ…需要はありそうね…と思いつつも、ブログネタにするためだけに分解はしたくないなぁ…なんて思ってた。

 

思ってる事を正直に書けば……AI-1000って高いんです!!!

プレミアがついてるのかも知れないけれども、オークションでもフリマでも目が飛び出る価格がついてる(ToT)

そんな価値の高いモノを興味本位で分解して壊してしまったら…血の涙を流す!(ToT)ノ

そんな事を考えていたのですが…。

 

スプリングを取り付け忘れる事案が発生!

…そんな事を思っていると問題が発生しちゃうものなのかも(^^;

前回、分解した際に、本体にあるべきスプリングを取り付け忘れていた!

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組み立てた後も気が付いて無くて、机を整理していたらポロンと出てきて…。

…はて??と思い、思いつく分解したマシンを見ていったら…という事だ。

 

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本来ならば、ここにスプリングが入っているのだ!

ここにスプリングを取り付けるためには、裏のカバーの、その先のもう1枚のカバーを取り外さないといけない。こいつは…面倒だけど、AI-1000が中途半端な状態で組み立てられているのは気持ち悪い。これはやるっきゃないでしょ!!

 

お決まり文句をお伝えしますが…

私は目的があって仕方なく分解しますが、出来れば分解なんてしない方が良いです!

上にも書いた通り、せっかくのお宝ポケコンAI-1000が、分解したせいで動かなくなってしまう可能性もあります。このブログを読んだからやってみよう…なんて気を起こさないよう、お願いします。

やるとしてもあくまでも自己責任でお願いします!!!

おじさんは責任取れないからね!(TOT)

 

分解するための準備

せっかくなので、私の分解スタイルをご紹介。

参考にはならんと思うけれどもw

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まず本体、まぁこれはいいですねw

 ハードケースは分解する時にはいらないので外してしまおう。

同様にROMカードが入ってる場合も外しておく。

ROMカードロックの下に謎のシールが貼ってあるが…私はこんな感じに、ほぼすべてのコンピュータに管理番号が書かれたシールを貼っている。

これは、いつどこで手に入れて、どんな状態で、どんな修理をしたのか、この先何をやるのか、いつ電池を交換したのか…などを細かく記録してあるのだ。そうしないとアタマの悪い私はすぐに忘れてしまうw 同じ機種が複数あったりすると混乱してしまうので、こんな原始的な方法で管理をしている。

 

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私にとっては必須のマグネットトレイ。

外したネジを無くしてしまわないように、このトレイに入れるようにしている。

トレイを不用意に動かしてしまったとしても、磁力によりネジが飛んでいかないw

 

あと、下に落としてしまったネジを探す時にもトレイを使っている。トレイの裏面が強力磁石になっているので、これを床で這わすように動かす事で落ちているネジが「カチっ」と張り付くw 目に見えてなくても探す事が出来るのだ。

 

もひとつ、マグネットドライバーの先端に磁力を復活させる事もしている。トレイの裏面とドライバーをこすり合わせる事で、ある程度磁力が復活してくれる。

1つのトレイで何役もこなしてくれている万能ツールだ!(^^)

 

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作業風景としてはこんな感じだろうか。だいぶ綺麗に盛ってるけどw

ルーペが無いと何も見えないYO!

ルーペの足元にチップがたくさんあるけれども、これはZ-1GRなどから剥がしたチップを置いてある。使い道がどーにも無くて…でも捨てるのは忍びないし(^^;;

何か使用用途ある??

 

分解するよ!(全部じゃ無い)

さて、分解して行ってみよう。

でも全部じゃないよ!必要最低限のところまでに留めた。

だってマジで壊したくないモン(ToT)

 

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さて、ここまではAI-1000所有者だったら電池交換のたびに見る風景だ。

同じCASIOでもPB-1000は単3電池2本、Z-1GRなどは単3電池4本で駆動しているが、AI-1000はなぜかボタン電池のCR2032が3つ。それだけAI-1000の中身が詰まってるという事だろうか?

 

ここからネジを外していく。

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赤丸が銀色のネジ、青丸が黒色のネジがハマっている。

サイズ的には同じみたいだけど、やっぱりネジの色にはこだわりたい!

組み立てる時に間違えないように覚えておこう。

 

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綺麗に外れた。ここまでは簡単だ。

AI-1000の分解は、この先が難しい。

ネジを外した状態で触ってみると分かるのだが、外したはずの上のカバーがビクともしない。

嵌め殺し…とまでは言わないが、カバーがカチっとハマっていて外れないのだ。

SHARP PC-G850シリーズもだいぶ外しにくいが、AI-1000も負けてない(T-T)

 

以下、私がやった方法をご紹介!

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私は電池の下の部分からアプローチしていく。

この部分を最初にこじ開けるのだ。

 

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いつもならば↑上のようなこじ開けツールを使うのだが、AI-1000にはイチミリたりとも傷を付けたくない!

あくまでも自分の身体だけで開けていくのだ!繊細な作業が必要だよ!

 

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まず、開いている2つの空間の下に、左手の爪を引っかける(写真では上を引っかけてるが、見やすいように上に掛けてるだけ)。

 

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見にくくて申し訳ないのだが…左手で、先ほどの空間に爪を引っかけつつ、左側←に強く引っ張りつつ、右手でカバーを上方向(はずす方向)に引っ張る。

左手の爪にかなりの力が掛かるので、強靱なクローが必要だ!

爪が柔らかいという方は、沢山食べて強い爪を作るか、素直に機具を使うと良い(^^)

感覚的には「割れる割れる!!これ以上広げたら割れちゃう!!」ってくらいまで左手を左側←に引っ張り、その状態で右手でカバーを外すのだ。

 

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そうすると、ようやくカバーが外れる。

外れないよーって場合は、左手の引っ張りが足りない!

力加減としては、左手の引っ張り9割、右手のカバー外しが1割くらいだ。

滅多にプラスチックが割れる事は無いだろうから、躊躇せずに引っ張るのが良い。

ひとつ、気をつけなくてはならないのは、右手の力を大きくしてはいけない。

ワケはあとで説明する。

 

電池側のカバーが外れたら、ROMカードロック側も同じ要領で外す。

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これで本体の下側が綺麗に外れた。

ここで注意したい事が!

 

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外した側をそっと広げてみると、2つのフラットケーブルが繋がっているのが見える。

上の方で「右手の力を大きくしてはいけない」と書いたのは、あまりに大きな力でカバーを引っ張ってしまうと、このフラットケーブルを引きちぎってしまう。切れてしまったら修理は簡単ではないので、これは絶対に切らない注意が必要。

 

さて、ようやく片側が外れたが、ここまで来てもまだ素直に外れない。

今度は反対側を外していこう。

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増設メモリの上にある、↑この部分に爪を割り込ませていく。
実は写真ではすでに外れてしまっている(勢い余って外れてしまった…)。

ぐりぐりーっと入れていくので、ここでも強靱なクローが炸裂だ!

入ったところで、親指を内側に曲げると、かぱっと外れる。

結構な力が必要。

そして外れたのが上の写真。

同じ要領で、ROMカードロック側も外してやろう。

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これでようやく裏面のカバーが外れた。

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後から外した側はフラットケーブルなどがないので、がばーっと広げる事ができる。

フラットケーブルの限界を超えてしまわないよう、気をつけながら開けよう。

ここで、上の基板についてる黒くて長い部品が落ちてしまうかも知れない。

 

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あとで取り付ける事は簡単なので、壊してしまう前に外しておこう。

 

ここまで分解すれば、当初の目的であってスプリングは取り付ける事ができる。

前回は液晶パネルまで到達する必要があったため、液晶側の基板まで取り外した。

せっかく綺麗な状態で取り付けられたので、今回はリスク回避のためにも外すのを辞めた。

ホコリが入らないように組み立てるのって神経使うし(T-T)

 

さて、基板を少しだけ見てみよう。見える範囲でw

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正面に見えているのが液晶とキーボードがついている側だ。

この基板を外すためには、スピーカーの線をはんだで溶かして外した方が良い。

基板を止めるネジの数もそれなりに多い。

この基板を外してもキーボードがバラバラになってしまうことは無かった。

 

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こちらが電池や増設メモリが入る下側の基板。

おそらくこちらの基板を取り外せば、もっといろんなチップが見えるんだと思う。

しかしこれだけジャンパー線が飛んでる基板を外すのは避けたい。

見える範囲だけ見てみる事に。

 

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これがAI-1000の心臓部、CPUのHD61700だ。

初めて実物を見た!

へー、やっぱり実物みると使いたくなってくるね!

私はHD61700でプログラムを組んだことが無いのだ。

この流れ、PC-1350でも似た感じだったなww

 

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こっちは……なんだろね??

メモリじゃなさそうだし…。

偶然見つけたPB-2000Cのサービスマニュアルには「GATE ARRAY」と書かれていた。

電源系を司ってるチップなのかな??

うん、分からんw

とりあえずCPU見られたからいいかな!

 

さて、本題のスプリングを取り付けるとしよう。

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こんな感じ!

これで元通りにフタをしめて…

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…あ…あれ?

なんだかブタのしっぽみたいに出たぞ?

これであってるのかなぁ…(一抹の不安)

 

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はふー、なんとかなりましたね(^^)

 

今回はただ分解するだけのブログでしたが、こういうのもまとめておくと良いな…と思った。

大切なポケコンを壊しちゃったら大変だもんね!(^^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ

自己最高のFX-890Pを作った!

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ミューゼオに頑張って登録してみたけれども…ようやく気が付いた。

これはミューゼオに登録した人しか見られないのね…orz

なんだ、てっきり誰でも見られるのかと思って必死に登録してたのに(T-T)

 

登録したアイテム数は495。500までは頑張ろうと思う。

それ以降は内容を充実させていこうかな(^^)

しかし…恐ろしい事に、この495という数字が1つの部屋に入ってる数だ。

デスクトップは登録していないし月刊誌も際限なくなるので登録していない。

棚卸ししてみて、同じ本を何冊も持っているのも分かったので、整理しないと(^^;

 

さて、今回のお題!

 

FX-890Pを手に入れた!

手に入れた…って、確かFX-890P持ってたんじゃ無かった?というご指摘ありそう!

その通り、私はFX-890Pを持ってる。

しかも発売当時に手に入れたもので、それからずーっと手元にある愛着の強いマシンだ。

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液晶に気泡が出来てしまったため、偏光板を交換してある。
さらにメモリを256KBに増設し、キーをZ-1と入れ替えてあるという、おそらく世界で1台しかない自慢のマシンだ!

もちろんコレはこれで愛してるワケだけど、ノーマルも1台欲しかった。

だって「ほら、ここが違うんだよ」って比べられるマシンが無いんだもん!(T_T)

というわけで、ピュアな気持ちでノーマルのFX-890Pを探していたのだ。

 

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今回手に入れたFX-890Pはこんな感じ。大きな傷や凹みも無く極上品!

しかも届いてから分かったのだがマニュアル付きだった。

これをビックリ価格で手に入れる事が出来たのだ!

オークションではこうはいかないだろう。

 

手に持った瞬間、重さで「あ、電池が入ってる」と分かるようになってしまったw

動作確認もたいしてせず、まずは裏ぶたを開けてみる。

そして一瞬、我が目を疑う!

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え!増設メモリが付いてる!!!

ただでさえ安値だったのに、その上で増設メモリって……。

これはもう、神さまがくれたお年玉に違いない!

この増設メモリはありがたくAI-1000に取り付ける事にしたw

 

中に(おそらく新品と思われる)アルカリ電池とボタン電池が入っていた。

うーんなんという至れり尽くせり。

電池ボックスに多少の液漏れが見られたけど、ぴっかぴかに綺麗にしたよ!

なんだろ…液漏れがある事を書いてなかったので、後ろめたさでもあったんだろーか??

 

メモリを増設する!

せっかく動くFX-890Pが手に入ったので、メモリを増設してみる事にした!

素人が見よう見まねでやっているので、マネしないようにお願いしたい。

ノーマルのFX-890Pは標準で64KBのメモリを持つ。

32KBのチップが2つで64KB。

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写真ではすでにマスキングテープが貼られ、まな板の鯉状態w

ヒートガンを使ってメモリを取り外すので、周りの保護用だ。

どのくらい効果があるのかは良く分かってないが、おまじないのつもりw

ヒートガンを使えば、素人な私でも2つのメモリを30秒くらいで外す事ができる。

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あっためてポンだ!

このままではちょっとアレなので、はんだを綺麗に吸い取る。

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過去に1度だけだが、はんだを吸い取ろうとして、吸い取り線を横にズラしながら動かしていたら、パターンごと剥がれてしまったことがあった。当然、その基板はそのままオシャカになってしまった…。その辛い経験から、吸い取り線は横にずらさず上下(吸い取って上げる)を繰り返すようになった。一発アウトに追い込まれるので、慎重な作業が必要!(T-T)

 

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取り付けるメモリは、秋月電子で買ったM68AF127Bという1Mビットメモリ。

これを2つ取り付けて256KBとしている。

5つ入って400円、しかも税込みだ。

という事は256KBで160円……まぁおじさん的には思うことがイロイロとあるw

手元にあと16個あるので、さらに8台が増設可能だw ← やるとは言ってないw

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さくっとメモリを取り付けた。

以前、メモリの取り付け方について質問をされた事がある。

私はフラックスをべったべたに塗りたくって、はんだごてを横にズラしていくようなカタチで一気にはんだづけしている。youtubeにそういう動画がたくさん出ていると思うので、参考に見てみると良いと思う。素人でも意外にちゃんと出来る(^^;

テスターで通電チェックをし、よしコレで大丈夫だ!

 

トラブル発生!

さあ組み立ててメモリの様子を見てみよう。

…なんでも良いけど、このFX-890PとかZ-1GRシリーズ系は、なぜこんなにネジの数が多いんだろう…。本体をバラすのに15本以上もネジを外さないと基板が取り出せない。

組み立てる時には当然逆の事…つまり15本以上もはめないとイケナイという事で。

しかも分解にも組み立てにもはんだごてが必要だ!

本当にこのマシンのメンテは大変(T-T)

 

…なんて事を思っていたら…ふと手に力が入ってしまい……

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ぎゃあああああ!!!!

スピーカーの線が根元から千切れてしまった!!

ここって…はんだづけで付けられないんだよなぁ…。なんか素材が違うの??

過去にも千切ってしまったことがあり、コリはもうどーしたら…(ToT)

 

……なんて事を言いつつ、実はこんな事もあろうかと代替のスピーカーを購入してあった!

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少し径が違うため、音の鳴り方が変わってしまうかも知れないな…。

でも鳴らないよりかはマシ!

 

ちなみにこのスピーカーはAmazonで5個677円で手に入れていた!

 

 

さらに面倒なトラブルに気が付いた!

本体を仮組みし、電源を入れる最低限の体裁を整える。

ネジは最低限を取り付け、ボタン電池の左側にあるスプリングは取り付けないw

だって面倒なんだもん!!

そして電池を入れ起動してリセット!

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よっしゃー!メモリ増設成功!

あとで「SYSTEM *」もやってみなくちゃ!

やっぱりFX-890Pの液晶はパキっと表示されて気持ち良いね(^-^)

気を良くして、BEEPの音程のチェックもしてみよう!

BASICでBEEPと打ち込みリターン。

……あれ?リターン…リターン!!

なんと!!!!

リターンキーが反応しない!(TOT)

え?ちょっと待って!リターンキーはこれ1つしかないので、反応しなかったら何も出来ない!

他のキーは?え?え?

もう完全にパニック(^^;;;

 

結局、すべてのキーをチェックしてみたところ、リターンキーと、その上にある「ー」マイマスキーが反応しない。

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「/」や「*」、「E」はちゃんと反応する。でもリターンと「ー」がダメ。

うーん…これはキーマトリクス的な組み合わせとかじゃ無さそうだから、きっと物理的な接触不良とかなんだろうか…。

 

…きっとこれに出品者は気が付いていて、それを書かずに出したモノだから安値に設定していた…というのが真相ではないだろうか?

 

何はともあれ、リターンキーが押せなかったら何にも出来ない。

電卓にすらならないのだ。

これはキーのメンテナンスをしなくてはならない。

上にも書いた通り、とにかくネジが多いのだ…

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まずこの状態にするまでに、外すネジは20近い。

これは2枚に卸したあとのキーボード側。

この真下にキーボードと液晶が付いている。

緑色の基板が液晶が付いているユニットだ。

液晶ユニットと、その下にある黒いキーボードを固定しているカバーを外す。

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キーボードを固定しているカバーの内側はこうなっていて、この黒い丸の部分が裏側にある基板を通電させてキー入力を発生させる…のだと思う。あんまり分かってないw

ここから1枚ずつ剥いていこう。

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違いが分かりにくいが、透明なカバーのようなモノを取り外している。

拡大して見るとなんとなく分かるはずだ。

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これでようやくキーが露出した。

ここにくるまでの間の、どこかで接触不良が起きているはずだ…。

ちなみにキーは1つ1つが独立していて、間違ってバラバラにしてしまうと組み上げるのに結構な苦労をする。これ、工場で組み立てる時に大変なんじゃないだろうか…汗

 

気になるところをチェックし、逆順で組み立ててみて動作チェック。

そんな事を何度となく繰り返したが、一向に改善されない。

これは…もしかしたら基板の断線なのかも知れない(T-T)

残念ながら、私には断線を直すだけの腕と気力が無い!

仕方が無いので……ニコイチする事にした!

 

Z-1シリーズは不動品をいくつか手元に置いてある。

これらから部品を調達するのだ!

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↑こちらがこのたびのドナーとなっていただいたZ-1GRさん(29)。

ご覧の通り、FX-890Pとはちょっと違う色をしている。そのため、見える部分の移植はしづらいのだが、今回はキーボード周りということで見えるところではない。問題ないはずだ。

そしてまた20本以上のネジを外しつつ、必要と思われるセットをFX-890Pに移植した。

これだけ作業するのに2時間近く掛かってしまった…。

そして苦労のかいがあり、FX-890Pのキーはキチンと入るようになった!!

 

さらに本体を分解したついでもあったので、内部のコンデンサを交換した!

これで完璧になったはずだ!(^-^)

 

ようやく完成したFX-890P!

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上が今回メンテナンスしたFX-890Pノーマルだ。

下は私が勝手改造したFX-890P(改)。

見た目がだいぶ違っているが、元は同じFX-890P。

 

そして気になるスピーカーを交換した音だが、やはり標準の音よりも音程が高くなってしまった。スピーカーの径が小さい分、上がってしまったんだろう。まぁ…気にしなくても良いレベル(^^;;

 

Twitterで「今年はハードあんまりやらない」って書いた矢先にコレやっちゃったw

まぁ…すみません、ハイ(^^;;

やっぱりお気に入りマシンが出来上がったので、何か作らないといけないですかね(^^)

どうしようかなーむふふ(^-^)

 

ではまた次回!(^-^)ノ

MZ-80B活用研究の思い出

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muuseo.com

ミューゼオに登録しまくっているけれども、一向に終わる気配が見えてこない。

現在の登録アイテム数380。

書籍も登録してしまっているため、数が爆発している。

この先、周辺機器も撮影しつつテキストもまとめて行こうと思っているので、ヘタすれば数年レベルで掛かるのかも知れない…。

でもまぁこの先も含めて自分の資料を残せると思えば悪くないかな。

 

そんな整理をしている中、自分的にとても懐かしいアイテムが出てきた。

それが電波新聞社から発売されていた「MZ-80B 活用研究」。

 

MZ-80Bへの想い

最初に使ったパソコンは、NECPC-8001だった。知人宅で使わせてもらっていたので手元に本体は無かったのだが、私の中ではイチバン使い慣れたパソコンとなっていた。PC-8001系の書籍も知人宅に沢山あったため、見るのに不自由はしていなかったのだが、やっぱり他のマシンの情報も見てみたい。

 

そう思って、確かお年玉が出たタイミングで電波新聞社の「MZ-80B活用研究」と工学社の「FM-8活用研究」を手に入れた。

本命はFM-8活用研究だった気がする…そして余ったお金でMZ-80B活用研究を買った…イメージ。

FM-8活用研究の方はサブシステムのソースが載っていたので、当時から今に掛けて読みまくってボロボロになってしまった。でも今もちゃんと残してある。

 

そしてMZ-80B活用研究。

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この本でMZ-80Bに惚れ込んでしまった!

MZ-80Bのカタチがすごく好きなんですよね!1980年代初頭にコンピュータの完成形に出会ってしまった!!…と当時は思ってましたw

その後に出たMZ-2000の時にも同じことを言ってましたが何か?(^^;

 

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この画面を見た時なんか「すげー、MZ-80Bともなると時計が何個も入ってるんだ!」って妙に変な納得をしてしまった覚えがあるw

 

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中身は前半がこんな感じでMZ-80Bの使い方が書かれてる。イラストといい写真といい、懐かしい感じがするよね(^^)

 

そして数ページ後からはゲームのソースリスト!

 

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この画面!!

画面シュールなのは良いんだけど、この手の内容なゲームって今は厳しいんだろうな…w

だって英単語間違えるだけでゲームオーバーになって首つっ○ゃう!

そして正解するだけで無罪になる理不尽w

 

そしてこのあとはBASICリストがずらーっと載っている。

この当時はBASICの種類とかあんまり分かって無くて、シャープのBASICとかHu-BASICとか言われてもピンと来てなかった。種類が違うけど何が違うの?みたいな。

この本で、だいーぶMZ-80BのBASICを見慣れました。この本がなかったら苦手意識が出ていたかも知れない。

 

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このゲーム!

ネーミングも良かったけど、ゲーム内容も面白かった!このゲーム、生まれて初めてカセットで買った!でもMZ-80B持ってなかったwデパートの売り場に行ってはロードさせて遊んでたw

他の機種に移植してみようと思ったのも、このゲームが最初かも。

 

この本で特に気になっていたのが…コレ!

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「ハドソンソフト ミソラーメン グループ」!!!

ミソラーメンですよ、みそらーめん!

こんな素敵なグループに所属できるなんて!!当時、憧れましたw

 

…なんて感じにね、1冊1冊見るたびに想いがよぎるわけですよ!

これじゃあ登録作業するだけでも大変だ!(T_T)

 

そんなこんなで今日も登録作業を頑張りまーす!

ではまた次回!(^-^)ノ